ネパール人が経営するインド・ネパール料理店（インネパ店）での飲みが静かなブームになっていると教えてもらい、詳しい方と一緒に「ルーフトップビアガーデンヨコハマ」へ行ってきました。結論、ネパール料理ははまります！

ルーフトップ ビアガーデン ヨコハマ

横浜駅西口から徒歩7分。家系総本山「吉村家」そばの横断歩道を渡った、平沼高校の隣の雑居ビルの4階です。知らなかったら絶対に入らないであろう店ですが、リピート決定！友人を連れて行きたいお気に入りの店になりました。

今回はカレーライター・フードジャーナリストの はぴい（飯塚敦）さんに案内いただき、メニュー選びは全てお任せし、ネパール料理を堪能してきました。

インネパ店とは

インネパ店は「インド・ネパール料理店」の略。街のインド料理店の多くはネパール人が手がけていることが多いのだそう。私のような素人だと見分けがつきにくいけど、ルーフトップビアガーデンのように「ネパール国旗」が掲げてあるお店はわかりやすいですね。

このメニューでいえば「KHANA(カーナ）」はネパールでしっかりとした食事のこと。軽食は「KHAJA（カジャ）」。多くの人がこのカレーのセットのページを注文するのではないかしら。

4人でカジャをつまみに飲んだらどれもおいしくて驚きの連続。今までインネパ店でカレーしか注文してこなかったのは、もったいなかったなぁと後悔しました。

ネパール「カジャ」はつまみに最高

最初に食べたのが「グンドゥルク」。発酵後に乾燥させた保存食の青菜のことで、ネパールではこのグンドゥルクが料理によく使われます。アーチャーは漬物のこと。酸味やうまみが凝縮されていて、炒り豆がアクセントになるクセになる味でした。お酒がすすむし、ごはんにのせて食べたい。

ポテトをクミンで炒めた「アルージーラ」、スパイスや野菜がたっぷり乗ったパリパリせんべい「マサラパパド」。歯ごたえがハードな「砂肝フライ」。干し肉の和えもの「マトンスクティサデコ」。

ネパールではお酒を飲むときに、まず最初にサデコ（和えもの）を注文することが多いそうです。

大きめの豚肉と玉ねぎ、ピーマンを炒めた「ポークチリ」は、酢豚よりもこっちの方が好きかも…と同行者から好評だった一品。

ネパールはインドと中国チベット自治区に接する土地柄、インド料理や中華料理、チベット料理が融合された料理で、もしかしていいところ取りなのでは？とその魅力に気づきました。

最初に注文した料理をひととおり食べ終えたところで、寒くなってきたので4階の店内へ移動しました。

ネパール名物「モモ」

まだまだ続くネパール料理。チキンチャウミン（650円）とスープモモ（700円）を注文。チャウミンは日本の焼きそば、モモは餃子というより小籠包に近いかな。モモはいろいろなスタイルがあって、ルーフトップテラスは濃厚なゴマのスープ仕立て。お店のよっても作り方や味づけが異なるので、食べ比べするのも楽しそうですね。

達人のチョイスでネパール料理を堪能することができました。

今回の訪問でおいしいものから覚えたネパール語がこちら。

• サデコ（和えもの）
• アーチャー・アチャール（漬物）
• チャウミン（焼きそば）
• セクワ（炭の上で調理する串刺し肉料理）
• グンドゥルク（発酵乾燥葉野菜）
• アルー（じゃがいも）
• ジーラ（クミン）
• スクティ（干し肉）
• パパド（薄焼きせんべい）
• バラ（豆のお焼き）
• チャタマリ（ピザ）
• ワイワイ（インスタント麺）
• モモ（ネパール風餃子）

簡単なネパール語を覚えておくだけで注文しやすくなりますね。

通いたくなる隠れ家

ルーフトップテラスからはみなとみらいの夜景も楽しめ、16時から19時までのハッピーアワーは生ビール、ハイボール、カクテル、サワーなどのドリンクが半額（450円→225円）。一部おつまみも割引に。もちろん、定価で食べてもリーズナブル！

• グリーンサラダ　450→350円
• フライドポテト　400円→299円
• ワイワイサデコ　400円→299円
• ピーナツサデコ　400円→299円

（ワイワイ＋サデコの意味は覚えていますか？）

からい味付けが多めですが、インド料理ほど香辛料が強すぎず、野菜料理が多いので日本人の口に合いやすいと思います。

ネパールのドリンク

• 生ビール450円
• ジョイカッテ450円　
• ソフトドリンク　300円

友人がネパールアルコール「ジョイカッテ」を注文したら、アルコール度数が35度もあるロキシーという稗（ひえ）酒に、炒った米とギー（バターのうわずみ）が浮いた焼酎のお湯割のようなお酒が出てきました。何事もチャレンジですね。

私は寒くなったので後半は温かいお茶を飲んでいたのですが、ネパールスペシャルティ（ミルクティ）がスパイシーでとてもおいしかったです。デザート系メニューはありませんが、程よい甘さがありこれだけで十分満足。カフェ利用もありかもしれません。