桜が満開の今週末、3年ぶりに規制のないお花見を楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか。花散らしの雨が続いて残念ですね。雨の合間に「本牧山頂公園」の桜を見に行ってきたので、開花状況を紹介します。

横浜山頂公園

本牧山頂公園は、横浜本牧の山頂にある見晴らしの良い公園です。22ヘクタール（東京ドーム約5個分）の広い敷地には、休憩所を中心にまきばの丘、どんぐりの丘など5つの丘があり、憩いの場所として親しまれています。

駐車場に一番近い観山広場の「ひざくらの丘」には、横浜で生まれた桜「横浜緋桜（ヨコハマヒザクラ）」の原木があります。

観山広場ひざくらの丘

観山広場には、本牧ゆかりの日本画家・下村観山画伯を顕彰する石碑があり、ヨコハマヒザクラの原木もあることから「ひざくらの丘」とも呼ばれています。

広場を囲むようにソメイヨシノとヨコハマヒザクラが咲いていて、色のコントラストが美しい。ソメイヨシノは、８〜９分咲でほぼ満開でした（3月24日）。

ヨコハマヒザクラの原木

ヨコハマヒザクラはソメイヨシノよりも早咲きで、ここ数日の雨風で散って花数は少なくなりましたが、満開の木もまだありました。散った花びらのピンクのじゅうたんもきれい。

ヨコハマヒザクラは横浜で生まれた桜です。観山広場のひざくらの丘には、中区制70周年を記念して植樹されたヨコハマヒザクラの原木があります。他の品種に比べて花の数が多く、濃いピンクの花がモリモリでかわいい。

本牧山頂公園では、2月のカワヅザクラから始まり、早咲きのカンヒザクラ、ヨコハマヒザクラ、そしてソメイヨシノへと桜リレーが楽しめます。センター広場など場所によってはまだ2,3分咲きのところもありましたので、雨があがったらゆっくりと散歩を楽しんではいかがでしょうか。