こんにちは。子どもたちが通う小学校で給食にナピラが出ると聞き、「その日休んでもいいよ？代わりに給食食べに行ってあげる！！」と半ば本気で聞いちゃいました、ナピラ大好きiDuuuです。

今回は本庄市千代田にあるカフェ「NINOKURA」さんにおじゃましました。

本庄市には「本庄宮本・蔵の街」と呼ばれる場所があります。旧中山道から小道に入ったこの場所です。ここには明治から大正の時代に築造された3つの蔵が立ち並びます。手前から、明治12年築造で書類などの保管に使われていた【一の蔵】。そして真ん中の白壁の蔵が、明治22年築造で味噌、醤油の蔵の【二の蔵】。そして写真一番奥、赤煉瓦の蔵が大正10年築造の酒蔵【三の蔵】。

今回ご紹介するNINOKURAさんは、その名の通り、先述の二の蔵をリノベーションし、カフェとして、平成23年にオープンしました。以来、テレビなどのメディアで多く取り上げられています。

早速お店に入ると、蔵の中ということもあり、隠れ家のような雰囲気です。店内は土壁に囲まれ、絵本なども飾られ、オシャレな空間が広がります。家庭的なテーブルやソファ、程よいライトで居心地が良く、くつろぐことができます。

カウンター席もあるので、ひとりでも気兼ねなく来店でき、ひとり時間を有意義に過ごすことも可能。写真左の蔵主は、とても気さくでお話ししやすいお人柄。彼女は「敷居を低く、幅広い世代の方が来られるお店作り」を目標にしていると言います。

こちらは食事メニュー。元々、味噌醤油蔵だったことから、大豆や豆類を取り入れたメニューに力を入れているんだとか。

こちらは飲み物やデザートのメニュー。オープン当初は数種類だったそうですが、今では、迷ってしまうほど、豊富な種類があります。人と関わることが好きな蔵主がお客さまのニーズに応える形で、だんだんと増えていったのだそうです。

地産地消に取り組み、鮮度が良い季節のお野菜を使っています。色とりどりの小鉢が並んだお料理です。素材の味が活かされる優しい味付けでした。一食でたくさんのおかずが楽しめ、大満足です。

ご当地グルメが大好きな私は、選びきれず、ナピラとつみっこを注文。私の中では勝手に「本庄御膳」と呼んでいます。

ナピラは納豆ピザライスの略で、本庄市のご当地グルメ。今年に入り、学校給食でも提供された本庄人にはなじみのあるソウルフードです。NINOKURAさんのナピラには、枝豆やコーンも入り、とても色鮮やかです。優しい味付けで、具材の味が納豆の味に消されることなく、素材そのものの味も楽しめる食べ応えのあるナピラでした。

こちらはつみっこです。つみっことはいわゆる「すいとん」のことです。練った小麦粉を手早く「つみとる」ことから名づけられました。かつて養蚕が盛んだった頃から親しまれている、郷土料理の一つで、「ナピラ」と並ぶ本庄グルメです。

NINOKURAさんのつみっこは丸くて可愛らしいつみっこです。とても柔らかく、ふっくらとしていました。こちらにもたっぷりと大豆が入っていました。スープはお醤油とお味噌ベースであっさりした中にもコクがあり、寒い日には特に身に染みます。

ちなみに、2階は20帖ほどの広さがあり、板の間席として、絵本やおもちゃも置いてあるので、小さなお子さま連れでも気兼ねなく、来店できます。その他、フリースペースとして貸し出しもしています。ママヨガや、オープンマイク、健康体操やゴスペルなどの教室として様々な用途で使われているのだとか。こちらのスペースは原則1時間800円で貸し出していますが、用途目的によって違うため、「ご相談ください」とのことでした。

NINOKURAさんは駐車場も12台完備されています。満車の際はお声かけくださいとのことです。

歴史的な蔵を利用したカフェ、NINOKURAさんはいかがでしたか。蔵主は「たくさんの方が気軽に立ち寄り、色んなつながりを持ってもらいたい」と言います。もうすぐ節分。大豆を取り入れたメニューが豊富なNINOKURAさんに、ぜひ気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。SNSで随時情報を更新されています。また、1月31日まで開催の本庄商工会議所内の「ナピラにKoiして委員会」主催「ナピラに恋するスタンプラリー」に、NINOKURAさんも参加されています。イベント終了間近なのでこちらもぜひチェックしてみてくださいね。

※ナピラに恋するスタンプラリー※

公式HP