こんにちは。子どもの頃、バレンタインデーでは張り切りすぎて熱が出た苦い経験があります、iDuuuです。

今回は本庄市児玉町にある、パンとケーキとお菓子のお店、「Malon(マロン)」さんにおじゃましました。

白い壁に赤い屋根のかわいいいお店がマロンさん。創業は1951年(昭和26年)。当時「児玉製パン」として誕生。食べることもままならない時代に、「おいしいパンを届けたい」という思いでお店を始めました。1974年に「Malon(マロン)」に改名。名前の由来は、響きがかわいらしく、かつ、耳に入りやすく残りやすいからなのだそう。2代目で現社長の田端泰弘さんは87歳で現役のパン職人。お客さまにおいしいパンを提供するため、朝4時からパン作りに励んでいます。

店内は天井が高く日差しも入り、明るく入りやすい印象です。入ってすぐ正面にはズラリと並んだたくさんのパンがあります。

パンは、バタースティックやレーズンブレッド、ハムロールにカレーパンなど、とても種類豊富です。キャラクターパンやきんぴらごぼうパンもありました！

パンの他にお菓子もたくさん！！一部のパッケージには地元の美術部の高校生がデザインした絵が使われており、塙保己一先生やこだま千本桜など、本庄児玉にゆかりのあるものが描かれています。

こちらはマロンさんの『ラ・セーヌ』。ラ・セーヌは、レーズンとくるみのフランス菓子です。なんと、昭和47年に第4回全国洋菓子展示大品評会最優秀技術賞を受賞されています。

店内に賞状と記念品が飾られていました！

そして店内入って右奥にはコッペパンのコーナーがあります。マロンさんでは、お好みのコッペパンに、ジャムやクリームなどのペーストを塗ったり、フレッシュサンドにしてもらうことが出来るのです。

右のショーケースにはフレッシュサンドに使うお野菜やチーズ、ハムなどがあり、左のショーケースにはジャムやクリームのペーストが並んでいます。

コッペパンはこちらの6種類。左下のスタンダードなコッペパン以外は、50個限定で販売しているので、土日祝日などは14時頃に売り切れてしまうこともあるのだとか。

フレッシュサンドのメニューはこちらです。地元のお野菜や卵を使っています。トッピングもできるので、自分好みに作ってもらうことも可能。夏には手作りアイスが入ったアイスコッペが販売されたり、クリスマス時期にはメニューにお肉も入るそうで、春夏秋冬楽しめます。2月からは期間限定でいちごコッペも販売開始！

そしてこちらがペーストです。なんと全部で16種類！！

片側だけつけることも可能。両側に異なるペーストを選ぶことも可能。なにも塗らないパターンも可能。パンが6種類、ペーストが16種類。なんと、1500通りを超えたバリエーションがあるのです！！

その中で……

こちらのチョイスが人気なのだとか。ちなみに私はここには載っていませんが、黒糖コッペパンにきなこクリームと抹茶クリームがおすすめです！きなこの味と抹茶の味、それぞれはっきりした味の中にもまろやかさがあり、それをコクがある黒糖コッペが包み込むように味をまとめてくれます。

抹茶クリームとモカクリームは秋冬限定で、気候にもよりますが、だいたい例年10月後半から3月いっぱいくらいまでだそうです。そして夏季にはさっぱりとブルーベリー、きいちご、レモンジャム、オレンジジャムが登場するので、年間を通すとバリエーションが更に増えますね。

ペーストの数が多い理由について、「選べると楽しい、そしてそれを目の前で塗るのはライブ感があって更に楽しいから」と、経営しているご家族のひとり小林孝世さんは言います。たしかに、子どもと行くと、子どもがショーケースを覗き込み、「どれにしよう、あれもいいな、これもいいな」とウキウキしながら選んでいます。

コッペパンの他に、ショートケーキやチーズケーキなどのケーキ類やプリンなどもありました。節分の期間限定で恵方ロールも！！今年の方角は東北東です！

バレンタインに向けても商品がズラリと並んでいました！！

こちらの生チョコレートをはじめ、生チョコクッキーサンドや、ラム酒を使ったチョコボールもあります。

コッペパンやお菓子、ケーキの他にも、オーダーでアイシングクッキーも販売しています。

今回お話しを伺った小林さんは、「お店に立っていると、当時小さかったお子さんがしばらく経ち、大学生になってお店に来たことがあった」「毎年誕生日ケーキを買いに来てくださるお客さまもいて、”大きくなったなぁ”と思う」と話します。地域から愛されていると同時に、お客さまに対しても、とても深い愛情を感じました。

マロンさんの商品はどれも、優しい味で、コクがあり、食べているうちに深みが出てきます。

コッペパンだけでなく、調理パンやお菓子にケーキ、本当にたくさんの商品があり、バラエティに富んでいるマロンさん。季節ごとの限定商品も楽しみです。

ぜひお気に入りを見つけに行ってみてはいかがでしょうか。

《取材ではMalonさんご協力により、お菓子とコッペパンを無償で提供いただきました。とても美味しくいただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。ごちそうさまでした。》