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【神戸市長田区】神戸でういろうと言えばこれ!モッチモチの「長田のういろや」のういろ

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

和菓子のういろう(ういろ)といえば名古屋名物で、知名度で言うと青柳ういろうが圧倒的ですが、神戸にも老舗のういろうのお店があります。それが、神戸市長田区の長田神社近くの参道にある「長田のういろや」。これが名古屋のとは一線を画す味で美味しいんです。

お店の場所は、神戸市営地下鉄山手線 長田駅、神戸高速線(阪神・山陽) 高速長田駅を下車し、北へ約400m、長田神社からは南に250mほど。長田神社前商店街にあります。目印はグルメシティ長田店、ちょうど向かいにあります。

正式には「長田ういろや本舗」ですが、「長田のういろや」という呼び名で親しまれています。お店にも「ういろや」という看板がありますね。

ショーケースには、羊羹、焼菓子、生菓子等いろんな和菓子がありますが、こちらの看板商品はなんといってもこのういろ。ういろうではなく「ういろ」です。名古屋でも、青柳は「ういろう」、大須は「ういろ」とお店によって呼び方が違います。

ういろは「白」と「抹茶」の2種類。創業当初からの製法・配合にこだわり、機械は使わずに職人の手によって作られています。

「長田のういろや」は、創業が明治10年。初代の店主が長田神社正門前で茶店を出したのがはじまり。二代目店主が研鑽を重ね、「白ういろ」と「抹茶ういろ」の製造方法を確立し、代々の主人や限られた職人たちにより、現在までその味を守り続けています。

こちらは抹茶味のういろ。

今まで名古屋のういろうしか食べたことない人が口にすると、ちょっと驚くかもしれません。とにかく、長田のういろはモッチモチなんです。まるでお餅のよう。名古屋の青柳ういろうなどとは全く違う独特の食感。米粉・砂糖・葛を使い、甘さを控えたシンプルな味わいが魅力です。

ぷるんぷるんと震えますよ〜
切ろうとしても粘り気が強いのでうまく切れません。
写真からもそのもちもち感が伝わってきませんか?
長田のういろを食べると、もう他のういろは食べられません。

こちらは白のういろ。甘さ控えめの上品なお味で美味しいです。(2024年2月追記)

ぷるんぷるん具合がわかるよう動画で♪

店舗はこの長田区の本店だけですが、長田区で行われているイベントにも時々出店されているようです。

また、新長田駅前の東急プラザ地下にある西友の和菓子のところでも販売されています。直営店ではないですが、こちらでも常時買えるようです。(2024年2月3日に確認)。それと、神戸阪急地下の銘菓日本の味のコーナーや阪神梅田本店でもごくたまに売られているようです(2024年1月下旬に確認)。

わざわざ長田まで足を運んで食べていただきたい「長田のういろや」のういろ。お正月の長田神社への初詣の機会にでもぜひ!

基本情報

店名:長田のういろや(長田ういろや本舗)
住所:兵庫県神戸市長田区長田町1丁目3-1 長田神社前商店街
電話番号:078-691-0987
営業時間:9:00〜18:30
定休日:火曜日(変更する場合があります)年末年始についてはお店に要確認

長田のういろや 公式Facebook
長田のういろや 公式Instagram
長田のういろや 公式Twitter

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WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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