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【注目の新店】錦糸町に粋で粋で粋なワインとスパイス小料理のお店誕生『Dal Mellow ダルメロ』

カレー細胞/松 宏彰カレーキュレーター

まさかの東京・錦糸町に、粋で粋で粋なワインとスパイス小料理のお店が誕生。

早くも話題になっています。

『Dal Mellow ダルメロ』

2023年10月21日、錦糸町北口にオープン。

お店のロゴ、そして入り口にはおや?クリクリクリッと丸っこくかわいい文字が。
お店のロゴ、そして入り口にはおや?クリクリクリッと丸っこくかわいい文字が。

南インド・ケララ州のローカル言語、マラヤラム文字
南インド・ケララ州のローカル言語、マラヤラム文字

雰囲気抜群の店内は、古い古い理髪店を改装したもの。

ブルーライトに輝く棚は剃刀の殺菌に用いられていた「殺菌線消毒器」。現在はワイングラスのストックに用いていました
ブルーライトに輝く棚は剃刀の殺菌に用いられていた「殺菌線消毒器」。現在はワイングラスのストックに用いていました

ずらり並ぶのはスパイスではなくインド料理に用いるさまざまな豆(=ダル)のボトル
ずらり並ぶのはスパイスではなくインド料理に用いるさまざまな豆(=ダル)のボトル

実は私、こちらのオーナーシェフ豊島啓介さんとは昔から遠からぬ縁がありました。しかもカレーや飲食とは関係ない、アニメの世界で。

『やさいのようせい N.Y.SALAD』というアニメ、最初のテレビシリーズの総合演出を私が担当し、3D劇場版の演出を豊島さんが手がけたという。

豊島さんのクリエイティブな感性とディテールへの凝り具合は、お店の世界観だけでなく料理にも生かされていました。

めくるめくスパイス料理コースとワインのペアリング

料理はコース仕立て。

当面は土日営業が基本で、お店のInstagramから翌月分の予約を受け付けています。

コース料理の価格は4,600円。ワインペアリング5種(ハーフ) 4,200円を組み合わせるのがオススメ。

南インド・ケララをはじめとしたインドの料理を基調としながら、独創に独創を重ねた料理の数々はまさに新感覚。

その内容を細かく書くとキリがないので、写真と簡単な説明でざっとご紹介しましょう。

見るだけでもそそられますよ。

(料理の内容は10月時提供のものです)

【ダルプリウプマ】丸くて中空のインドの屋台スナック「パニプリ」の中にウプマ(セモリナ粉で作ったポテサラ的軽食)、カチュンバル(インド式サラダ)。そこに下の器に入ったダル(豆)スープを注いで一口でいただきます。
【ダルプリウプマ】丸くて中空のインドの屋台スナック「パニプリ」の中にウプマ(セモリナ粉で作ったポテサラ的軽食)、カチュンバル(インド式サラダ)。そこに下の器に入ったダル(豆)スープを注いで一口でいただきます。

【薩摩芋とミントのパチャディ】南インドでミールス(定食)の中の一品としてよく出てくる、ココナッツとヨーグルトを用い具材を和えたソース「パチャディ」を一品料理にアレンジ。仄かにライムの酸味も加わり実にさわやか。フレンチのコースで言えば、前菜の次に出てくるヴィシソワーズといった役割ですね。
【薩摩芋とミントのパチャディ】南インドでミールス(定食)の中の一品としてよく出てくる、ココナッツとヨーグルトを用い具材を和えたソース「パチャディ」を一品料理にアレンジ。仄かにライムの酸味も加わり実にさわやか。フレンチのコースで言えば、前菜の次に出てくるヴィシソワーズといった役割ですね。

ワインはローカリティや一般的メソッドの縛りなく、純粋にそれぞれの料理に合うものを一皿一皿ペアリングしていきます。
ワインはローカリティや一般的メソッドの縛りなく、純粋にそれぞれの料理に合うものを一皿一皿ペアリングしていきます。

【焼き茄子と納豆のバルタ】インド料理のナスを焼き茄子、ダルを納豆に置き換えて和印融合?と思わせつつ、中東のデュカをイメージしたクラッシュナッツ&ミックススパイスを加えるなどイマジネーションは自由自在。
【焼き茄子と納豆のバルタ】インド料理のナスを焼き茄子、ダルを納豆に置き換えて和印融合?と思わせつつ、中東のデュカをイメージしたクラッシュナッツ&ミックススパイスを加えるなどイマジネーションは自由自在。

【エリンギ グリーンダルダル】グリンピースのスープに別のダル(豆)スープを合わせた、豆×豆のWスープで「ダルダル」。エリンギの上からスパイス油をかけて仕上げ、旨味と香ばしさが更に立体的に。
【エリンギ グリーンダルダル】グリンピースのスープに別のダル(豆)スープを合わせた、豆×豆のWスープで「ダルダル」。エリンギの上からスパイス油をかけて仕上げ、旨味と香ばしさが更に立体的に。

【鯖のポリチャットゥ アッパム添え】南インド・ケララ州で親しまれる、魚のバナナリーフ蒸し焼き料理「ポリチャットゥ」。現地ではKARIMEENという淡水魚がよく用いられますが、こちらではサバを使用。
【鯖のポリチャットゥ アッパム添え】南インド・ケララ州で親しまれる、魚のバナナリーフ蒸し焼き料理「ポリチャットゥ」。現地ではKARIMEENという淡水魚がよく用いられますが、こちらではサバを使用。

【マンゴーライス/バターミルクラッサム/栗と生姜のアチャール/パンダナスチキン】青マンゴーで炊いたライスに用いるのは貴重な南インド米「ソナマスリ」。「パンダナスチキン」はチキンのパンダンリーフ包み。
【マンゴーライス/バターミルクラッサム/栗と生姜のアチャール/パンダナスチキン】青マンゴーで炊いたライスに用いるのは貴重な南インド米「ソナマスリ」。「パンダナスチキン」はチキンのパンダンリーフ包み。

インド、とりわけ南インド・ケララ州の料理を基調とし、深く考え抜かれアレンジされた料理の数々。何周もの捻りを見せながら、結果としてシンプルに美味しく楽しめるコースに仕上がっているのは流石のクリエイティビティ。

料理にはスパイスの香りは存分に活かされているものの、辛いものが苦手な方でも安心。

ワインと合わせる楽しさもひとしおで、イノベーティブなフレンチや和食を楽しむような気分でスパイス料理を堪能できます。

知名度こそまだまだこれからですが、確実に予約殺到店となるポテンシャル。

今のうちに是非、トライしてみてくださいね。

Dal Mellow (ダルメロ)
〒130-0012東京都墨田区太平1丁目22−14
電話:非公開
営業日:土・日 (予約のみ 18時一斉スタート)
公式Instagram(予約受付)
公式X(旧twitter)

カレーキュレーター

大手CM制作会社にてディレクター・広告プランナー・執行役員を務めたのち2021年独立。カンヌ広告祭金賞、NY.OneShow銀賞などの他、TVアニメ「やさいのようせい N.Y.SALAD」総合演出、渋谷スクランブル交差点4面ビジョン連動アニメ「トキノ交差」などを手掛ける。その一方で日本全国からアジア・アフリカ・南米に至るまで4000軒以上のカレー店を渡り歩き「カレー細胞」の名でカレーカルチャーの振興に向けた活動を行う。「マツコの知らない世界」などメディア出演多数。主なイベントプロデュースとして「JAPANESE CURRY FESTIVAL」などがある。ポケットカレー株式会社代表取締役。

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