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【大人っぽいラクガキ】辰を簡単に描く【黒ペンマジック】

かとう・さくらイラストレーター

新年あけましておめでとうございます。

イラストレーターのかとう・さくらです。

「今日からあなたも絵描きさん」をテーマに、楽しく絵を描くアイデアやコツをお伝えしています。

今年の干支、辰。

ウサギやヘビはかわいくデフォルメしやすいですが、辰。

十二支の中でもダントツで描くのが難しいように思います。

簡単お絵描きと言えば、丸っこいゆるキャラ風が定番ですが、今日は大人っぽくスマートな辰を描きましょう!

15分で描ける方法をお伝えします!

本日のお題は「カッコイイ辰」です。

準備するもの
・アルコールマーカー(or 色鉛筆 or 絵の具) 2色 (キミドリと黄色)
・黒ペン(細めでしっかり発色する黒、オススメはミリペン)
・白ペン(or白の絵の具)

描き方

(1) まずはキミドリで曲線を引く


左側(頭)から描き始めます。

右側(しっぽ)が細くなるように、だんだん力を抜きつつ一筆書きです。

(2) キミドリで頭〜体を太くする

頭部の先は鼻になります。逆かまぼこ型みたいな形です。

耳も付けましょう。

(3) 脚を付ける

それぞれの脚の向きが揃いすぎない方が格好良く仕上がります。

特に前脚は付け根を太くすると格好良いです。

(4) 黄色で角と球を描く

角はまず真ん中の線を描いてから、横の枝を足すと描きやすいです。

ここまでがカラーの部分。

続いて黒ペンに移りましょう。

(5)前脚を描く

輪郭を描いてから塗りつぶしましょう。

キミドリで大まかな形は描いてあるので、その輪郭をなぞってから、指と爪を付け足すと簡単です。

左前脚は球を掴んでいるイメージで…。

(6) 後ろ脚を描く

奥にある脚(右後ろ脚)は全部黒で塗りつぶし、手前の脚(左後ろ脚)は付け根の部分のキミドリを少し残すと奥行きが出ます。

(7) 顔を描く

キミドリの顔をまず塗りつぶし、耳と顔周りの毛を描き足します。

耳と毛の間を細く塗り残すと、耳が埋もれなくて良いと思います。

(8) 角を描く

短い線を連ねるイメージで、角の右側は太く、左側は細い線を入れる。

(9) 背中のウロコを描く

まずはお腹との境目の線①を引きましょう。

その後、②の場所から③の方向にウロコを重ねていきます。

ウロコの重ね方は、左下の拡大図をご覧ください。

A、B、Cの順で前の段の尖りの間に次の段の尖りを作るイメージです。

(10) お腹のウロコを描く

アルファベットのI、S、Yをクニャッとした線で描きます。

(11) 背中のウロコを塗る

首付近の大きなウロコは一枚ずつ、途中からはまとめて塗ります。

ついでにしっぽの先の毛も描き足しましょう。

(12) ギザギザを描く

首からしっぽの先までギザギザを付け足します。

輪郭を描いてから塗りつぶすと描きやすいと思います。

(13) ヒゲを描く

全体のバランスを見ながら、くるんとしたヒゲを描きます。

これで黒ペンの出番は終了!

続いて仕上げの白ペンです。

(14) 顔とハイライトを入れる

目と鼻を描きます。

角、球、お腹にハイライトを足したら…辰のできあがり!

完成

Happy New Year の文字やサインを入れて、完成です!

いかがでしたか?

スタイリッシュでカッコいい辰の描き方でした。

絵の描き初めとして、挑戦してみてくださいね。

2024年、皆さまにとって素敵な一年となりますように。

今年も宜しくお願いいたします。

それではまた。

イラストレーター

うさぎと猫と恐竜が好きなイラストレーター。三重県出身、管理栄養士、二児の母。「かわいくて、ほっとする。やさしい世界」をコンセプトに絵を描いています。

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