「永光農園」の卵を使うからこそ美味しいスイーツがいろいろある「コッコテラス」（札幌市清田区）

吉川雅子

野菜ソムリエ上級プロ＆フードツーリズムマイスター（札幌市）

2022/6/11(土) 21:37

平飼い卵を使った美味しいスイーツがいろいろ揃っている「コッコテラス」。卵はカフェと同敷地にある「永光農園」で生産されています。新鮮な卵を使っているからこそ美味しく、そして斬新なスイーツがたくさんありますよ。

平飼いの卵の特徴！

「平飼い」は鶏を地面に放して飼う方法です。一般的な「ケージ飼い」と違って、よく運動するから産まれる卵は生命力にあふれています。

「永光農園」では、北海道産にこだわった非遺伝子組み換えの飼料を使っています。そのため、永光農園の平飼い卵は白身がプルプルと弾力があり、黄身はうま味と甘みがたっぷりです。

シフォンケーキからスタート！

「コッコテラス」は「永光農園」が運営する、卵とスイーツのお店です。

2006年、ご両親が敷地内に週末限定のそば店「農園の四季」の営業を開始。この時に、店内のレジ横で、永光さんが作ったシフォンケーキを販売したのが「たまご屋さんのシフォンケーキ」の始まりです。

2010年に法人化し、「株式会社永光農園」となりました。その後シフォンケーキが好評となり、一時期は札幌市内にシフォンケーキ専門店5店舗を運営するまでになりました。しかし、テナント料の負担が大きいことや配送にかかるコストがかさむこと、本業の養鶏業に集中できなくなったことから、2013年、5店舗すべて閉店することを決断。

永光さんは「とれたての卵で作ったメニューをその場で味わってもらいたい」との思いもあり、農場内に本店をオープンさせました。

2014年4月、農場内に本店「コッコテラス」オープンし、新たなスタートを切りました。

「素材のよさを生かしたシンプルで素朴な味わい」をコンセプトとし、卵の直売のほか、卵を生かしたスイーツも店内で製造しています。

シフォンケーキからスタートしましたが、ほかに新たにシュークリームやカステラ、エッグタルト、ソフトクリームなどラインナップが増えました。

「コッコテラス」にはカフェも併設され、パンケーキやパフェ、ドリンクなどを店内で飲食できます。また、コロナ禍で屋外のテーブル席もできました。

どれもこれも食べたくなりましたが、友達とシェアして、今回は「プリンソフト (550円)」と、「飲むプリンいちご（420円）」「白旗山ソフト（630円）」を選択。

自慢のプリンの上にソフトクリームがトッピングされ、お店の大人気の看板商品の「プリン」と「たまごソフト」、「サクサクカスタード」で構成された商品で、1度に3つの味を楽しめるというのも人気のヒミツです。濃厚でクリーミーなたまごソフトを食べた先には卵の美味しさが伝わるプリンが。サクサクカスタードがアクセントとなっています。

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