ロボット掃除機の掃除に明け暮れているみなさんこんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。小さいことで話題沸騰のSwitchBot K10+、家でも導入しました。メイン機はNARWALのFreoを使っているのでサブ機としてです。

実家から調子が悪くて戻ってきた修理中ルンバが2台あるので現在50m2の自宅に4台のロボットがおります。以前紹介したLoonaとかエリートオプティマスプライムとかeboとかもいて、ロボットまみれの生活を送っております。

K10+はたくさんのインフルエンサーが「小さいのが日本向き！」とアピールしてますが、実はそれだけじゃないんです。「持ち運んで使える」というのが真のすごいところだと気づいた経過を説明します。

小さくてスペースを取らないけどそれだけじゃない

もちろん、言われているように小さいことは正義です。このサイズであれば今までロボット掃除機を使っていなかった一人暮らしユーザーも十分ターゲットになります。

本体だけでなくホームベースも小さいので、洗面所のちょっとしたスペースにもおけて便利。段差は2cmまで乗り越えられるので、洗面所の入り口にドア枠があっても問題ありません。そして何より簡単に持ち運べる！これがK10+の強みです。

マルチフロア対応が強い！日本の戸建にも最適のロボット

今までのロボットもまぁ頑張れば持ち運べました。だけどやっぱり重いし、わざわざ2階へ運んでまでロボットで掃除している人は少なかったんじゃないでしょうか。K10+は機能と重さでそういう壁を打ち破ります。

軽いから心理的に持ち運んでもいいかなという気持ちにさせてくれると同時に、マルチフロアマップという機能が非常に優秀です。

これがあることで複数階や段差がある場所などを分けて管理ができ、持ち運んで掃除しても効率よく隅々まで清掃できるというわけです。すごい！

今までいろんなロボット掃除機を試してきましたが、玄関だけはわざわざ下に下ろしてまでロボットにさせようと思わなかったんですよ。

でもK10+が来てからは毎日玄関掃除を任せるようになりました。小さいからさっと持っていってスタート、終わったら段差から上げるだけしてホームボタンを押す。すると自らホームベースを見つけて充電を開始してくれます。便利すぎる！

ホームベースの位置を動かしてもちゃんと戻ってくれていたので感心しました。メイン機のFreoはマッピング後ホームベースが固定なので、動かすと帰還できなくなっちゃうんですよね。この辺りからもレーダーやセンサーの優秀さを感じました。

そのほかの機能性にも抜かりがない

持ち運べる、というのは斬新ですが基本性能もめちゃくちゃ優秀です。まず音がものすごく静か！一度使ったらもう他のロボットは使えないでしょう。

Freoもかなり静かなんですが、負けないくらい静かなのにゴミはしっかりと集めてくれる。修理中のルンバ（最新ですよ...しかもハイエンドのS9+...）を久々に動かしたら音が大きすぎてビビりました。慣れって怖いですね...。

ゴミをホームベースへ移動させてくれる機能もあります。小さいのにほんと押さえるところを押さえてる。本体サイズとともに本体のダストボックスも小さくなってますが、毎回ゴミがステーションへ移動するなら問題ないですね。

振動しないモップも意外と綺麗になる

さらにさらに。なんとこの小ささ、価格で水拭きもできちゃいます。iRobotの水拭きロボットよりも安いんですよ？それで水拭きも掃除も1台でできるなんて...素敵すぎる。

毎回iRobotの悪口みたいになっちゃってますけど、ちゃんと実験した結果なんですよ。S9+もブラーバジェットも2年近く使いました。S9+は海外で購入してうまく動かなくなり、日本で買い直しました。自宅と実家の2カ所で試しました。結果、うまく掃除できない。部屋をうまく認識できずにゴミが残るのと、ブラシが異様に摩耗する、タイヤもそう。

ブラーバジェットは1年足らずでタイヤの摩耗によりステーションから出発できなくなりました。水を感知するセンサーも働かなくなり、満水なのに水を入れてくださいと出るように。拭きあとは残ってしまうし、パッドを押さえる力が弱いので汚れも取れづらい、振動も足りない。

これらはれっきとした事実です。悪口じゃない。何年も試したんだからこれはきちんと読者に伝えたいです。

K10+の水拭き機能は使い捨てウェットティッシュが使えて便利だけど振動しないし、ただ拭くだけなのでおまけ機能かと思っていましたが、意外にも玄関の泥汚れっぽいものもかなり綺麗になりました。

おそらくこれもレーダーが優秀だからか、何度も満遍なく拭くことで綺麗にしているようでした。終わったあとはゴミ箱に捨てれば良いだけなので、モップに煩わされることもありません。

実家にプレゼントしたい

小さくてものに引っかかりづらいし、レーダーが優秀なのでものがごちゃごちゃ置いてあっても使える。その上水拭きやマルチフロアにも対応しているとなればこれはもう実家へのプレゼントに決定です。

今まで戸建てを1台で効率よく掃除できるロボット掃除機ってなかったですけど、新しい解決策を提案してくれましたね。SwitchBotのすごいところは、S1 Plusがそれほどヒットしなかったのに開発し続けて、2世代目にすごいものを出してこれる企業文化にあります。

次はこの大きさのまま厚みが半分になれば、ソファやテレビ台の下まで入れるようになるのでそういう進化を期待したいですね！