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びしょ濡れがこんなに楽しいなんて! レゴランド(R)・ジャパンを子供達より満喫しちゃいました

木村ヒデノリテックジャーナリスト/兼業主夫

 暗闇で光るお化けのキャラクターが印象的なお城のレゴ(R) ブロック、小さい頃欲しかったなぁという読者も多いのではないでしょうか。こんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。

 そんなレゴ ブロックに今は四歳の娘が夢中!というわけで、今年はここに行くしかないと向かったところ...そうレゴランド(R)・ジャパンです。

 レゴ ブロックの教育効果を目の当たりにしている私は「遊びながら学べるテーマパーク」であるこちらに以前から注目していました。今回は学べるおもちゃの集大成、レゴランド・ジャパンが子育てに抜群に良かった点をお伝えしたいと思います。

 大人もかなり楽しめたので、お子さんのいない読者も親族の子供達を誘って出かけちゃうのもありかも?

連休ということで大盛況だったLEGOLAND Japan
連休ということで大盛況だったLEGOLAND Japan

 レゴランド・ジャパンには撮影OKのアトラクションも多数!というわけで今回は最新のInsta360 GO 3を携えて思い出も完全収録してきました。(※撮影OK対象のアトラクションかどうかわからない時は係員さんに聞いてみてください!)

びしょ濡れも大丈夫、自撮りもOKと今回のシチュエーションに完璧なInsta360 GO3
びしょ濡れも大丈夫、自撮りもOKと今回のシチュエーションに完璧なInsta360 GO3

カメラ部分だけ取り外して帽子や服にくっつけ、子供目線の動画を撮れるのも魅力
カメラ部分だけ取り外して帽子や服にくっつけ、子供目線の動画を撮れるのも魅力

遊びながら子供の成長が見られる唯一のテーマパーク

 今回ちょっと良いカメラでしっかり記録を残して良かったなと思いました。というのもレゴランド・ジャパンは他のテーマパークと違って「成長が体感できる」場所だったからです。

 愛知県名古屋市の金城ふ頭という高速道路からも非常にアクセスの良い場所に位置するLEGOLAND(R) Japan Resortは2017年にオープンしたテーマパークで、アジアで3ヶ所のうちの1つです。

名港中央ICから駐車場までほぼ直結のアクセスの良さ!
名港中央ICから駐車場までほぼ直結のアクセスの良さ!

 リゾートという名の通り、ホテルや同系列の水族館、様々な飲食店が立ち並び、2、3日は楽しめるような場所になっています。

パークの目の前にあるホテルへは徒歩1分、たっぷり遊んだ後でも楽々向かえます
パークの目の前にあるホテルへは徒歩1分、たっぷり遊んだ後でも楽々向かえます

 パークはFactory(ファクトリー)、Bricktopia(ブリックトピア)、Adventure(アドベンチャー)、Knight's Kingdom(ナイト・キングダム)、Pirate Shore(パイレーツ・ショア)、Miniland(ミニランド)、LEGO(R) City(レゴ(R)・シティ)という7つのエリアで構成され、乗り物やショー、ショッピング、季節ごとのイベントなどが楽しめます。

びしょぬれアイコンがある場所は普通に歩いていてもびしょ濡れになる季節限定エリアです ©2023 The LEGO Group.
びしょぬれアイコンがある場所は普通に歩いていてもびしょ濡れになる季節限定エリアです ©2023 The LEGO Group.

 これら全てのエリア通して言えるのが「体験と学びがある」という点。これは他のテーマパークにない特徴です。例えばショップに立ち寄る子供のイマジネーションが掻き立てられます。

 この写真の商品は頭、体、足、アクセサリーを自由に組み合わせて3体作り購入できるというもの。ショップにまでこういうクリエイティブな仕掛けがあるのはレゴランド・ジャパンならではですね。

ショップに子供の背丈に合わせたボウル型のディスプレイが
ショップに子供の背丈に合わせたボウル型のディスプレイが

中には頭、胴体、持ち物、などいくつかのカテゴリに分かれたパーツが入っています
中には頭、胴体、持ち物、などいくつかのカテゴリに分かれたパーツが入っています

好きな組み合わせを3体作ったらパッケージに入れてレジに持って行く、これだけでも子供は楽しいはず
好きな組み合わせを3体作ったらパッケージに入れてレジに持って行く、これだけでも子供は楽しいはず

 こういった手を動かして想像力を膨らませられる仕掛けが至る所にあって、親としては感心してしまいます。こういうものを映像で残しておいて「4歳の時は同じ場所でこれを作ったけど、今回はもっと発想が豊かになってるね!」というように成長が見られる。こんなテーマパークは他にないんじゃないかな、ととても好印象を抱きました。

ワークショップでは大人も本気に!

 ほかにもリビルド・ザ・ワールド・センターなどテーマに沿って自由にレゴ ブロックを組み立てるワークショップもあります。

 自宅ではなかなか多種多様なレゴ ブロックを使う機会がないと思いますが、ここには選びきれないほどのレゴ ブロックが用意されていて、テーマに沿って自由に組み立てる体験ができます。

入口ではレゴ ブロックでできた地球儀がお出迎え
入口ではレゴ ブロックでできた地球儀がお出迎え

 最初は娘が組み立てるのを見守っていましたが「ハートつくって!」という娘の声でスイッチが入りました。

テーマカードをもらって自由に組み立てます
テーマカードをもらって自由に組み立てます

パーツを取りに行くだけでも楽しそう
パーツを取りに行くだけでも楽しそう

 プールにあふれるほど入ったレゴ ブロックを自由に使う機会なんてそうそうないので、やっているうちに父も本気モードに(笑)

撮影まで妻に任せて本気の制作
撮影まで妻に任せて本気の制作

 これまで訪れた方々の作品はずらりと壁に飾られています。お願いすれば地球儀につけて撮影することもできるそう。娘は自分の作品にも大満足の様子でした。

いろんな人の発想を見るだけでも面白かったです
いろんな人の発想を見るだけでも面白かったです

娘はモノより街みたいなものを作るのにハマっているようです
娘はモノより街みたいなものを作るのにハマっているようです

ハートに喜ぶ娘以上に喜ぶ父の図
ハートに喜ぶ娘以上に喜ぶ父の図

 レゴ ブロックを使って自宅で遊ぶのとはやはり一味違う体験で、ここも再訪するたびに子供の成長が見られそうだなと思いました。夏場はお昼頃の一番暑い時間帯に訪れるとクールダウンできるし良いですよ。

本気の「びしょ濡れ体験」は大人も楽しめる

 季節限定のイベントはテーマパークの醍醐味。なかでもレゴランド・ジャパンが夏に開催しているブリック・サマー・フェスティバルでは水着で本格的な水遊びが楽しめるウォーター・メイズとスプラッシュ・ パッド、2種のウォーターアトラクションが解禁。イベントは毎年進化していくそうで、ここまでの濡れるのは史上初とのことでした。

とんでもない量の水でびしょ濡れになるスプラッシュ・パッド
とんでもない量の水でびしょ濡れになるスプラッシュ・パッド

ただでさえ楽しいプールが迷路になっていてさらに楽しいウォーター・メイズ
ただでさえ楽しいプールが迷路になっていてさらに楽しいウォーター・メイズ

 今まで他のテーマパークでも水をかけあう、というくらいのイベントはありましたがここまでびしょ濡れになれるイベントは新鮮で驚きました。

よくよく見ると建物や木がお馴染みのレゴ ブロックになっています。大人はこういうところに感心してしまう(笑)
よくよく見ると建物や木がお馴染みのレゴ ブロックになっています。大人はこういうところに感心してしまう(笑)

スマホだと手ブレや防水が気になっちゃいますが、Insta360 GO3なら動き回る子供も難なく記録できました
スマホだと手ブレや防水が気になっちゃいますが、Insta360 GO3なら動き回る子供も難なく記録できました

冒頭のこの写真も自分で撮影!こういう記録があると子供が成長してからでも思い出話に花が咲きます
冒頭のこの写真も自分で撮影!こういう記録があると子供が成長してからでも思い出話に花が咲きます

 更衣室もありますが、このイベント目当ての来場者はほとんど水着にラッシュガードで訪れている様子。2つのアトラクション以外にパイレーツ・ショアゾーン全体がびしょ濡れエリアに指定されているので、濡れられる格好での来園がおすすめです。

パイレーツ・ショアにあるアトラクション「スプラッシュ・バトル」、海賊船に乗船します
パイレーツ・ショアにあるアトラクション「スプラッシュ・バトル」、海賊船に乗船します

ここでも大人同士が結構本気(笑)
ここでも大人同士が結構本気(笑)

普段は当たらないようになっているキャラクターからの水もここぞとばかりに降り注ぎます
普段は当たらないようになっているキャラクターからの水もここぞとばかりに降り注ぎます

パイレーツ・ショア全体で定期的に大量の水が打ち上げられて降ってきます。結構濡れつつも老若男女が「わーっ!」と歓声を上げて楽しんでいました
パイレーツ・ショア全体で定期的に大量の水が打ち上げられて降ってきます。結構濡れつつも老若男女が「わーっ!」と歓声を上げて楽しんでいました

 私たちも濡れてもいい装いで参加しましたが、暑い夏にはもってこいですね。頻繁に濡れることで暑い晴天下でもかなり涼しく過ごせましたし、何より楽しい!娘を遊ばせつつ、久々のこんなびしょ濡れ体験に大人のテンションもMAXになりました。いやぁ最高。

潜水艦に本物の魚!?大人が見ても感動のクオリティ

 他にも楽しかったのが数々の独自アトラクション。テーマパークのアトラクションはある程度雛形が決まりつつ、コンセプトが違う、というものなのだとばかり思っていましたがレゴランド・ジャパンは一味違います。

 例えばこの潜水艦のアトラクション「サブマリン・アドベンチャー」ではなんと本物の魚が泳いでいるんです。

この潜水艇に乗り込むと...
この潜水艇に乗り込むと...

なんと本物の魚が!
なんと本物の魚が!

進むにつれてかなり大型の魚も
進むにつれてかなり大型の魚も

レゴ ブロックでできたポセイドン像と本物の魚たち...映えすぎです
レゴ ブロックでできたポセイドン像と本物の魚たち...映えすぎです

正面には本物のレゴ ブロックでできた圧巻の潜水艇が
正面には本物のレゴ ブロックでできた圧巻の潜水艇が

 同じリゾート内の水族館、シーライフ名古屋のスタッフさんがお世話しているそうです。アトラクションの動物などは作り物のことがほとんど。本物が見られるというだけで感動が違います。

 この本物の魚もそうですが、パーク全体で感じたのが「大人がテーマパークで感じがちな残念ポイントが全くない!」ということ。

全国の風景を再現したミニランドでも背景の高速道路がマッチしてます
全国の風景を再現したミニランドでも背景の高速道路がマッチしてます

東京の名所を凝縮した1枚、スカイツリーの後ろは本物の高速道路です。うーん、マッチしてる
東京の名所を凝縮した1枚、スカイツリーの後ろは本物の高速道路です。うーん、マッチしてる

 テーマパークは往々にして大きな世界観をコンパクトにしているものですから、お城のサイズが実際よりちょっと小さかったり、背景に道路が映り込んだり、大人になってから行くとちょっとした興醒めポイントが気になってしまうんですよね。

 でもレゴランド・ジャパンにはそれが全くない。なぜならレゴ ブロックが小さい世界観のものだからなんです。自分が小さくなって遊んでいたブロックの中に入る、そんな感覚。

大人がいちいちいろんな場所で感動してしまうんですよ、これをお伝えしたい(笑)
大人がいちいちいろんな場所で感動してしまうんですよ、これをお伝えしたい(笑)

 だからテーマパークで大人が感じがちなチープ感がゼロです。童心にかえってしまうのはこれだったのか!とあとから考えて納得しました。

メリーゴーランドもこのレゴ ブロックに乗れる感じだと大人もやりたくなっちゃいます...
メリーゴーランドもこのレゴ ブロックに乗れる感じだと大人もやりたくなっちゃいます...

なんと高校生まで子ども料金!世代やファミリーをまたいで楽しみやすい

 パークの大きさや乗り物同士の距離がこどもの歩幅を計算して作られているレゴランド・ジャパンは確かに他のテーマパークと比べるとコンパクト。でも物足りないわけではないんです。

 むしろこのコンパクトさが大人にも心地良いというか、1日中元気に歩き回れます。もちろん子供にとっても巡りやすいし、平均して17:00閉園(16:00や18:00など時期によって変化)というのもGOOD。楽しく遊べるギリギリのラインをよく考えてあります。

早めにパークが閉まるので、余力を残してホテルも満喫できます
早めにパークが閉まるので、余力を残してホテルも満喫できます

ホテルは階ごとにコンセプトが分かれていて、何度来ても楽しめる仕様。写真は海賊フロアの部屋の入り口に飾られたたいまつです。火の部分もリアルに明滅...
ホテルは階ごとにコンセプトが分かれていて、何度来ても楽しめる仕様。写真は海賊フロアの部屋の入り口に飾られたたいまつです。火の部分もリアルに明滅...

お隣のメイカーズピアには名古屋メシが食べられるレストランが沢山あります。宿泊しない場合はここで食事して帰るのも良いですね
お隣のメイカーズピアには名古屋メシが食べられるレストランが沢山あります。宿泊しない場合はここで食事して帰るのも良いですね

 そして驚くのが18歳まで子ども料金で入れるんです。従来は12歳までだった子ども料金ですが、2023年6月から18歳までに拡大。だから娘、息子がもう中学生、高校生、というご家族もお得に入園できます。

ダイナミックプライシングですが、子ども料金で入れればかなりお得に ©2023 The LEGO Group.
ダイナミックプライシングですが、子ども料金で入れればかなりお得に ©2023 The LEGO Group.

年間パスポートが安いので、2回以上行くなら検討の余地あり。名古屋のパークだけでなく、東京と大阪にも遊べる施設があるので、愛知近隣に住んでいない方も年パス活用のメリットがあります ©2023 The LEGO Group.
年間パスポートが安いので、2回以上行くなら検討の余地あり。名古屋のパークだけでなく、東京と大阪にも遊べる施設があるので、愛知近隣に住んでいない方も年パス活用のメリットがあります ©2023 The LEGO Group.

 最近テーマパークなんて家族で行かないな...というご家庭でも親戚や知人に小さい子がいるならみんなで行くのはどうでしょうか。もちろん中学生同士、高校生同士でもお得に入れて嬉しい価格設定です。

 中高生が映え写真を撮るのに絶好のスポットがいくつもありますし、ミニランドの中に入ってガリバーのような写真を撮ろう!みたいなイベントも過去にあったようなので参加するのも良いですね。

ほら、食事もインスタ映え抜群なんですよ
ほら、食事もインスタ映え抜群なんですよ

 それと、ゴールデンウィークや連休など混雑が予想される時に同時購入がおすすめなのがこちらの「スキップ・パス アンリミテッド」。

 これがあれば対象のライド25種類、全て何回でもスキップし放題で並ばずに乗れます!今回ほぼ年間ピークの混雑という状況でしたが、どのライドも全く待たずにすぐ乗れて非常に快適でした。

腕につけておくと優先レーンで入場できます ©2023 The LEGO Group.
腕につけておくと優先レーンで入場できます ©2023 The LEGO Group.

 価格は事前販売で8,100円と少しお高いですが、子どももぐずらないし、時間も効率よく使えて最高です。しかも混雑時に特設される専用レーンから優先的に入場できたり、入り口のショップで買い物する際に専用レーンで会計できたりと至れり尽くせり。あると日帰りでも120%楽しめるありがたいサービスでした。

来園者目線が考え抜かれたオンリーワンの体験ができるパーク

 実際に行ってみるまではレゴ ブロックコンセプトのテーマパーク、というイメージでしたが、体験すると全く違う。実は来園者の目線が考え抜かれたパークでした。

 もちろん「絶叫マシンが大好き!」とか「作りこまれた世界観やショーを楽しみたい!」ということを求めている大人にとっては物足りないかもしれません。しかし子供と一緒に童心にかえって楽しむのであればこんなに楽しいテーマパークはない!というのが40歳兼業主夫としての率直な感想でした。

ホテル受付の手前にもレゴ ブロックのプールが。チェックインで待つ間子供が飽きないように配慮されています
ホテル受付の手前にもレゴ ブロックのプールが。チェックインで待つ間子供が飽きないように配慮されています

コース料理が食べられるレストランの横にも子供が夢中になれるスペースが。こうした配慮も「親子の快適な体験」が一番に考えられているからこそのもの
コース料理が食べられるレストランの横にも子供が夢中になれるスペースが。こうした配慮も「親子の快適な体験」が一番に考えられているからこそのもの

 他のテーマパークもゲストのことは考えているとは思うんです。でもレゴランド・ジャパンはそこへのアプローチがユニークだなと。

 一般的なテーマパークはその世界観を再現するために建物の大きさなど、ある程度制約があって、結果大型になりがちです。一方レゴランド・ジャパンはサイズ感や、何度来ても楽しめるクリエイティブな要素が満載。そこが他と決定的に違う印象です。思っていたより10倍快適でまた行きたくなりました。

 テーマパークに遊びに行くというよりは、むしろリゾートにテーマパークが付いてるっていう表現がしっくりくるレゴランド・ジャパン。木村家は年パスを購入して東京のレゴランド(R)・ディスカバリー・センターへ行く計画を立てはじめています。

テックジャーナリスト/兼業主夫

バークリー音楽大学映画音楽作曲科卒。ガジェットレビュワー/兼業主夫。家事育児をしながらレビュー記事や動画を作っています。ガジェット好きが高じて築50年団地をスマートハウスにリノベしたら沸騰ワード10で紹介されました。家事時短できる製品から育児に役立つハイテクおもちゃまで幅広く紹介していけたらと思っています。

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