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【土浦市】土浦カレーフェスティバルC-1グランプリ初出場で初入賞『焼肉秀門』の絶品カレーをランチでも

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

カレーの街・土浦では、年に一度「土浦カレーフェスティバル」が開催され、同時に来場者の投票によりナンバー1を決定する「C-1グランプリ」も行われます。3年ぶりに実施された2022年のC-1グランプリに初出場を果たし、名だたる名門を抑えて第3位を獲得したのが「焼肉 秀門」。焼肉店なのに絶品カレーも楽しめる話題の一店です。

土浦駅前に立つビルの高層階にある人気の焼肉店

「焼肉 秀門」は、土浦駅西口を出てすぐのビル7階にある焼肉店です。

高層階にあるため「本当にここにあるのかしら?」と不安になるかもしれませんが、安心してエレベーターを上がって7階へと進んでみてください。1階に掲げられた「焼肉 秀門」の看板が目印です。

エレベーターで7階まで上がっていくと、右手に居酒屋があって、左手に「焼肉 秀門」の入口があります。高級感あふれる佇まいですが「一人でのご来店も大歓迎ですよ」と、取材に応じてくださったスタッフの飯塚純一さんは笑顔で語ります。

飯塚純一さんは「焼肉 秀門」の責任者であり、料理人でもあります。大きな牛のオブジェは「焼肉 秀門」のシンボルのような存在。写真スポットとしても人気があります。

眺望が楽しめる個室も!全室個室でプライベート感もたっぷり

食事を楽しむ席は、半個室もしくは完全個室になっていて、人数によって利用できる部屋の雰囲気もさまざまです。

こちらはカーテンで仕切る半個室タイプの席。最大6名がけで、カジュアルに利用することができます。1名で来店される方の多くはこちらの席を利用することが多いようです。

こちらは最大2名で利用できる個室タイプ。窓に向かって席が設けられていて、土浦市街地の眺めを楽しみながら食事が楽しめます。

6~10名までで利用できる個室もあります。友人同士や女子会、会社の同僚の方たちとの利用にもぴったりです。

こちらのタイプにも窓が設けられていて、冬のイルミネーションシーズンは眼下に広がる幻想的な景色も楽しむことができます。

店の奥には座敷席もあります。全8卓ある座敷席は、ロールスクリーンで仕切られた半個室タイプになっています。

座敷席は、人数に合わせてロールスクリーンを開放して利用することができます。例えば30名くらいで利用する場合は、座敷席の半分の4席分のロールスクリーンを開放して広々と、また、50名くらいで利用する場合は座敷席を完全貸し切りで利用することもできます(最大54名)。

ランチメニューは500円~! 種類豊富でボリュームも満点!

では、いよいよメニューのご紹介です。今回取材で訪れたのはランチ時。高級店のイメージが強かったのでディナーだけだと思っていたのですが、ランチタイムも営業していて「ビビンバランチ定食」は550円ととってもリーズナブル。

焼肉だってもちろん楽しめます。ライスと味噌汁、サラダ、漬物がついたランチセット(450円)と合わせてオーダーすることも!

焼肉メニューも捨てがたいのですが、今回のお目当ては土浦カレーフェスティバルのC-1グラプリで入賞を果たした「スパイシーカレー」(1078円)。また、ちょっとお高めですが「焼肉 秀門」ならではのランチメニュー「宮﨑牛かつ定食」(2178円)もオーダーしました。

2022年度C-1グランプリ入賞作品「スパイシーカレー」

大きな器にのって「スパイシーカレー」が運ばれてきました。パプリカの彩りが華やかではありますが、パッと見た感じでは正直、魅力を実感するところまでは至れません。

カレーとライスの境界線を彩るように挽肉がトッピングされています。カリカリに炒めた挽肉は食感が良く、カレーの旨みと絶妙にマッチ。

「挽肉に味付けするとカレーとのバランスが崩れてしまう」とのことで、挽肉単体はシンプルな味付けです。

挽肉の反対側にはオニオンチップがトッピングされています。

オニオンチップは挽肉同様に食感を楽しむためと、風味を足す役目。

チップス状になったレンコンは茨城らしさを表現しています。

カレーをスプーンですくいあげるとなにやら大きな具材が姿を現しました。これは、とろとろとやわらかな牛すじ。カレーのベースとして、玉ねぎと一緒に長時間煮込んだものです。

「焼肉で使用している肉をカレーの出汁にしたらおいしくなるのではないか」というなんとも贅沢な発想から生まれたメニューで、カレーの海の中に厚みのある肉がごろごろと浮かんでいます。

「スパイシーカレー」と命名された所以は、カレーと一緒に添えれたオレンジ色の液体にあります。こちらはカレーをよりおいしく味わうために開発された「焼肉 秀門」秘伝のスパイシーオイル。スプーン一杯をカレーにかけて味わうと、濃厚なカレーの旨みにスパイシーさが加わって突き抜けた逸品に。ホットな味わいとご飯の甘みがマッチして、ひと口もう一口とスプーンを持つ手が止まらなくなります。

2022年に、土浦フェスティバルのC-1グランプリに初出場ながら、主菜部門で第三位を獲得したその魅力を実感。ランチタイムだけでなく、ディナータイムでも楽しむことができるので、ぜひ味わってみてください。

数量限定のプレミアムな逸品「宮崎牛かつ定食」

「焼肉 秀門」で取り扱っているのは、宮崎県・安楽畜産で生産されている和牛「宮崎・安楽牛」。

五年に一度開催される“和牛のオリンピック”とも言われてる品評会で、内閣総理大臣賞受賞を4大会連続で受賞している幻の宮崎牛です。

希少でレベルの高い宮崎牛を一頭買いしているので、さまざまな部位を使ったいろいろなメニューが楽しめます。

一頭のうち20kgしか取れないという希少な部位(内もも)の中でも、脂の量や赤みの質を厳選して仕上げる「宮崎牛かつ定食」(2178円、ご飯、味噌汁、サラダ、漬物付)は、一度は味わってみたいプレミアムメニューです。

「焼肉 秀門」の宮崎牛かつは、完全に火を通さずにレアの状態で味わうことで肉の旨みと甘みを十二分に楽しめます。

「まずはわさびをのせて味わってみてください」とのことで、たっぷりとわさびをのせていただいたところ、肉の甘みにわさびが相まって格別な味わいに。かりかりとした衣の食感も楽しく、食が進みます。

続いてはわさび醤油スタイルで。醤油は土浦市に醸造所を構える柴沼醤油の「紫峰」です。たっぷりわさびにちょこんと醤油をつけて味わうことで牛肉の旨みが引き立ちます。添えられた和辛子を付けて味わうのも、また辛子醤油にして味わうのも美味。味変でさまざまな牛かつの味わいを堪能しました。

C-1グランプリ受賞作を味わいに伺った「焼肉 秀門」ですが、上質な宮崎牛をリーズナブルに提供していることも知れた取材でした。

ひとりでもふらりと立ち寄れる一店。メニュー数豊富なので、何度も訪れても楽しめそうです。

<店舗情報>
焼肉 秀門
住所:茨城県土浦市大和町4-1 東郷ビル7F MAP
電話番号:029-823-5529
営業時間:ランチ11:30~15:00(LO14:00)、ディナー17:00~23:30(LO22:30)
定休日:無休
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
支払い方法:現金、クレジットカード、交通系電子マネー、PayPay、d払い、メルペイ
ホームページ:https://shu-mon-tuchiura.gorp.jp/
Facebook:yakiniku.shumon.tsuchiura

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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