誰かが言ってました。「土浦は音楽の街なんだよ」って。土浦駅を中心とした繁華街にはレコードショップが多く点在し、マニアックなお店もたくさんあったそう。時代の流れとともにレコードショップの姿は街から消えましたが、楽器のお店やライブハウスはまだまだ健在。そんな土浦で4月22日（土）に音楽イベントが開催されます。題して「土浦ジャック2023」。38組のアーティストが集結するサーキットフェスがいよいよ幕を開けます！

音を生で体感できる、土浦初の音楽サーキットフェス！

4月22日（土）、土浦が音楽に占拠されます。「土浦ジャック2023」の名を冠したこのイベントは、6つのレストランや居酒屋、ライブハウスを舞台に生の音楽を体感できるサーキットフェス。38組のミュージシャンが熱い魂を音色に乗せて届けてくれます。

「土浦ジャック2023」のフラッグを掲げるのは浜小路ヨハンさん。土浦市出身のシンガーソングライターです。

「土浦は生まれ育った街。青春の思い出がたくさん詰まった愛する街もう一度活気を取り戻すためにできることはないかをずっと考えていました。音楽の力でなにかをしたい。そんな思いでフェスをやろうと思い立ったんです」

浜小路ヨハンさんは街全体を、そしてヨハンさんを慕うミュージシャン仲間を巻き込んで、土浦初の音楽フェスを実現するために行動を開始しました。

3月上旬にはリハーサルを兼ねた弾き語りライブを開催

上の写真は、土浦駅西口から徒歩すぐの場所にある「駅前食堂ウエスタン・ジャンゴ」で3月4日（土）に、観覧無料の弾き語りライブを行ったときのもの。

音響設備が整っていない同店で音楽ライブを開催するのは初めてということで、リハーサルを兼ねて3組のミュージシャンが集い、ライブが行われました。

弾き語りライブは、YUI THE VOXX！（世界のユイ様）からスタート。楽しいトークを間に交えながらのライブはエネルギーに満ちていて、店内の温度が上がっていくことを実感します。

「駅前食堂ウエスタン・ジャンゴ」の店主の塚原健さんとヨハンさんは高校の先輩後輩にあたるのだそう。そうした縁もあって同店もライブ会場のひとつに。

ステージ前に席が設けられたほか、ハンバーグが人気の食堂らしく、食事を味わいながらライブを堪能できます。

ライブ2組目は、「夜ハ短シ」というバンドでボーカルとアコースティックギターを担当する山口進さんのソロライブ。芯のある山口さんの歌声に涙する観客も。

弾き語りライブのトリは、ヨハンさんが努めました。店内いっぱいに広がるギターの音色と楽しい歌声。初めてヨハンさんの詩の世界にふれましたが、人生を垣間見るようで引き込まれました。

そんなヨハンさんですが4月22日（土）の「土浦ジャック2023」本番は、プロデューサーとして参加するため、ライブ演奏の予定はありません。

そのかわりというわけではありませんが、同日の日中（13時会場、14時開演）に茨城県県南生涯学習センターの多目的ホールにてヨハンさんの単独コンサートが行われます。

ヨハンさんのライブで盛り上がった後に、「土浦ジャック2023」で各会場を訪れて音楽に目いっぱい浸ってみませんか。

4月22日（土）「土浦ジャック2023」タイムテーブル発表！

各会場のタイムテーブルがすでに発表になっています。3月のプレライブに出演されたYUI THE VOXX!!さんは駅前食堂ウエスタン・ジャンゴにて20:35より、山口進さんはB SIDE SOUNDSにて18：35よりライブ開始です。

3000円のチケットは6会場共通です。何度も行き来ができますので、気になるミュージシャンがステージに立つ会場へと移動して回りましょう。