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【土浦市】毎日食べても飽きない味。もちもち皮と具だくさん餃子も絶品!荒川沖の隠れた名店「くろちゃん」

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

土浦駅周辺で飲食店を営む人たちに「土浦でおいしいラーメンといえば?」という質問をすると多くの方がこう答えます。「くろちゃん」。土浦駅周辺から荒川沖駅周辺に移転して早3年。今もなお、食のプロたちに愛されるラーメン屋にお邪魔して、魅力のほどを確かめてまいりました!

荒川沖駅東口から徒歩2分の好立地

荒川沖駅の東口を出て徒歩2分。駅を背にして右側の細い路地を歩き、1本目の曲がり角を入ったところに「くろちゃん」があります。「らーめん」の赤ちょうちんと2階部分に掲げられた幕が目印です。

ラーメン屋というと外から中が見える造りのお店が多いのですが、「くろちゃん」はその真逆。ラーメン屋さんというよりも小料理屋さんのような、隠れ家のような雰囲気です。

「いらっしゃい」。ドキドキしながら戸を開けると、女性スタッフが出迎えてくれます。まるで昔からの知り合いのような温かい雰囲気が印象的です。細長い店内は、カウンター5席、4名がけのテーブル席2卓の小ぢんまりとした造り。スタッフさん同様に、ほっと落ち着けるアットホームな雰囲気がいい感じです。

お財布にやさしい500円の素ラーメンも!

テーブルやカウンターにはメニュー表が置いてあります。一番人気は左上の「くろラーメン」。昔ながらの懐かしい味「醤油ラーメン」も引けを取らない人気ぶりです。右側の中央部分を見ると「素らーめん」なるメニューも。具材はネギとカイワレだけのシンプルラーメンですが、ワンコインの500円で味わえるのが魅力です。

黒くないのに「くろラーメン」?

常連客が愛してやまない人気No.1ラーメン

移転前の桜町にお店があった頃から人気があっというのが「くろラーメン」(800円)です。写真では分かりづらいのですが、目の前に運ばれてきたときのボリューム感に圧倒されます。トッピングの彩りもバランスが良くて食欲が増します。

ラーメンの上にのっている具材は、しゃきしゃきのカイワレ大根とチャーシュー、食感がたのしい太いメンマと海苔、なるとです。

分かりづらいかもしれませんが、チャーシューは大きいだけでなく厚みもたっぷり。表面に炙りが入っているので香ばしさがあり、お肉の旨みを十分に堪能できます。肉好きならチャーシューのトッピングメニューがあるので「追いチャーシュー」をぜひ! 通常は1枚ですが追いチャーシューにするとなんと4枚がのってきます。

「くろラーメン=スープが黒い」とイメージしていましたが、だし汁のような澄んだ色をしています。「くろラーメンは塩スープなんですよ」と店主の黒田さん。

塩ラーメンというとスープが白濁していたり、透明感があるのが一般的ですが、「くろちゃん」の塩スープはどちらかというと醤油スープのような色合いをしています。

そのヒミツは、にんにくを焦がした際に抽出される油を塩スープの上にかけていることにありました。

あっさりとした塩味ににんにくのコクと風味がきいていて、飲み干したくなるおいしさです。

「これなんだ?」と指さされた具材は、見た目はウニ、もしくは膨らんだベビースター。

とっても不思議なものがのっています。

甘みがあって、ふわかりの食感も楽しいこの具材。

「企業秘密だから教えられないけれど、当てたら教えてあげる」と、したり顔の女性スタッフさん。

思いつくものすべてを答えましたが全部はずれて、最後は教えてもらったのですがその答えは意外なものでした。

ぜひこの具材の正体当てにぜひ挑戦してみてください。

ちなみに、これまでに数えるほどしか当たらなかったという超難問です。

あっさりとしたスープとの相性を考えて麺は細めです。コシがあって噛むごとに口の中で麺の甘みを感じることができます。

餃子屋出身の餃子職人が皮から手作りする「特製くろちゃん餃子」

常連客に人気メニューをもうひと品。かりっと焼き上がった「特製くろちゃん餃子」(500円))です。きつね色の表面が食欲をそそる餃子は皮がもっちもち。かりかりともちもちの両方の食感が楽しめるこの皮は、店主の黒田さんの手作りなのだそう。

きめの細かい皮を一枚一枚麺棒で丁寧に伸ばす作業は、約20年前に開業した当初から変わることなく続けられています。

以前は餃子屋で餃子職人をされていうだけあって、皮の厚みも焼き加減も絶妙です。

写真だと具が少なく感じてしまうのですが、これが見た目以上の具だくさんです。まずは何もつけずにそのままでぜひ。圧縮して水気を絞り切った具材は、素材本来の旨みが凝縮されてにやけてしまうほどの絶品です。

おすすめの組み合わせを紹介しているメニュー表もチェック!

初めて「くろちゃん」を訪れるなら、今回紹介した「くろラーメン」と「特製くろちゃん餃子」の組み合わせがおすすめです。

あっさりしているのにコクや旨みがしっかりと引き出されたおいしさにハマったら、2回目以降は別メニューを楽しんでみてください。

メニュー表の中には常連客に人気のあるメニューの組み合わせが記載されたものもあるのでぜひ参考に。

ラーメンや餃子のおいしさはもちろんですが、「くろちゃん」の魅力は、ほっと安らげる温かい雰囲気と楽しいスタッフさんとの会話にもあります。

食のプロたちが恋しがる味を一度試してみてください。毎日でも食べたくなるおいしさですよ。

<店舗情報>

くろちゃん

住所:茨城県土浦市荒川沖東3-3-2 MAP

電話番号:050-8885-2856

営業時間:11:30~14:00、18:00~22:30(LO22:00)

定休日:火曜日

駐車場:あり(無料)

支払い方法:現金、交通系電子マネー、PayPay、楽天ペイ、d払い、auPay

ホームページ:https://kurochan39.com/sp/

Instagram:kurocyan_official

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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