ひと月ほど前、藤沢駅北口から徒歩5～6分場所に「沖縄おにぎり」の専門店ができたことをご存じですか？ボリューム満点と評判で、閉店時間前に売り切れてしまうこともあるのだとか。

そのお店の名は『沖縄おにぎり金城（きんじょう）』です。

店内は木の温もりを感じるつくり。所々に沖縄を思わせるディスプレイが飾られ、南国気分も楽しめます。そんな『沖縄おにぎり金城』ですが、実は空調機器を専門に扱う会社「有限会社 沖冷熱工業」が手掛ける飲食部門。そのため内装はスタッフさん自ら手掛けたそうですよ。店内には、イートイン用の椅子も用意されています。

提供されているメニューは、日替わりの個数限定おにぎりを含む約7～8種の沖縄おにぎりを中心に、サイドメニュー（400円～）、ドリンク（200円～／アルコールも有）など。ピンポン玉サイズの「サータアンダギー（200円）」もありました。

取材中、終始店内を充満するマスク越しにもわかる良い香り…。

オーナーの金城さんにお話をうかがうと、黒糖と泡盛で2時間以上煮込む「ラフテー」の香りとわかりました。これは期待できそう...香りも買って帰りたいくらいです。笑

そんな『沖縄おにぎり金城』のおにぎりは、沖縄の食文化である「ポークたまごおにぎり（肉厚ポークのスパムと卵焼きが挟まったもの）」にひと工夫加えたオリジナルおにぎり。

「ポークたまごおにぎり」だけでもボリューミーなのですが、さらにラフテーやきんぴらなどをたっぷりと挟み込んでいきます。

そのため、おにぎり1個が「小銭がパンパンに詰まったお財布」くらいの大きさ(笑)。レジ横にフェルトで作った可愛いサンプルが置いてあるので、サイズを確認してから購入することをおすすめします。女性なら1個でお腹がいっぱいかな。またコンビニのおにぎりとは違い、作り立てを提供してくれるので温かいのも嬉しいポイントです。

今回は、オーナーの金城さんが用意してくださったおすすめ商品をご紹介します。1つ目は、先ほどのラフテーが挟まった「とろっとラフテー（530円）」。お店の自信作です。

噛みしめるたびに、ジワジワと味がしみてくるラフテー。実は減塩調理というから驚きです。お肉があふれるほどの大きさなので、私は半分にカットして食べました。1/2でも小腹が満たされる量でしたよ。

続いて「おばぁの油味噌（410円）」。

沖縄のご飯のお供「油味噌」。関東では聞きなれないものですが、沖縄では各家庭の味がある常備菜なのだそう。豚肉や魚、お砂糖などを加えて油で炒めた「甘辛い味噌」で、一度食べ始めたら止まらないおにぎりでした。

3つ目はお土産に頂いた「おばぁのきんぴら（460円）」。

なんだかすごい量のきんぴらだぞ？！と思い、開いてみたら…

惜しげもなくたっぷり入っているではありませんか。親しみなれた和食の定番「きんぴら」の味にホッとするおにぎりです。

そして4つ目は「湘南こぼれしらす（510円）」。土日限定販売の商品です。

『沖縄おにぎり金城』のおにぎりはどれもみんなあふれ気味ですが、多分これが一番あふれています(笑)。湘南しらすのほろ苦さ・スパムの塩気・玉子の甘みなど、複雑な味わいがギュッと詰まったぜいたくなおにぎりでした。

そしてデザートの「黒糖ジーマミー豆腐（350円）」。

「ジーマミー豆腐」とは、落花生などを使った沖縄の郷土料理。私はこれが大好きで、沖縄物産展などで見かけたら必ず買います。もっちりしたお餅みたいなお豆腐ですよ。

『沖縄おにぎり金城』の「黒糖ジーマミー豆腐」は、きな粉や餡、黒蜜がかけられたデザート風。この和テイストな甘さがジーマミー豆腐にぴったりで、ジーマミー豆腐ラバーの私はこれだけでも買いに通いたいくらいです…！

こんな沖縄のソウルフードを気軽に堪能できる貴重な一軒『沖縄おにぎり金城』。

最新情報は公式Instagram（外部リンク）もしくは公式LINE（外部リンク）でご確認くださいね。

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