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藤沢市で買えるのは1か所だけの限定品。切ない歴史も刻むチョコレート菓子に「想いよ届け!」

ころんころライター(藤沢市)

※小田急藤沢駅改良工事に伴い、2023年6月25日(日)の営業をもって『湘南藤沢スーベニールズ』は閉店。リニューアルオープンが決まり次第「江ノ島電鉄株式会社」のホームページに情報を掲載予定。

神奈川県鎌倉市に本店を置く『鎌倉レ・ザンジュ』。「株式会社ありあけ」が手掛ける洋菓子店で、2022年に創業40周年を迎えました。

それを記念し、『鎌倉…その愛』をテーマに、『鎌倉レ・ザンジュ』のシンボルツリー「ミモザ」の花言葉「感謝」の想いをのせて、4種の新商品「静のラプソディー」「エスカル デュオ」「セピアの紫陽花」「鎌倉御成カステラ」が誕生しました。

今日は、その中の1つ「静のラプソディー(単品270円/3枚入864円)」をご紹介します。

『鎌倉…その愛』シリーズ「静のラプソディー」は、『鶴岡八幡宮』での「舞」をイメージして作られたお菓子。平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した、朗詠を歌い舞をする女性白拍子「静御前(源義経の側室)」を表現しています。

パッケージとお菓子は、見惚れてしまう華やかさ
パッケージとお菓子は、見惚れてしまう華やかさ

以下、「ありあけ」の公式ホームページより引用。

静御前は源義経と吉野で別れたのち山中で彷徨っていたところを捕らえられ、鎌倉に送られます。頼朝と対立した義経への想いを胸に舞い、頼朝を激怒させた静ですが、北条政子に救われます。「わたしも御前の立場なら同じことをしたでしょう」と。
白拍子静御前の艶やかさをホワイトチョコの苺サブレに映し、ほのかな酸味が1186年八幡宮Liveへと誘います。静御前は白拍子と言われ、今でいう宝塚のアイドルのような存在でした。服装は白い水干(すいかん)=当時の公家の普段着に緋袴、という紅白の艶やかな姿。ホワイトチョコに苺のフリーズドライを散りばめ、その彩を映しました。ホワイトチョコの下には白いソフトクッキーに、苺のコンフィチュールを忍ばせました。

袋から出すと、厚めにまとったホワイトチョコレートの重みが指先に伝わります。口にする前は「クッキーよりのお菓子かな?」と思っていましたが、サクサクと軽やかな食感のあと、しっとりと滑らかに溶けていく「チョコレートより」に感じるお菓子。「苺のコンフィチュール」や「苺のフリーズドライ」のほどよい酸味は、爽やかな余韻も残してくれます。正直なところ「お土産用のパッケージ菓子」と想定して購入したので、高級感のある味わいと口どけにびっくり。口の中でも華麗に「舞」う「静のラプソディー」でした。

「株式会社ありあけ」の広報宣伝担当者さんにお話をお聞きすると、藤沢市内での販売は『湘南藤沢スーベニールズ(藤沢駅南口2階コンコース)』のみとのこと。今後は『江の島シーキャンドル』の土産店での販売も予定しているそうですよ(チョコレート菓子のため、夏季は販売を休止予定)。まさに一途な女性を表現したお菓子なので、バレンタインの贈り物にもぴったりですね(世の女性たちの想いが届きますように...!)

「地のよいものを、よい時に、よいカタチで」を基本コンセプトに、地域商品の魅力発信拠点として、藤沢を中心に、江ノ電沿線エリアおよび湘南のお菓子や加工品など、400種類以上を販売する『湘南藤沢スーベニールズ』。ぜひ活用してみてくださいね(私は足しげく通っています。笑)。

基本情報
【販売先】
店名:湘南藤沢スーベニールズ
住所:藤沢市南藤沢 1-1(藤沢駅南口2階コンコース)
アクセス:JR「藤沢駅」直結
電話:0466-50-0001
駐車場:無し(近隣のコインパーキングをご利用ください)
公式 ホームページ(外部リンク)
※詳細は『湘南藤沢スーベニールズ』の公式サイトをご確認ください。

【製造元】
店名:株式会社ありあけ
フリーダイヤル:0120-421-900(受付時間9:00~17:00※土日祝日を除く)
公式 ホームページ(外部リンク)
※詳細は『株式会社ありあけ』の公式サイトをご確認ください。

取材協力
江ノ島電鉄株式会社 様
株式会社ありあけ 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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