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【京都市北区】金閣寺エリアにオープンした話題の和食店「わか杦」

まーち京都コーディネーター/ライター(京都市)

京都コーディネーターのまーちです。
紅葉も見頃になり、京都市内は観光客の方も増えてきました。

今回は、金閣寺近くにできた新店、わか杦(わかすぎ)をご紹介します。お店は、金閣寺交差点を南へ、市バス「金閣寺道」停留所南側の道を東へ少し入ったところにあります。隣には、こちらも新店のとんかつ屋さんができていました。金閣寺からは徒歩圏内で、西大路通にも近く、周りにはコインパーキングがいくつかあります。先日、訪れたわら天神にも近く、京都在住の方も、観光客の方も立ち寄りやすい立地ですね。

今年9月末にオープンしたばかりのわか杦(わかすぎ)
お昼は前日までの予約制のランチ、夜はアラカルトメインで営業されています。10月後半よりランチをスタートされたとの情報を得て、早速ランチへ伺いました。

大阪や島根の料理旅館、そして京都和久傳などでの修行を経て独立された店主の若杦さんと、奥様のお二人で営業されています。若杦さんは、以前から金閣寺がある洛北エリアでの開業を考えておられ、かつて織物工場だったこちらの物件を改装し、念願のお店をオープンされました。鷹峯の先にある京見峠の名水を毎朝汲みに行き、その名水をお料理に使ってらっしゃるというこだわりや、修行時代のお話を伺いながら、カウンター席でのランチがスタートしました。

現在のランチは、税込5,500円のランチコースのみ。
今回はランチでいただいたお料理の中からいくつかご紹介します。

最初にいただいたのは、焼きなすのすり流し。すり流しの下には胡麻豆腐が、そして上には雲丹、山葵が添えられています。ねっとりとした胡麻豆腐、そしてすり流しの滑らかさと雲丹が混ざり合い、これからのお料理への期待が高まります!

3品目にいただいたのは、鰆つみれのきのこあんかけ。
ふんわりとした鰆のつみれには大葉などの薬味が入り、しっかりと出汁の効いたきのこあんかけに温まります。

そして、お刺身は、10日寝かせた天然かんぱちと星サヨリをお醤油と炒り酒でいただきました。かんぱちは臭みもなく、しっとり。星サヨリは初めていただきましたが、サヨリより少し大きめで身体に星のような斑点が入っています。身もしっかりした歯応えでした。食材やその調理法をお聞きしながら楽しめるのもカウンター席ならではの楽しみ方ですね。

こちらは、小芋と銀杏、甘鯛の揚げ物。揚げた甘鯛の皮はパリッと、小芋と銀杏はホクホク。揚げたてをお店特製の鱧味噌と一緒にいただきます。

7品目は、白和え、鰊なす、蛸やわらか煮の3種類の中からお好みの1品選べるということで、私はぶどうと洋梨の白和え、家族は鰊なすを選択しました。マスカットや洋梨の爽やかな酸味と、なめらかな白和えが良く合います。コロナ以降、夜に出かける機会は減ったのですが、次回はぜひこの白和えと日本酒を楽しみたい!と思いました。
この後も、一品、ご飯や水物のフルーツなどのお料理が続き、合計9品いただき大満足のランチとなりました。

他には、どんなお料理があるのか気になり、夜のアラカルトメニューや飲み物のメニューも見せていただきました。酒肴だけも幅広いですね。雲子や唐すみに心惹かれつつ、ローストビーフや手羽からあげもとっても美味しそう!
日本酒が好きなのですが、あまり量は飲めないので、日本酒もそれぞれ半合からいただけるのも嬉しいですね。

この日のランチは私たち1組のみで、その確かな腕と楽しい会話でおもてなししてくださった若杦さん。
「地元の方に気軽に来ていただき、アラカルトでのお食事とお酒を楽しんでいただきたい」「将来的にはお弁当やおもたせも始めたい」とのお話も伺いました。

今後のわか杦の展開に期待しつつ、まずは次回、友人や家族と夜のアラカルトメニューを楽しみに行きたいと思います。お店のインスタグラムでは、メニューや食材について情報発信されていますので、ぜひ気になった方はチェックしてみてくださいね。

わか杦(わかすぎ)
〒603-8372
京都府京都市北区衣笠街道町5番地
TEL:075-600-9256
昼 11:30-15:00 前日までの予約制
夜 17:30-22:00 アラカルト中心
定休日:月曜日
公式インスタグラム

京都コーディネーター/ライター(京都市)

京都生まれ京都育ち。2014年より京都観光サイト運営を担当し、京都情報の発信を始めました。10年の東京生活を経て京都へUターン。現在は京都暮らしを満喫しつつ、「京都コーディネーター」として京都観光アドバイス、京都暮らしの始め方、京都新規出店アドバイスなどを行なっています。京都ならではのスポット、グルメ、伝統工芸、アート、自然など、京都の街の魅力を発信していきます。

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