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【京都市西京区】1883年創業「中村軒」でいただくおぜんざい&冬季限定のみたらしだんご

まーち京都コーディネーター/ライター(京都市)

京都コーディネーターのまーちです。
昨日は、桂にある御菓子司中村軒の「かぜしらず」をご紹介したのですが、初めて中村軒の店舗まで伺ったので茶店で甘味をいただくことにしました。

桂にある「中村軒」は、1883年創業の桂離宮の目の前にある和菓子屋さん。最寄りの阪急「桂駅」からですと徒歩15分ほどかかりました。駐車場は近隣に数ヶ所あるようなので冬の時期は車やバスでのアクセスが便利かと思います。
店頭販売の横に、茶店、そしてテイクアウトの窓口があります。

茶店からはお庭も見えました。
茶店からはお庭も見えました。


2021年にリニューアルされた店内はゆったりとしたテーブル席中心。リニューアルの際に段差がなくなったそうで、ベビーカーや車椅子でも入りやすい作りです。1階席の奥にはお庭もあり、癒される空間ですね。

お湯呑みには、「かつら」の文字が入っています。
お湯呑みには、「かつら」の文字が入っています。

「かつら」の文字が入った可愛らしいお湯呑みのお茶をいただきつつ、メニューを確認。この日も寒かったので、定番のおぜんざいと、冬季限定商品で店内のみでいただけるみたらしだんご(白味噌だれ)をお願いしました。

おぜんざい(税込890円)には、丸餅が2つ。丸餅は焼き目の香ばしさがあり、柔らかくよく伸びますが、歯切れが良いおもち。お菓子屋さんのお餅は毎日つきたてなので、やはり美味しいです。中村軒では全て厳選した国産の素材を使っていらっしゃるとのことで、おぜんざいのあんこも一粒一粒がしっかりしています。ただ甘いのではなく、小豆そのものの味がよく分かるおぜんざいですね。

店内限定でいただける白味噌だれのみたらしだんご(税込290円)は、備長炭で1つずつ丁寧に焼かれ、山椒入りの白味噌だれが掛かっています。しこしこのお団子とまったりとした白味噌だれに山椒がぴりりとアクセントに。なお、みたらしだんごは、醤油だれ、白味噌だれそれぞれ1本単位で注文可能です。

そういえば、かつて関東の友人に「京都の人は日常的に白味噌を食べるんだね!」と驚かれたことがあります。

確かに言われてみると、白味噌はお正月のお雑煮、西京焼き、粕汁、てっぱい(ぬた)やぼたん鍋にも使われますし、花びら餅や今宮神社のあぶり餅などお菓子にも白味噌メニューがありますね。普段何気なくいただいている白味噌も「京都ならではの食材なのだな」と再認識しました。

なお、中村軒の冬季限定の白味噌だれのみたらしだんごは店内でのみいただける限定メニューです。おぜんざいや醤油だれのみたらしだんごはテイクアウト購入可能です。
ぜひこの冬は京都ならではのみたらしだんごや甘味をお楽しみください。

御菓子司 中村軒

〒615-8021

京都市西京区桂浅原町61

TEL:075-381-2650

営業時間:

お菓子販売 8:30-17:30

茶店・テイクアウト 10:00-17:00
定休日:毎週水曜日(祝日は営業)

公式サイト
公式Instagram


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京都コーディネーター/ライター(京都市)

京都生まれ京都育ち。2014年より京都観光サイト運営を担当し、京都情報の発信を始めました。10年の東京生活を経て京都へUターン。現在は京都暮らしを満喫しつつ、「京都コーディネーター」として京都観光アドバイス、京都暮らしの始め方、京都新規出店アドバイスなどを行なっています。京都ならではのスポット、グルメ、伝統工芸、アート、自然など、京都の街の魅力を発信していきます。

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