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【京都府木津川市】石臼体験やほうじ茶づくりを体験。お茶がもっと好きになった【福寿園CHA遊学パーク】

MIZUHO.WORKトラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

近鉄・山田川駅徒歩7分に位置する「福寿園 CHA 遊学パーク」は、福寿園グループのお茶を総合的に学び、体験できる施設です。施設内を自由に散策できるコースや事前予約制の体験、茶室の貸し切りサービスなど、一般向けに開放されています。

事前予約制の体験では茶摘み、石臼まわし、製茶、ほうじ茶づくり、お茶のいれ方に至るまで、お茶に関するさまざまな過程を実際に体感することができます。実際に参加してみると、お茶の奥深さやおいしいいれ方、新たな活用方法を教えてもらうことができ、お茶がより手軽で、身近な存在であることに気づきました。

石臼体験は抹茶の原料である碾茶を石臼で挽き、できたての抹茶を点てて飲むことができます。抹茶の原料である碾茶は日光を当てないよう黒いシートで覆い、茶葉を育てます。旨味成分であるテアニンが豊富で、碾茶の茶葉を食べてみると、旨味だしが効いたのりのような味がします。碾茶を挽き、粉状にしたものが抹茶になります。

ゆっくりと石臼を挽くと、石臼の側面から色鮮やかなお抹茶が出てきます。茶葉から粉になると、より鮮やかで明るい色味になります。

お抹茶を点てるときは、お抹茶2グラムに対し、80~90のお湯を60使用します。これは「薄茶」と呼ばれる一般的なお抹茶です。茶筅を縦に動かし、泡が立つように動かし、最後に「の」を描きます。お抹茶を一口飲んでみると、柔らかな口当たりで驚きでした。「抹茶=苦い」というイメージがありましたが、芳醇な甘味と旨味、そしてコクがあり、飲みやすいと感じるほどでした。

お抹茶は抹茶を点てるだけでなく、スムージやプロテインなどに混ぜて朝に飲むとスッキリ爽快で元気な朝を迎えられます。スイーツやパン作りに利用すれば、本格的な抹茶の味が楽しめます。お抹茶をひとつ常備しておくと活用法が豊富で便利です。

また賞味期限が近づいた緑茶や番茶はほうじ茶にするのがおすすめ。フライパンに茶葉を入れて焦げないように乾煎りすると、煙が立ちます。色が瞬間的に茶色に変わったら、火を止めて、余熱で火入れすると、あっという間にほうじ茶が完成します。

これからの季節、コーヒー代わりにキャンプ場で楽しむのもおすすめです。フライパンに油がついていないように、しっかり拭き取ってから作業するのが大切です。

福寿園CHA遊学パークでの体験によって、お茶の面白さに気づき、ペットボトルではなく、急須でお茶をいれるようになりました。碾茶はのりのような旨味成分がおいしくて、ショップで「食べる碾茶」を購入し、おにぎりやパスタなどに入れて楽しんでいます。

これから新茶のシーズンにむけて、茶園の茶葉も鮮やかな緑に変わります。これから京都は観光シーズン。混雑を避けて、山城でのんびりと茶体験がおすすめです。

福寿園CHA遊学パーク

電話:0774-73-1200

住所:京都府木津川市相楽台3-1-1

営業時間:10:00~16:00(入園は15:30まで)

定休日:福寿園CHA遊学パークが定める日

公式サイト:https://cha.fukujuen.com/

※体験は要予約(https://cha.fukujuen.com/cha_list/

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トラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

神社仏閣とお酒をこよなく愛する自由人。仕事は、インバウンドに関する事業に従事。個人活動としてトラベル・グルメ系の連載や寄稿も多数。京都に憧れ、4年前に移住してきた関東人です。地元出身とは異なる視点で地域を発信していきます。

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