【ワーキングメモリを育てる】8歳までに育てる4つのメリットと4つの具体的な方法を解説!
子どもの成長において、ワーキングメモリの発達は大切な要素です。
8歳までにこの能力を育てることは、子どもの学習や日常生活における自立にも役立ちます。
しかし、実際に子どものワーキングメモリをどのようにして育てたらよいのかを悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子どものワーキングメモリを8歳までに育てるための具体的な方法について、詳しくご紹介します。
最後まで読んでみてくださいね。
ワーキングメモリとは
ワーキングメモリとは、一時的に情報を保持し、同時にそれを操作するための認知システムのことです。
一般的に「短期記憶」とも呼ばれますが、単なる記憶だけでなく、その情報を用いて思考や行動を行う機能も含んでいます。
このワーキングメモリは、問題解決や計算、文章理解、学習など、日常生活や学校での学びの場面で頻繁に使われます。
例えば、以下のような場面です。
・口頭で指示を受けて実行する
・算数や数学の計算
・お手伝いをする(家事をおこなうなど)
・友人と遊ぶ
こういった場面では、一時的に情報を頭に保持しながら、それを利用して次の行動を考えるためにワーキングメモリが必要となります。
8歳までにワーキングメモリを育てる4つのメリット
子どもが8歳までにワーキングメモリを育てることは、その後の学習や成長において多くのメリットがあります。
ここでは、その主な4つのメリットについて解説します。
1. 学習能力の向上
ワーキングメモリは学習の全般的なプロセスに影響を与えます。
情報を一時的に保持し、それを操作する能力は、新しい知識を吸収し理解するために不可欠です。
この能力が鍛えられている子どもは、新しい情報をより早く、より深く理解できる傾向にあります。
2. 問題解決能力の向上
ワーキングメモリは、問題解決能力にも大きく関わっています。
この能力を育てることで、子どもはより複雑な問題に対しても自己主導で解決策を見つける能力を身につけます。
3. 集中力の向上
ワーキングメモリは、集中力とも密接に関係しています。特定の情報に焦点を当て、他の邪魔な情報を無視する能力は、ワーキングメモリの一部です。
この能力が育つことで、子どもは一つのことに集中する能力が向上します。
4. 創造性の促進
ワーキングメモリは創造性とも関連しています。
複数の情報を同時に頭に保持する能力は、新しいアイデアを生み出すために必要なスキルです。
この能力を鍛えることで、子どもの創造性も一緒に育っていきます。
家庭でできるワーキングメモリトレーニング4選
ワーキングメモリの育成は、専門的な訓練やツールがなくても家庭で可能です。
ここでは、親が子どもと一緒に楽しみながら行える4つのワーキングメモリトレーニング法についてご紹介します。
1. メモリーゲーム
メモリーゲームはワーキングメモリのトレーニングに最適な方法の一つです。
例えば、「記憶カードゲーム」では、カードを裏返しに並べ、ペアのカードを見つけるゲームがあります。
これは、どのカードがどこにあったかを覚えておく必要があるため、ワーキングメモリを鍛えることができます。
2. 物語作り
子どもが創造的な物語を作り出す活動は、ワーキングメモリを育てます。
例えば、親が物語の一部について「それから何が起こった?」と子どもに尋ねると、子どもは前の情報を保持しながら新しいアイデアを考え出そうとします。
3. クッキングゲーム
簡単なレシピを一緒に作ることは、子どものワーキングメモリを鍛えます。
子どもにレシピの手順を読み、覚えてそれを実行させると、ワーキングメモリが使用されます。
4. 数学のパズル
数学のパズルやゲームは、理解と記憶を同時に必要とするため、ワーキングメモリのトレーニングに有効です。
例えば、数の列を覚え、後でそれを順番に再現するといったゲームは、子どものワーキングメモリを鍛えます。
まとめ
8歳までにワーキングメモリを育てることは、子どもの学習能力、問題解決能力、集中力、創造性の向上など、様々な面での成長を促します。
日々の生活の中で積極的にワーキングメモリを使う機会をつくることで、子どもの潜在能力を引き出す手助けをすることができます。
ぜひ、子どもと一緒に楽しみながらワーキングメモリトレーニングを実践していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。