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【宮城県 東松島市】8月中にGOGO特集!! 野蒜の亀岡トンネルでひんやり異世界体験

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

8月こそ「夏」という感覚ですが、実は8月7日は「立秋(りっしゅう)」。
二十四節気では、夏から秋に移り変わりますよと言うタイミング。
しかしながら、最近の気温といえば、人間の体温と同じくらいの猛暑続きで、うだる様な蒸し暑さに、昨年以上に冷房と仲良くしてしまう状態です。

今回は、暑い8月だからこそ体験して欲しい、そして「8月中にGOGO!」と読者の皆さんの背中を押したくなる、お勧めの場所をご紹介します。

▲ 「震災復興伝承館 (旧野蒜駅)」から「野蒜海岸」までは徒歩約10分ほどで行けるので、帰りに寄り道も◎
▲ 「震災復興伝承館 (旧野蒜駅)」から「野蒜海岸」までは徒歩約10分ほどで行けるので、帰りに寄り道も◎

その場所は、東松島市野蒜の「亀岡トンネル」。所在地は、上記写真の「震災復興伝承館(旧野蒜駅)」を正面に、左手方向に徒歩約10分程の位置にあります。

▲ 遠くから少しずつ「亀岡トンネル」に近づいていくと、不思議と自分が段々と小さくなっている様な感覚
▲ 遠くから少しずつ「亀岡トンネル」に近づいていくと、不思議と自分が段々と小さくなっている様な感覚

以前は「JR仙石線」がここを元気よく通過していましたが、現在「亀岡トンネル」は自転車歩行者専用道路として新たに生まれ変わり、人々の姿をじっと見守ってくれています。
この「亀岡トンネル」を通る専用道路は、見事な美しい一直線の為、実際に取材をした際にはまるでトンネルに吸い込まれるような感覚と、トンネルに近づくにつれて徐々に自分の体が縮んでいく様な、とても不思議な気持ちを味わいました。

▲ いよいよトンネルに入る手前、見上げた先には野蒜らしい大迫力の岩肌が出迎えてくれた
▲ いよいよトンネルに入る手前、見上げた先には野蒜らしい大迫力の岩肌が出迎えてくれた

いざトンネルを目の前にすると、かなりの迫力に少し通過するのに躊躇してしまうほど。
また、以前「仙石線」が通過していた場所を、自分が歩いて通過するという不思議な感覚。

▲ 通り抜けた先には、一体どんな世界が・・・!
▲ 通り抜けた先には、一体どんな世界が・・・!

「よし!」と一歩を踏み出すと、今まで歩いてきた道を振り返りたくなる様な、だけど先に見える景色に向かわなくては・・なんともいえない絵本の世界に飛び込んだ感覚。
実際のトンネル自体の距離は短く、たった数メートル、しかし、感覚的にそこだけ時間の流れが水飴の様にびょ〜んと伸びているかのようでした (筆者の肌感覚)。
またトンネル内は、心地よい風が通り抜けており、真夏の蒸し暑さを少し忘れさせてくれる、ひんやりとした涼を感じつつ、出口に到着しました。

※トンネル内は薄暗い為、通行をされる際はなるべく明るい時間帯をお勧めします。また、お子様お連れの際は、足元に十分注意をしてご通行下さい。

▲ 亀岡トンネルが「またございん」と言ってくれていると良いのだが
▲ 亀岡トンネルが「またございん」と言ってくれていると良いのだが

出口を出た後、なんだか名残惜しい気持ちでしたので、思わず何度か振り返り、もう一度「亀岡トンネル」全体を撮影 (上記写真が、思わずシャッターを切ったもの)。
「亀岡トンネル」の存在感と、地元をずっと見守ってくれている包容力に、「ありがとう」と感謝の言葉を伝えたくなる時間を過ごすことが出来ました。


今回は、暑い8月だからこそ体験して欲しい、そして「8月中にGOGO!」と読者の皆さんの背中を押したくなるお勧めの場所、野蒜の「亀岡トンネル」をご紹介しました。
8月が終わる前に、ぜひ体験してみて下さい。



名称:亀岡トンネル
アクセス:東松島市野蒜「震災復興伝承館(旧野蒜駅)」から徒歩約10分
※自転車歩行者専用道路の途中にトンネルがあります。

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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