8月も残りあと数日間。皆さま、いかがお過ごしでしょうか？
筆者は、最近ふと思うのです。冷房機器の存在が、当たり前の世の中になっている状況で、自然が作り出す涼しさというものを、感じられる感覚が鈍っているのではないかと。
木々によってつくり出されたやさしい日陰の感覚、岩の隙間から吹き抜ける海風の心地良さ、鮮やかな苔に覆われた岩肌をながめて涼を感じる。など、単純に機械によって冷やされた空間に身を置いて得られる涼ではなく、人間の五感で得られる感覚的な涼というものを、もう一度体感しなければと筆者は思った訳です。

そこで今回は、前回の「松島の浪打浜・松島海浜公園で最高の自分時間を過ごそう」に引き続き、暑い8月だからこそ体験して欲しい、そして「8月中にGOGO!」と読者の皆さんの背中を押したくなる、近場でおすすめの場所をご紹介します。

その場所は、松島町の「JR松島海岸駅」から徒歩約5分の場所にある「雄島(おしま)」です。「松島離宮(まつしま りきゅう) ※昔のマリンピア松島水族館があった場所」の裏側に入り口があります。

上記写真の通りをちょっと進むと、左手に小さな「雄島」の看板が見えてきます。

以前の記事でご紹介した「浪打浜公園」がすぐ隣にあり、雄島の帰りにそのまま「浪打浜公園」で休憩するのもおすすめです。※公園にはトイレも自動販売機もあり、水分補給も可能です。

先ほどの看板から程なくして、すぐ目の前に「雄島入口」の文字が出迎えてくれます。
8月の「雄島」はグリーンの木々や苔に覆われ、中に入る前から既に視覚的にも涼しさを与えてくれる場所。秋になるとこの色合いがまた変化するため、夏のうちに是非訪れて欲しい場所です。

入り口からすぐの場所で、筆者は立ち止まり上を見上げ「ほぉっ」と、声を上げる。
これは毎度のことで、ちょっと松島に行こうと「雄島」に立ち寄っては、この入り口の素晴らしさに、足を止めてしまいます。
特に、夏の時期のこの細道から見上げる、植物たちの天井には、毎回素晴らしい時間をいただいています。

「渡月橋(とげつきょう)」からの松島湾を眺めながら、海風を感じつつ奥へと進んでいくと、岩窟のエリアに入っていきます。

更に、具体的にご紹介をしたいところですが・・・ここから先は是非実際に現地で体感をしてみてください。「雄島」には、さまざまな箇所で、人間の視覚、触覚、嗅覚、聴覚(味覚は・・)から得られる夏の涼が存在します。冷房で作られた涼しさではなく、たまには人間の感覚で味わう涼しさを是非、体験してみて下さい。

今回は、暑い8月だからこそ体験して欲しい、そして「8月中にGOGO!」と読者の皆さんの背中を押したくなるお勧めの場所、松島町の「雄島(おしま)」」をご紹介しました。
是非、8月最後の週末にお出掛けをしてみて下さい。

名称：雄島
住所：宮城県宮城郡松島町松島浪打浜24