武蔵浦和駅から、徒歩10分以上。けっしてアクセスが良いとは言いきれない場所に、世界的なパティシエがオープンしたお店「パティスリー アプラノス」が、気付けば10年目を迎えていました。

こちらのお店は、浦和にあるロイヤルパインズホテルでペストリーシェフを務め、またパティシエのワールドカップとも呼ばれる「クープ・ド・モンド」に日本代表としても出場した朝田晋平さんが、2011年に独立してオープンしたケーキ店です。長年のロイヤルパインズホテルファンにはお馴染みの方だったので、独立されるときには驚きと、それが市内であったことへの安堵があったことを今でも思い出しますね。

ケーキは全体的にファミリーでも安心して食べられる優しい味わいのものが多く、軽めに仕上げられている印象。とはいえ、そのクオリティは県内でも最強クラス。普遍的でありながらも高水準にまとめられたケーキのひとつひとつに、強いこだわりを感じます。

さいたま市内のこちらも有名店である「アングランパ」や「アカシエ」とは異なる個性で、使い分けも便利ですね。スタンダードでありながらも、とにかく誰と何を食べても安心、というのがこちらの凄さだと勝手に思っています。

スペシャリティとしてはシェフの名前を冠した「あさだろーる」があり、やはりこちらが永遠のナンバーワンに思えます。ロイヤルパインズホテル時代からも、おすすめといえばやはりこちらでした。独立されてからも変わらぬ味で、長年のファンもだいぶ多いはず。

ほかにも季節のケーキが目を引くのですが、この季節といえばリンゴを使った「ポム」がおすすめ。ファンが多く、早々に売り切れてしまうことも目にする人気のケーキです。

なお、車でのアクセスが便利かなと思いますが、駐車場は店舗前に2台分、店舗裏に3台分を完備。ぜひ活用してみてください！