【南アルプス市】地域の文化が集まり広がる街のパン屋さん
筆者は、たまにコンビニで菓子パン・惣菜パンを買って食べる程度で、パン屋さんでパンを買って食べた経験が少なく、街のパン屋さんという存在にはあまりご縁がありませんでした。
今回お邪魔した南アルプス市小笠原の「ベーカリー ルーブル」さんは、長らく存在は知っていたし、間接的にお世話にもなっているし、SNSで繋がりがあるにも関わらず、実は10年近く一度も来店したことがありませんでした。
せっかく記事を書くようになったので、今回初めてお邪魔してみようと思い立ったわけです。
店内に入ると焼きたてのパンの匂いが鼻の奥を刺激して、食欲を増進させてきます。
雑穀メロンパン買って食べてみましたが、カスタードクリームが好みのど真ん中で、次に来た時にも買おうと誓いました。
地元の3000m峰「北岳」をモチーフとしたカンパーニュ。
これ子供絶対欲しがるやつじゃないですか。バターロールもリーズナブルで、まとめ買いしても良さそうな感じ。
見ているだけでおいしさが伝わってきます。が、もっと美味しそうに撮れないものかと反省。
市内の色々なイベントで、結構配られることが多い「櫛形山パン」。餡の種類が多いので何気に迷う。筆者の好みはつぶあん。櫛形山の標高忘れた時には櫛形山パンを買いましょう(2052mの焼印入り)
櫛形山はなだらかで長い稜線が、和櫛の形に見えることから名前が付いています。パンを商品化する際に良く考えついたものだと感心します。
コチラは、過去記事でもご紹介しました南アルプス市ふるさと文化伝承館に展示されている、鋳物師屋遺跡で発掘された土偶をモチーフに作られたパンです。最近では某アニメ映画にも登場して、全国的に広く知られることにもなりました。可愛いです。
街のパン屋さんの企画力&実行力。
また更にコチラ。
再現度の高さよ。
また店内にはパンだけではなく、ワインやジャム等、地元で醸造・生産された商品を多く取り扱っています。
今日は棚にこそ並んでいませんでしたが、過去記事でもご紹介したアルプスteiさんや730HONEYの商品も取り扱われているようです。
これから取材したい対象も多く、お店を起点として色々な方面につながっていきそうな感じです。
パン屋さんに新鮮な無農薬野菜。
街のパン屋さんで地域の情報が交差しています。SNSでの情報発信も頻繁にされているので、フォローしておけば耳寄りな情報も得られるかもしれません。
店主の芦沢氏。国産・県産の材料に拘りを持ち、美味しいパンを焼く街のパン屋さん。また、積極的に文化情報を発信されたりと地元愛のとても強い方だと思いました。南アルプス市は古くから交易の道「駿信往還」が通っていたこともあって、物と情報が集まり広がっていく地域。ベーカリールーブルも昔と違えど、地域の文化情報が集まり広がる拠点として活躍されています。
ご来店の際には、美味しいパンと地域文化の情報を袋に詰めて帰られることをオススメします。