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【富田林市・河内長野市】明日は七草粥の日。南河内地域の郷土料理「茶粥」玄米版レシピをご紹介します

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

世間では正月モードが終わり平常に戻った感じですね。まもなく最初の週末を迎えますが、7日土曜日の朝と言えば七草粥。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの七つの草(春の七草)を粥に入れて食べるのは日本全国の風習です。

春の七草
春の七草

しかし、ここで一風変わったことを思いつきました。それは河内長野や富田林といった南河内地域の郷土料理ともいえる「茶粥」を使って七草粥を作ったらどうなるだろうか?思い立ったら吉日ということで、実際に作ってみました。

観心寺KU-RIさんの茶粥
観心寺KU-RIさんの茶粥

茶粥そのものは奈良県の大和が発祥とされていますが、大阪府の南河内や和歌山県紀州の一部、三重県の伊賀地域でも食べられている郷土料理です。河内長野駅前にある長野商店街の平尾商店さんで教えてもらい、また観心寺KU-RIさんでもセットメニューに入れてあります。

また富田林市での情報(外部リンク)によれば「おかいさん」と呼ぶそうで、夏の暑いときに冷やして食べることをおすすめしています。

それをあえて七草粥として食べるとどうなるでしょうか?ちなみに観心寺KU-RIさんの説明では、観心寺では節分の時に小豆入りで食べる習慣があるそうなので、冬に食べること自体は問題ないようです。

平尾商店さんに売ってあった茶粥用のほうじ茶パック
平尾商店さんに売ってあった茶粥用のほうじ茶パック

そこで、平尾商店さんで買っておいたほうじ茶パックを使って作ってみることにしました。七草はこのほんの短い期間だけスーパーで出回るのでそれを使ってみます。

ちなみに茶粥は河内長野の平尾商店さんの他、富田林では彼方にあるグランドホテル二葉さんで、富田林ブランド「富茶粥セット(540円)」(外部リンク)を販売しています。

ということで、実際に作ってみることにしました。私は玄米を常食するので、玄米を使った粥の作り方にしていますが、一般的にはここを白米としても問題ありませんし、その方が簡単に七草粥が作れると思います。

◇七草入り玄米茶粥 (4人前)
・玄米 1合
・ほうじ茶パック ひとつ
・七草セット 2パック
・水 1800cc(固めが好きな場合は1400cc前後)
・塩 小さじ半分

いろいろレシピを調べてみましたが、玄米の場合は最初に玄米をフライパンで煎っておくと水分を吸収しやすくなり、事前に長時間水に浸けておく手間が省けます。

これは以前作ってこちらで紹介した楠公飯と同じですね。中火で約20分から30分、玄米の様子を見ながら焦げないように煎っていきます。

今回は25分かけて煎り終わった玄米です。粒がふっくらと丸くなっているのがおわかりでしょうか?

ここで玄米に水を加えます。ここでは玄米の10倍の量の水を使っています。実際に出来て食べたときはは少し柔らかかったので固めが好きな人は、8倍くらいに水の量を抑えてください。ちなみに白米の場合は、米と水の割合が1:7です。

次に中火にして、ほうじ茶パックを鍋の中に入れます。

水が沸騰して泡が出て来たら、玄米が鍋底にこびりつかないように、木べらで数回混ぜます。そしてすぐに弱火にし蓋をします。

ここでのポイントは、鍋に箸を置いて蓋が少し開いている状態にしていること。この状態で約1時間煮るのですが、鍋の中をかき混ぜないよう気を付けてください。

お粥を作っている間に七草をカットします。根の部分がおいしいすずな(かぶ)とすずしろ(大根)の根に当たる固い部分と柔らかい葉っぱの部分に切り分けます。

このようにカットしていくわけですね。

ここからは好みの問題ですが、根の部分はイチョウ切りなどの薄切りに、葉っぱの部分も1センチ程度の食べやすい大きさにカットしておきます。

残りの草も食べやすい大きさにカットします。こちらの草の根は食べにくいのと見た目も綺麗でないので、切り取って捨てます。

根の部分と葉っぱの部分は、鍋に加えるタイミングが異なるので、それぞれ別の器にわけておきます。

米と茶粥の元が入った鍋は中火で火を通して沸騰したら弱火にしてゆっくりと煮込みます。30分くらい経過して玄米が柔らかくなってきたところで、先に根の部分を鍋に加えます。

鍋に再び蓋をして、根の部分を玄米と一緒に煮込み、さらに柔らかくなるのを待ちます。残りの煮る時間が過ぎておよそ煮あがったら、ここで塩を入れます。塩の量はお好みですが、私の場合は1合の玄米粥で小さじ半分程度加えました。

次に、葉の部分を加えます。

葉の部分を入れました。ここからもうひと煮たちして完成です。

ということで玄米七草茶粥が出来ました。一般的な白がゆと比べてさらっとしていてやや固めに仕上がったようですが、玄米の割には柔らかく食べやすかったです。

ところで「大和の茶粥、京の白粥、河内のどろ喰い」という言葉があり、河内地域では泥のように比較的固い粥が食べられていたとされています。昔の七草粥はこんな感じなのかなという気がしました。

明日7日の朝に七草粥を作る人も多いかと思いますが、今年は一風変わった茶粥又は玄米で七草粥を作って、趣向を楽しんでみるのも良いですね。

作った後に知ったのですが、河内長野の滝畑地域では「七草と青菜と餅入りの赤味噌雑炊」をするという情報も見つけました。来年はそれをやってみたいと思います。

平尾商店(ほうじ茶パック販売所)
住所:大阪府河内長野市本町12-21
電話番号:0721-52-2040
水曜朝市営業時間:8:00~19:00(午後来店が望ましい)
アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩3分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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