Yahoo!ニュース

【河内長野市】GWの風物詩!延命寺の青葉祭が今年も開催。5月5日当日の参考に、昨年の様子をご紹介。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野でGW後半の行事のひとつといえば、延命寺の青葉祭(降誕会)ではないでしょうか?

今年は空海の生誕1250年ということで、高野山をはじめ四国の善通寺など全国の真言宗寺院で特別な法要などが行われるようです。しかし、やはり河内長野で生誕を祝うお祭り・法要を行う寺院といえば、延命寺の青葉祭が思い浮かびます。

私は昨年、初めて青葉祭に行ってきたのですが、どんな様子かをここでレポート。もし今年参加する人、特に初めて参加する人への参考になればと思います。

薬樹山延命寺といえば、大阪府天然記念物に指定されている「夕照もみじ」などの紅葉が有名ですが、まつりの名前「青葉」のとおり、GWの延命寺も青々としていてとても美しいです。

開場して1時間後くらいに訪れたところ、門の入り口からすでに多くの人と境内に出されているお店が見えます。

昨年観心寺でマルシェが行われましたが、あの時はちょうど中世の寺院の姿として、境内に市が数多く立っていて町が形成されていたということを学んだ直後だったので、それを連想したものです。

そういえば去年の写真を見ると、昨年の青葉祭もそんな姿になっていますね。

境内に入りました。早い時間に来たつもりですが、早くも多くの人でにぎわっています。

さて今年出店するお店を紹介しましょう。昨年よりも5店程度多いようです。

  • ぴんぽんパン(パン)
  • COBO COFFEE(コーヒー)
  • ナボット(焼き菓子)
  • kawabata farm(野菜)
  • 癒詩愛屋(焼き菓子)
  • 根っこ農園(野菜、米粉のドーナツ)
  • kiki(米粉のシフォンケーキ)
  • SWITCH BACK(量り売り、エコグッズ)※タッパー、ジップ袋などをご持参下さい
  • kusati(オーガニックフード)
  • kurotobi(暮らしの雑貨)
  • もちねこ(和菓子)
  • Kana Tumu-Ri(アクセサリー)
  • うら田(手打ち蕎麦)
  • 箱庭(ヒンメリとお花)
  • あんず(炊き込みご飯)
  • 紅いろ屋(手織り物)
  • 桃季(中華点心)
  • 遊子工房(木工品、草木染め)
  • あや魚(ちらし寿司)
  • みなと寮(陶芸)
  • 和韓ごはんと、甘いのと(キンパ)
  • 金魚すくい

この中には昨年も出店したお店がいくつもありますね。お店は10時から14時までですが、昨年の経験上、早い時間に行かないとお目当ての商品はすぐに売り切れてしまいます。

また境内には、法要に参加する袈裟を着た方の姿もありました。

昨年の目玉だった、うら田さんのそばだけは、ぜひ頂こうと会場に向かいました。

しかし、うら田さんのそばはとても人気が高く、すでに多くの人が!

この待ち行列にただただ圧倒されました。どうにか私の食べる分は確保できましたが、蕎麦をいただくなら最初に行かないと厳しいかもしれませんね。

20分くらい待って席に案内されました。

昨年のメニューはこちらです。二八の薬味蕎麦とあります。新生姜、茗荷(みょうが)、貝割れ、九条葱(ねぎ)が入っているそうです。

こちらが去年の薬味蕎麦です。二八の手打ちそばの上には4種類の薬味が載っています。今年は同じなのか違うのか楽しみですね。

口当たりものど越しも旨い蕎麦を食べながら外の青葉を眺めていると、何とも格調高いGWになったものだと思いました。

うら田さんは、今年も200食の手打ちそばを用意されるそうです。

蕎麦をいただいてから改めて境内のブースを見学しました。

ひとつひとつのお店までは紹介できませんが、どの店も人気で、売るほうも買うほうも笑顔が広がっているように思いました。

法要の前に本堂を見に行きました。

奥に見える延命寺の本尊は如意輪観音像とのこと。伝承では、江戸時代に浄厳が延命寺と寺の名前を付けたときに、本尊をこちらの如意輪観音像に改めたとありました。

このほか延命寺には、重要文化財の釈迦如来立像(外部リンク)や河内長野市指定文化財の薬師如来坐像(外部リンク)などがあります。

法要が行われる場所の手前には供え物が多く飾られていました。

さて、法要開始12時になりました。

僧列は、おごそかに本堂のほうに向かっていきます。

本堂の前で数分間の問答のようなやり取りがありました。

そのあと本堂の中に、各僧が着座して、法要がスタートしました。

少しだけですが雰囲気を味わってもらおうと動画も撮りました。

ということで、青葉祭を紹介しました。単なるマルシェではなく仏教の法要であるということを意識しつつも、GWの後半を延命寺で楽しみましょう。

雨天の時は出店内容が変わる場合があるそうです。また当日は室内にも飲食場所を設けているそうで、現地の案内に従って頂きたいとのことです。

青葉祭のチラシより
青葉祭のチラシより

なお、当日の駐車場は寺院の境内にはありません。上の図の「P」のところになっています。当日はなるべくバスなどの公共交通を使ってほしいとのことです。

お天気が心配ですが、今年も昨年のように晴れると良いですね。

薬樹山延命寺
住所:大阪府河内長野市神が丘492
電話番号:0721-62-2261
青葉祭開催日時:5月5日 10:00~14:00(境内出店)
青葉祭法要開始:12:00から本堂にて
アクセス:南海美加の台駅からバス 神ヶ丘口バス停下車徒歩10分
※延命寺口バス停からでも行けますがその際には山道を通ることになります。

※記事へのご感想等ございましたら、「奥河内から情報発信」ページのプロフィール欄にSNSへのリンクがありますので、そちらからお願いします。

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

奥河内から情報発信の最近の記事