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温泉旅バカが実際にやる、温泉を何倍も楽しめるルーティーン!

温泉旅バカひかさ温泉入浴指導員、YouTube動画クリエイター

記事を開いてくださりありがとうございます、温泉旅バカひかさでございます。

さて、今回のテーマは「温泉旅バカが実際にやる、温泉を何倍も楽しめるルーティーン」でございます。温泉施設に向かうと、僕自身はある程度のルーティーンがあるのです。マニアックかもしれませんが、実はみなさんが知っておくともっと温泉が楽しめるのではないかと思います。ぜひ最後までご覧ください!

【1】出発前に温泉施設の公式サイトを確認!

温泉施設に向かうことになると、あらかじめ温泉施設の特徴を調べます。これはなぜかというと、公式サイトではその温泉施設の売りを知ることができるからです。たまに観光地とかであるのが、帰ってきてから、「えっ、あれが有名だったのに寄らずに帰ってきちゃった〜!」なんていうケース。温泉でも同様に複数浴槽があると、1箇所だけ100%源泉ですということもあります。それを後から知ると後悔しかありませんから、事前に知っておくのです。

また、泉質を先に把握しておくためにも見ます。泉質がどのようなものなのかによって、その温泉の入り方が変わってきます。特に水分をしっかり摂らないといけないのか、どのくらいの時間入浴するのかなどを考えて行動プランを計画することができます。

【2】到着したら、「表記」を確認!

さて、到着しました。

では、次に注目するのは「表記」です。いや、何の?というところですが、これは「天然温泉」「純温泉協会」「日本秘湯を守る会」の3点セットです。これらは温泉の泉質にこだわりのある組織が例えば泉質について評価している等をしています。しかし、どの温泉施設でもあるわけではなく、それこそ良質な温泉に多い表記ですから、この表記があるとその温泉をより堪能しようと決意を固めることができます。良質な温泉であると、より長い時間、存分に楽しみたいと思ってしまうのです。

【3】撮影に関する確認

あともう一つ、それは「撮影」に関する確認です。僕の場合、大きな施設では撮影はせず、自分くらいしかいないところでしかほとんどやらないのですが、浴室内の撮影がOKかを確認します。記録に残したいというのも一つですし、僕の場合は動画で紹介するためにも確認をとります。

【4】温泉分析書の確認

さて、脱衣所に入ると温泉分析書を確認します。確認の内容は、次のとおりです。

①泉質名・pH値

どのような泉質であるかによって入浴法が異なります。例えば硫黄泉や酸性泉の場合には刺激が強く、特に僕は肌が弱いため、入浴時間、休憩時間を頻繁に取る入浴方法にします。

②知覚的試験結果

温泉には色、味、臭いなどがあります。最初にこの情報を取り入れておくことで、実際に浴室に入ってそれが体験できるかを確認します。表記では「無色澄明、硫化水素臭」などになっているので、確認してみてください!

③源泉温度

源泉温度によって、100%源泉が「温かいお湯」か「水風呂」かがわかります。

源泉温度に近い温度の浴槽があればそれに入浴をすることで一番良質な温泉を楽しめるのです。ちなみに施設によっては冷たい温泉を水風呂で提供してくれている場所があり、これが本当に最高なんです。

④具体的な数値

温泉分析書には具体的な数値が書かれています。その中でもどの数値が多いのかをみておくと面白いのです。例えば、硫黄泉ではないのに、硫黄に関する成分が多いというケースもありますし、鉄泉ではないのに、お湯が茶色なんてこともあります。泉質名にするには成分が足りなかったものの、少量でも温泉に影響する成分もあるため、ここで確認をしておきます。

⑤加水・加温等の有無

最後に加水、加温、循環濾過、消毒、入浴剤の有無を確認します。加水、加温はまだいいのですが、塩素系消毒を温泉に加えている場合に、僕の場合皮膚が痒くなってしまうこともありますので(学校のプールはやばい)、ここで注意をしてみておきます。また、全て「無し」なら大喜びです。

【5】給水

さて、入浴前には給水をします。大きな施設ですとウォーターサーバーがあるケースもありますから、それを使います。それ以外の時は事前に自販機で水などを買っておきます。なお、脱衣所では飲食禁止のパターンもあるので、その場合には脱衣所に入る前に飲みます。

【6】60秒入浴

洗体や休憩は置いておいて、そろそろ上がろうとするとき、僕は目を瞑って60秒数えます。これは、寝たいのではなく、温泉そのもの以外の情報を全て無くし、温泉を最大限に楽しむためです。A型なので60秒が途中で諸事情で途切れたら1から数えます。(のぼせに注意)

【7】給水

上がったら、水を飲みます。5の給水と合わせて前後の給水がのぼせなどの防止につながります。実は入浴後だけだとのぼせ防止には不十分なので前後にしておきましょう。

【8】温泉分析書の確認

帰る前に、温泉分析書についてスタッフの方にお伺いします。それは「温泉分析書のコピー」がいただけないかです。これは温泉保養士の講習で聞いた話ですが、泉質にこだわる温泉は温泉分析書は出してくれるということで、実際にもらう方も多いそうです。(忙しそうな時はやめています)

もし、用意がない場合には、脱衣所内の温泉分析書の撮影許可をいただき、撮影するケースがあります。

【9】まとめ

ということで、今回は温泉旅バカのひかさが実際にやるルーティーンをご紹介しました。(ちなみに本当にそのままです。)ご覧いただいた方の中には「それやってる!」というものもあれば「それいいかも!」と思っていただいたものもあると思います。ぜひ次の温泉旅ではやってもらえると嬉しいです。

温泉入浴指導員、YouTube動画クリエイター

温泉入浴指導員、温泉ソムリエ、温泉保養士、温泉観光士の温泉バカです。YouTubeチャンネル「温泉旅バカひかさ」「マイ政経予備校」で活動しています。温泉については、温泉分析書を正しく読み、その人にあった入浴法をアドバイスできるように勉強中です。

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