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【自分でおまるに座る】話すだけで進むトイトレ、保育士オススメのたった一言とは!?(トイトレ②)

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。

「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育て世代を集めてオンライン講座を開いたり、育児に関する情報の発信を行ったりしている現役の保育士です。

今回は自分でおまるに座る!遊び感覚で楽しめるトイレトレーニングについてお話ししていきたいと思います。

トイトレのあるある

前回は、話すだけ!いつでもどこでも簡単にできるトイレトレーニングについてご紹介しましたが、トイレトレーニングは子どもも大人も面倒に感じてしまうもの。

「少しおまるに座るだけで良いから!」なんて話しかけたところで、簡単に座ってはくれませんよね。

だって、おまるに座るなんて楽しくないもの。

しかし、ちょっとした工夫で遊びの要素を加えるだけで、驚くほど簡単におまるへ座ってくれるようになりますよ。

その方法さえ知っていれば、子どもたちの「トイレ行きたくない!」にイライラすることはなくなります。

それどころか、遊び感覚で楽しめるため、「もうトイレに行っちゃったからね〜」と、自分からおまるに座ってくれるようになるかもしれません。

一体どんなやり方があるのでしょうか。

やってみよう!

トイレトレーニングを遊びなかがら楽しむ方法。

それは「ママ(パパ)今からトイレに行ってくるから、行きたくなってもちょっと待っていてね」と声をかけることです。

例えば、お出かけ先から帰ってきたら、真っ先にトイレに行ってほしいもの。

しかし、多くの子はおもちゃで遊び始めてしまうことでしょう。

そんな時には、こんなふうに話してみてください。

「あぁ〜、早くトイレに行きたいな。ママ(パパ)今からトイレに行ってくるから、行きたくなってもちょっと待っていてね」

さて、子どもたちはどうすると思いますか?

恐らく、ほとんどの子はニヤッとして、「入れなくしてやろう」と言わんばかりにトイレへ駆け込むでしょう。

このように、「そろそろトイレへ行ってほしいな」と思った時に、一言声をかけてみてください。

どうしてトレーニングになる?

一体どうしてこんな方法でトレーニングが進むのでしょうか。

それは冒頭でお話しした通り、遊び感覚でトイレへ行けるからです。

子どもたちにとって、トイレトレーニングはどんなイメージでしょうか。

恐らく
・遊びを中断しないといけない
・座っているのは楽しくない
・時間がかかる
・ズボンの脱ぎ履きがイヤ

などと、悪いイメージの方が多いかと思います。

しかし、子どもたちのいたずら心をくすぐるのが先ほどの一言です。

「やめて!」と真剣に話すほど、わざとやるのが楽しくなってしまう子どもたち。

いたずらしたい気持ちを、トイレトレーニングに使ってしまえば良いのです。

そうする事で、それまでは面倒や苦痛に感じていたものがスッと飛んでいき、「気づけば座っていた」という状態に持ってくることができます。

すると、「先にしちゃった」と楽しくおまるに座れるのです。

ポイントを押さえて!

さて、この方法をやるに当たっては、いくつかポイントがあります。

ここが押さえられていないと、効果がなくなったり薄れたりしてしまうことがあるため要注意です。

①トイレ内におまるを用意しておく

どちらが先にトイレに入るかを楽しむため、おまるがトイレの中に置かれていないと、大人のトイレを邪魔をすることができません。

外におまるが置かれていては意味がありませんね。

必ず、おまるは大人が使うトイレの中に設置しておきましょう。

便座の上に乗せるタイプのものであれば、声をかける前にさり気なく気付かれないように準備しておくと良いです。

②競争は設定しない

このやり方は、「大人のトイレを子どもが邪魔するのが楽しい」と思えることが重要です。

それを「どっちが先に行けるか競争しようよ」なんて設定してしまうと、どうなると思いますか?

間違いなくやる気を削いでしまうことでしょう。

だって、そんなのは面白くないですから。

あくまで、用意されたレースがしたいのではなく、大人の邪魔をすることで、困る姿を見ることが楽しいのです。

③笑いながら怒る

大人も子どもと同じように楽しむことが大切です。

そのためには、先にトイレに入られた時、笑いながら怒ったように話すと良いでしょう。

「もぉ〜、プンプン」とか「今日も取られた〜」とか言っておけば良いのです。

そうすれば、いたずらが深刻にならない。

だからこそ、毎回楽しく繰り返すことができるのです。

ゲーム感覚でやり取りすることを大切にしましょう。

④行かなかったらそれで終わり

行かなかったらと言って、「今日は行かないの?」なんて声をかけることはしない方が良いでしょう。

大人はトイレを済ませ、「今日は先に入られなくてあぁ良かった〜」なんて言いながら安心する姿を見せたら良いのです。

そうしたら、なんだか悔しい感じがしてきませんか?

「今日も邪魔してやれば良かった」みたいな気分になりませんか?

だからこそ、余計なことは言わずにそうするのが良いのです。

まとめ

今回は遊び感覚で楽しめるトイレトレーニングについてお話ししました。

楽しいと思えないからこそ、なかなか進まないトイレトレーニング。

そんな時には
「ママ(パパ)今からトイレに行ってくるから、行たくなってもちょっと待っていてね」と声をかけることで、子どものいたずら心をくすぐり、自分から楽しくトイレに座ることを促せます。

その際には、以下の4つのポイントを忘れないようにしてくださいね。

①トイレにおまるを用意しておく
②競争は設定しない
③笑いながら怒る
④行かなかったらそれで終わり

どうしても「早くオムツを外したい!」と焦ってしまいがちなトイレトレーニングですが、そう簡単には進まないもの。

2,3歳は個人差の大きい時期なので、その子にあったやり方やペースなで、楽しく進めるという事を忘れないでくださいね。

トイレトレーニングを始めたばかりだという方は、話すだけ!いつでもどこでも簡単にできるトイレトレーニングから挑戦してみるのがオススメです。

おまるに座りたがらない子には、ぜひ試してみてくださいね。

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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