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家庭菜園で植えっぱなしOK!毎年収穫できるお得な多年生野菜とは

racss食育インストラクター・調理師/菜園家

家庭菜園は毎年の植え付けが大変!と思っていませんか?家庭菜園では、植えっぱなしでOKの野菜を組み合わせると植え付けや植え替えの手間が減らせます。
この記事では多年生で放ったらかしでも毎年出てくる野菜をご紹介します。ぜひこの春から育てる野菜に加えてみてください。

高級野菜?アスパラは毎年生えてくる

春から初夏が旬のアスパラ
春から初夏が旬のアスパラ

スーパーでは5,6本で数百円とちょっとお高いアスパラ。家庭菜園では一度植えると毎年芽吹く多年生の野菜です。10年以上も収穫を続けることが可能。
根を植え付け、最初の1年は我慢、翌春に出てきた芽が15センチ程度まで伸びたら採りごろです。6月頃まで収穫を楽しんだ後は、そのまま伸ばして葉を茂らせてください。根に養分を蓄え、また来年たくさんの芽を出してくれます。

ニラは無限収穫できる宿根野菜

次第に株が大きくなるニラ。花芽も食べられる
次第に株が大きくなるニラ。花芽も食べられる

炒め物や餃子に活躍するニラも多年生の野菜です。葉が茂ってきたら根元付近からざっくりと切って収穫。するとまたそこから伸びてきます。年に数回収穫でき、花も食べられるお得な野菜なんです。ニラは種から育てた後、株分けで増やすことができます。

ニラはナス科野菜の病気を予防してくれるコンパニオンプランツでもあります。詳しくはこちらの記事でどうぞ▼▼
ニラが相性バツグン!コンパニオンプランツでトマト・ピーマン・ナスの病気を予防

本当は野菜に分類されるイチゴ

イチゴは植えっぱなしでも実をつける
イチゴは植えっぱなしでも実をつける

イチゴって果物じゃないの?と思いますよね。しかし木になる果実ではなく草につく実なのでイチゴ本体は野菜に分類されています。
苗を秋または春に植え付けますが、一度植えると毎年花を咲かせて実をつけます。次第に株が弱ってくるので良い実を採るためには世代交代する必要がありますが、勝手にランナーを出して子株を作るので植えっぱなしでも自然と世代交代ができます。

爽やか薬味のミョウガも多年草

笹のような葉をつけるミョウガ
笹のような葉をつけるミョウガ

夏の薬味として欠かせないミョウガ。根が苗として売られているので春に植え付けます。これも多年草で、植えっぱなしにしていると徐々に増えていきます。夏から秋に出てくる花芽がつぼみのうちに収穫します。
春先の葉が開く前の柔らかい新芽は「ミョウガ竹」といい、これも食べられます。

薬味に彩りに大活躍の葉ネギ

緑の部分を食べる葉ネギ(青ネギ)
緑の部分を食べる葉ネギ(青ネギ)

青ネギとも呼ばれる葉ネギは、植えっぱなしで置くと分けつして増え株が大きくなる多年生の野菜です。根を残して上の部分を収穫してもいいし、増えたら根ごと収穫してもまた増えるので大丈夫。植えておくと薬味に彩りにと大活躍します。
種からも育てられますが、株分けで増やせるので育てている人から分けてもらうのもおすすめ。

葉ネギは「初心者でも失敗しない野菜」でもあります。こちらの記事で書いています▼▼
「初心者でも育てやすい!失敗しなくて満足感のある野菜3選」

植えっぱなしでいい野菜まとめ

植えっぱなしでも毎年生えてくる、多年生の野菜を5つご紹介しました。畑の端の方に場所を決めて植えておくと、毎年そこで生育します。その場所は土をひっくり返したり植え替えたりしなくていいのでとても楽!ぜひ畑の仲間に加えてみてくださいね。

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食育インストラクター・調理師/菜園家

癒やされる観葉植物にはまったのち、家庭菜園を初めて早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog (料理+菜園づくり 食育インストラクターracssの日々の暮らし)」にて公開中。

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