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ダイエットは眠りから!【睡眠が短いと太りやすい】理由と理想の睡眠時間を解説

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

睡眠と肥満には相関関係があることがわかっています。
食べている量は変わらない体重が増えてしまっている方、食欲が以前より増した方、ダイエットしているのに思うように結果が出ていない方、睡眠不足や睡眠の質の低下による影響かもしれません。

この記事で紹介すること
・睡眠と肥満の関係
・何時間寝れば食欲は抑えられるの?
・睡眠の質も大切

・睡眠と肥満の関係とは?

1.睡眠が不十分だと基礎代謝が低下する

「睡眠時間5時間未満のグループでは、睡眠時間が7~8時間のグループに比べてメタボリックシンドロームのリスクは1.5倍であった」という報告があります。
睡眠時間が短いと基礎代謝が低下する傾向にあり、摂取したエネルギーをうまく消費できず脂肪として蓄えやすくなってしまいます。

2.睡眠が不十分だと食欲が増し、食事量が増える

体内には「グレリン」という食欲を増進させるホルモンが存在します。通常はグレリンが体内のバランスをとって必要な時に食欲を感じるようになりますが、睡眠時間が短くなるとグレリンの分泌量が過剰になり食欲が増してしまいます
しっかりと睡眠をとることで、過剰な食欲は抑制される可能性があります。ダイエットを始める方、無理な食事制限より、まずは睡眠時間の確保が大切です。

・何時間寝ればいいの?

必要な睡眠時間に個人差がありますが、統計的に7~8時間の睡眠をとっている人が肥満リスクは一番低いという報告があります。
睡眠時間は短すぎても長すぎても身体へ悪影響です。自分に合った必要な睡眠時間の確保が必要です。
必要な睡眠時間の判断基準は、朝すっきり起きられる、日中に眠気が起こらない、寝つきが良い、休日でも同じ時間に目覚めることができる これらが目安とされています。日本人は睡眠時間が短い傾向にあるので、まずは今より睡眠時間を長く確保してみることをおすすめします。

・睡眠の質

睡眠時間をしっかり確保していても、睡眠の質が悪いと肥満傾向になる可能性があります。夜中に何度も目が覚めてしまったり、浅い睡眠が続いて寝た気がしないと感じてしまったりしている方は要注意です。精神的ストレスやアルコール、カフェイン、室内環境など睡眠の質を下げる要素はいろいろ考えられます。睡眠時間の確保とともに、質の良い睡眠をとることも大切です。

さいごに
必要な睡眠時間は個人差がありますが、統計的にみると7~8時間睡眠をとっている人の肥満率が一番低いことがわかっています。理想の睡眠時間には個人差がありますが、睡眠時間が短すぎても長すぎても身体へ負担がかかります。自分に合った睡眠時間と、質の良い睡眠をとることで、肥満防止や生活習慣病予防につながります
これから夏にかけてダイエットを始める方にとっても、睡眠はとても重要な要素です。睡眠時間の確保、質の良い睡眠をとってココロもカラダも健康的に過ごしてください。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、健康系やインテリア系記事のライターをしたり、薬局で勤務したりしています。

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