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週末の寝だめは無意味?!休日に効率よく寝る方法2つ

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

平日お仕事に追われ、週末や連休にその分寝だめして過ごす方は多いのではないでしょうか?

過度の寝だめは身体へとって悪影響です。それでも休日は少しでも長く寝たい!という方へ、身体に負担がかかりにくい寝だめの方法をご紹介します。

この記事で紹介すること
・寝だめのメリット/デメリット
・寝だめによる悪影響はいつまで続くの?
・翌週に影響の少ない寝だめ方法を2つ紹介

・寝だめのメリット/デメリット

1.寝だめのメリット

寝だめをすることで一時的に身体や精神面の疲れが取れます。ただこれは一時的なことです。
適切な時間の寝だめをすることでこれまでの疲れは多少解消できますが、翌日以降の睡眠時間を前もって充てることはできないといわれています。
健康面から考えて、寝だめのメリットは少ないでしょう。

2.寝だめのデメリット

休日前日にいつもの時間より遅い時間に寝付き、いつもの時間より長く眠る、という寝だめスタイルの方が多いと思います。起きた直後は満足感を感じているかもしれませんが、このようなサイクルで過ごしてしまうと体内時計がずれてしまいます。
日曜日の夜に寝付きにくかったり、月曜日の朝すっきり起きられずだるさが残ったまま仕事をこなしたりする経験はありませんか?それは寝だめによる体内時計のずれが原因かもしれません。特に連休中に寝溜めによって生活リズムのずれが生じると、元の状態まで戻すのに時間がかかるので、寝だめ生活は避けたいものです。

・寝だめによる悪影響はいつまで続くの?

土日に寝溜めをしてしまうと、日曜の夜の睡眠の質が低下することがわかっています。生活リズムの乱れや睡眠の質が低下すると、翌週のパフォーマンスは低下します。週末の2日間に寝溜めをすることで起こるパフォーマンス低下状態は2、3日続きます。つまり土日に寝だめすることで、翌週水曜日までパフォーマンスが低下した状態で過ごしていることになります。
木曜日にやっと通常の状態へ戻っても、土日にまた寝溜めをする生活を送ってしまうと負のサイクルの繰り返しです。

・それでも睡眠をとりたい時の2つの方法を紹介

1.いつもの睡眠時間+2時間以内

寝溜めが身体にとって悪影響になる基準は「2時間以上」といわれています。休日に少しでも長く眠りたい場合は、平日+2時間以内にとどめることで身体への負担はかかりにくいといわれています。

2.早く寝て同じ時間に起きる

身体へ負担を掛けないためには休日も生活リズムをキープする必要があります。睡眠時間を長く確保したい場合は、いつもより早く寝て、起きる時間はいつも通りにしましょう。

さいごに
平日に十分に睡眠時間が確保できず、休日に寝溜めしないと身体が持たないと感じる場合は「睡眠負債」が溜まっている状態です。肥満傾向や高血圧、認知症のリスク上昇につながりますし、睡眠により日中の作業効率が低下している可能性が考えられます。日頃から十分な睡眠時間を確保し平日も休日も規則正しい生活を送ることで、効率よく仕事をこなせて、健康的に過ごせることが期待できます。
日頃から、休日寝だめをする必要のない生活を送りましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、健康系やインテリア系記事のライターをしたり、薬局で勤務したりしています。

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