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夏のお酒は睡眠の質低下しがち!?知っておきたい夏場の飲酒のコツ3つ

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

気温が高い日が続き、お酒が特においしく感じる時期です。
しかし特に夏はお酒を飲みすぎると体に負担がかかりやすく、睡眠の質の低下が引き起こされやすい時期です。
夏の時期に知っておきたい飲酒方法や睡眠との関係についてご紹介します。

この記事で紹介すること

・アルコールと睡眠の関係性
・夏のお酒が睡眠に危険な理由
・夏にお酒を飲むときに気を付けたいポイント3つ

・アルコールと睡眠の関係性

お酒でアルコールを適度に接種することで、一時的に寝付きやすくなります。ただ、これは一時的な効果です。
飲酒して一定時間経過後、お酒の代謝過程で体は覚醒してしまいます。
つまりお酒の一時的な作用で寝つくことができても、一定時間経過すると覚醒してしまい夜中に目が覚めやすくなったり、浅い睡眠状態が続いて疲れが取れなかったりする可能性が高くなります。
適度な飲酒は寝酒としての効果はありますが「寝つき」のみです。全体の睡眠の質は悪化してしまう可能性が高いので気を付けましょう。

・夏の飲酒が睡眠に危険な理由

夏の飲酒は特に危険です。
危険な理由の1つは「脱水症状が起こりやすい」ことです。
アルコールは利尿作用を持つので、飲めば飲むほど体内の水分が不足傾向になりがちです。
1リットルのビールを飲むと、体内の1.1リットルの水分が失われるとも言われています。

【喉が渇いてお酒を飲む→アルコールの利尿作用→さらに脱水症状】

特に睡眠中は水分が失われやすいので、知らず知らずのうちに脱水症状になりやすいです。
夏の高気温の影響もあり、睡眠時の脱水症状のリスクはさらに高くなってしまいます。
脱水症状かつ、睡眠の質が悪くなり体に負担がかかりやすいです。気を付けましょう。

・夏にお酒を飲むなら守りたいポイント3つ

❶飲酒前に水分摂取

お酒を飲む時点で体の水分が不足しているとお酒が回りやすくなりますし、お酒の代謝が進みにくくなります。
お酒を飲む前には、お酒以外の水分でしっかり水分補給しておきましょう。

❷アルコール以外の水分も摂取

お酒は液体ですが、飲むことで脱水症状になりやすいですし、お酒の代謝にも水分は必要です。
飲酒時はお酒以外の水分も併せて摂取しましょう。
コーヒー、玉露、紅茶などのカフェインが入っている飲み物は利尿作用があるため、お水や麦茶がおすすめです。

❸お酒を飲むときは水分の多い食事と一緒に楽しむ

水分は食事から取り入れることも可能です。
お酒を飲むときは、スープ、お茶漬け、うどん、豆腐、野菜や果物(キュウリ、大根、トマト、スイカ、梨、桃)など、水分を多く含む食事と一緒に楽しみましょう。

さいごに
夏はお酒が進む時期ですが、飲みすぎてしまうと脱水症状や睡眠の質の悪化など、体に悪影響ばかりです。お酒を飲む場合は少しの工夫で、体に負担がかかりにくくなります。お酒を楽しみつつ、対策をしっかりして健康的に夏を乗り切りましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、健康系やインテリア系記事のライターをしたり、薬局で勤務したりしています。

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