大船駅西口から徒歩3分、栄光坂の途中にある「珈琲屋りっしん洞」は、鎌倉市にある就労継続支援Ｂ型事業所で、スペシャルティコーヒーの製造と販売を行う自家焙煎のコーヒースタンドです。

梶原にある工場で生豆の計量や選別を行い、ここでは事業所の利用者さんの居場所づくり、そして地元の方の交流の場にという目的で、1杯300円で提供をしています。

コーヒー協会の品評会で80点以上のスペシャルティコーヒーを取り扱うテイクアウト専門店であり、“珈琲の好みは人それぞれ”という考えのもと、ひとりひとりの好みに合わせた特別な1杯を丁寧に淹れてくれます。

昨年開業した当初、“やってみないと分からない”ということから、営業時間は10:30～14:00で始めたのだそう。
訪れるお客様はほとんど近隣の方々。通勤や登下校、買い物帰りや通院の帰りに立ち寄られるお客様が多く、要望に応え11:00～16:00へ変更されたのだそうです。

オーダーを受けてから丁寧に1杯ずつ、出来たて淹れたてが味わえる

生豆を店内で焙煎しています。焙煎機はデンマークで設計されたものだそうです。
スタイリッシュでコンパクトなデザインが素敵ですね。コンピューター制御によってデータを管理しています。

りっしん洞ブレンドをはじめ、エチオピア、マンデリン、ブラジル、コロンビアといった、丁寧に選別されたスペシャルティコーヒーが並びます。

100g／500円から。中煎り、深煎りが人気で、酸味が苦手な人が多いという、地元の人の好みに寄り添ったラインナップです。
ほかにも、ドリップコーヒーや水出しコーヒーの販売も行っています。

目の前で繰り広げられる丁寧な手仕事。見ているだけでワクワクしてきます。
先客の外国のお客様がひと口飲んで、「負けたよ。毎朝自分でコーヒーを淹れるけど、これには勝てないよ。」という声が聞こえ、期待が高まります！

紙製のエコカップ「バタフライカップ」

コーヒー豆の特性を組み合わせてブレンドされたバランスの取れた中深煎りのコーヒーで、雑味がなく、奥深いコクの中にほのかな甘みを感じます。
酸味はほとんどなく、スーッと飲めてしまいました。
このクオリティで300円とは、本当に信じられません！

ドリンクは、アイルランド生まれの「バタフライカップ」という、蓋とストローが一体化したエコカップで提供されます。
上部を折りたたむとカップの蓋になり、両端が飲み口になる優れものです。
脱プラスチックのエコフレンドリーなドリンクカップで、デザインもオシャレ。
飲みやすくてプラゴミがでません。これはもっと普及してほしいと思いました。

ドリップパックのセット「鎌倉りっしん洞こだわりのスペシャルティ珈琲ギフト」は「鎌倉市ふるさと納税の返礼品」になっています。
また、月に1回、鎌倉市役所の「鎌倉ふれあいショップ」の出店や、イベントの出店をされているので、Instagramをチェックしてお出かけください。

心まで温まる1杯はコーヒー愛好者に新しい体験を提供してくれます。
りっしん洞のコーヒースタンドで気軽に美味しいスペシャルティコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか。

＊お支払いは現金のみです。
＊掲載時の内容です。メニューや価格、営業時間等の変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。