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【姫路市】お城周辺の清掃を続けて32年の会。12月は世界文化遺産登録30周年記念日の前日に開催

千姫文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

1991年から姫路城周辺や三の丸広場の清掃をしている「姫路城清掃会」。認定NPO法人「コムサロン21」(姫路市・前川裕司理事長)が、発足した年から地域貢献として取り組んできたボランティア活動です。386回目を迎えた11月12日に千姫が現地へ向かいました。

ゴミを拾うと清々しい気持ちに

「お城のそうじは心のそうじ」がキャッチコピー、活動日は第2日曜の午前7時から。この日も市立動物園前の集合場所には徐々に参加者が集まってきました。

用意されているゴミ袋とゴミばさみ
用意されているゴミ袋とゴミばさみ

普段は50~60人ほどですが、今回は姫路市市民活動・ボランティアサポートセンターが募った「ひめボラ」というボランティア体験参加者30人も加わった計108人です。年齢層も幼稚園児から高齢者までと幅広い!

コムサロン21理事で会のリーダー有元純さんより注意事項を聞いて、約1時間の活動がスタート。初めて参加した中学1年女子と母親は千姫ぼたん園を中心に回っていました。「いつもとは違う角度からのお城を楽しみたかった」のが参加理由で、「ゴミを拾うと、すっきりします」と話します。

続いて桜門橋をキレイにしている夫妻に“ゴミスポット”を教えてもらいました。「ベンチの周りやね。空き缶や吸い殻が多い」と。1年前から毎月通ったデータだそうです。

少し前まではマスクも多く落ちていたとの情報に「ゴミは時代を映す」と感心した千姫。いや、感心している場合じゃない。マナーを守って!

12月はお城を祝福しつつ清掃を

時雨模様でしたが、受付に戻ってきた皆さんは清々しい表情です。

その後、初参加者が感想を述べたり、5回、10回と続けてきた人の表彰式があったり。

PRタイムでは「今日、誕生日です。後期高齢者になりました」と発表した男性がいて、拍手が湧き起こり和やかな雰囲気に。

最後に記念撮影。

この日は45リットルのゴミ袋10袋分を収集。ペットボトル、缶、たばこの吸い殻が目立ちました。

ゴミ自体が少なくなってきてはいるものの、まだまだポイ捨てが横行しています。いつの日か、清掃会ほか各団体が活躍しなくてもいい城下町になれば。
しかし、当分は会の存在が不可欠です。次回は12月10日。お城は1993年12 月11日に世界文化遺産登録されたので、30周年記念日の前日です。

掃除をすることで、姫路城を祝福しませんか。

姫路城清掃会 
開催日時:第2日曜7:00~8:00 
※2024年2月は世界遺産姫路城マラソン翌日の12日(祝・月)
集合場所:姫路市立動物園前
問い合わせ先:079-224 -8803(コムサロン21)

文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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