レコードブーム再来か。11月1日、姫路市北条永良町のARBREに現れた「音楽と雑貨と bounce」。レコードのほか厳選した雑貨、さらにはレコード型のオリジナルクッキーなどが2坪の店内にずらりと並んでいます。

足を運んで見つけるレコード

店長のRIGOさんはDJ歴30年。今は主に阪神間のイベントで和モノ（カッコいい歌謡曲）を中心にプレイしています。イベント時、レコードが回転するターンテーブルを前に、子どもたちが目をキラキラさせている様子を見て「アナログの良さを伝えたい」とオープンしました。

30年前から全国のレコード店で集めた1万5000枚のうち3000枚を店内へ。ソウル・ファンクから和モノまで。効果音だけを集めた大全集だってあります。すべて価格は抑えめ。

レコード世代ではないため、少し聞かせてもらいました。「温かみがある。ドラムの音が深い」と分かったふうなことをいう千姫に、優しくうなずくRIGOさんでした。

それぞれのレコードは「私、ここにいるよ」と主張し、新たな主を待ちわびているよう。
ネット販売はしない、と決めているそうで「足を運んでもらって渡したい。ここもアナログなんです」と。かといって全面アナログでもないのです。

テッテレー。

現時点では最新のデジタル機器もありました。昔ながらと今時と、振り切った落差にたまげた。

雑貨とオリジナルクッキーに注目

雑貨もそろえたのは「ファミリーやカップルにも来ていただきたい」から。同じ空間で、片やレコード、片や雑貨、のように各々が興味のあるものを楽しめるようにしています。

レトロ、ファンシー、ヴィンテージの3部門。

レトロ。特に花柄デザインのグラスは郷愁を誘います。

ファンシー。色使いがポップね。チョーカーやイヤリングなど。

ヴィンテージ。ヒップホップグループ「SALT ' N' PEPA」の近くにソルト＆ペッパー入れを置くといった遊び心も。

レコードと一緒で低価格。

レコード型のクッキーを発見しました。

１カ月かけて開発した「竹炭ヴァイナルクッキー」。米粉やてんさい糖、竹炭といった素材を使用し、自然な甘さで竹炭部分がちょっぴりビターです。1枚では止まらない。
DJと同じく調理歴も30年のRIGOさん作です。
レコードとクッキーをセットにすると、洗練されたプレゼントになるでしょう。

bounce 店長、DJ以外にもダンススタジオのディレクターや飲食店の店長をはじめ、多くの顔を持つ多才なRIGOさん。詳しくは、直接店を訪ねて聞いてみてくださいね。