2024年のテーマを「地球に優しく、自分にもやや優しく」と掲げた千姫は、姫路市町坪の「any organic」へ向かいました。自然の恵みを生かした衣食住に関する商品が並んでいます。

必要な分だけ購入できる“量り売り”

ガラス張りの店内に日差しが注ぎ込み、光に呼応するようにオーナーも明るく大らか。20年ほど前から自身の身体に向き合い、食物や肌につけるものをはじめ、商品の作り手の環境や生態系への配慮までをも考えるように。

「オーガニックの食品を選ぶようになって、購入するものが絞られてきたんです。余分なものに目がいかなくなって」とオーナー。有機野菜の皮もダシに利用すると調味料は少量で済むし、素材の味が楽しめるとも話します。なるほど、捨てるところがないのは地球環境にも負荷をかけにくいですしね。
かといって外食へも出かけるそうです。無理なく生活にオーガニックを取り入れているのが理想。

特徴的なのは、洗剤やスパイス、ドライフルーツといった量り売り。必要な分量だけ、持参したマイボトルへ。オーナーにとってはスパイスが「元気の源」で、胃腸の調子が整うとのこと。

最近、取り扱いを始めたのが東京・世田谷区に本店がある「VENUTS」のヴィーガンドーナツです。植物性食材のみで作られていて、ノンフライ。

フレーバーは8種類でダブルチョコレート、トリプルストロベリー、カモミールレモンなど。

「ケーキのよう」と評される、少ししっとりした食感と満たされる甘さ。菜食主義者もそうでない人も！

身近なものでオーガニックライフ

機能性に優れ、化学物質を含まない口腔ケア用品もそろっています。歯科医が設計した「舌クリーナー」は医療用ステンレス製。繰り返し使用できます。「歯ブラシ」も歯科医の指導・監修のもとで製造され、柄は竹、毛はバイオベースナイロン。キッズ用も大人用もあります。

創始者の家族の健康のためから始まったブランドNATURAL COSMOはパッケージも美しい。ブルガリア産オーガニックの真正ラベンダーを使ったヘアオイル、オーガニックのあさつゆにアガベイヌリンとモリンガを配合した藻茶、ドリンクに入れたり調味料として使ったりできる古代ミネラルほか、試してみたいアイテムがいっぱい。

今話題になりつつあるタフティング。ラグは姫路市在住のアーティストCALMさんの作品です。タフティングとは下絵を布に描いてタフティングガンで毛糸を打ち込んでいく技法。オーダーも受け付け中。

オーガニックコットンを縛って染色するタイダイ染めのエコバッグやTシャツもCALMさんが手がけています。ユニークなので手に入れると羨望の的になるかも。

ちょこっとオーガニックライフ始めましょ。