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【SDGs】サントリー天然水2Lがリニューアル!? 新容器開発で変わる我々の未来とは

シズリーナ荒井アイス研究家/リサーチャー

 サントリー食品インターナショナルは、2リットルのペットボトルを6分の1程度まで折りたためるペットボトルを開発し、「サントリー天然水」で今月販売分から順次、導入することを発表しました。

 多くのご家庭では、使用済みペットボトルを自宅で一時保管する際、大きな袋にまとめ入れていることでしょう。そして、ペットボトル回収日当日には大きな袋をボコボコ響かせながら回収ボックスへ持ち運んでいるのではないでしょうか。袋に入れているペットボトルの本数が多ければ多いほど一つ一つの占有体積が大きいため、かさばってしまい運ぶのにも一苦労ですよね。ペットボトルを小さく潰し袋の中に入れるが、時間が経つと徐々に潰したであろうペットボトルが広がってしまい、占有体積をそこまで小さくすることができなかったように思います。

 実は、使用済みペットボトルの占有体積は、自宅だけではなく回収業者にも影響が出てしまっていることがサントリー包材部に在籍する「折りたたみお兄さん」の取材で明らかになりました。

 かさばりやすい「サントリー天然水」の2リットルペットボトルの占有体積を効率よく小さくするために「折りたたみお兄さん」が開発した新容器の魅力について動画にまとめましたのでご覧ください。

■あとがき

 ペットボトルを回収業者へ引き渡す際に、お作法があることを知りました。そのお作法とは、ペットボトルのラベルを剥がし、ペットボトルの中を洗浄してキャップを外すというものだ。

 実は、ペットボトルに残留物やタバコの吸い殻、お弁当を止める輪ゴムなどが巻きつけられていると、“リサイクルできない”ということをはじめて知りました。街中に設置されているリサイクル回収ボックスに飲み終えたペットボトル(ラベルを剥がさず、ボトルキャップも閉めた状態)を無意識に投げ入れていましたが、それは大きな間違いであったことを知ることになりました。

リサイクルボックスはゴミ箱ではない
リサイクルボックスはゴミ箱ではない

 実際どうすればよかったのか、折りたたみお兄さんへ聞いてみると「ペットボトルの蓋は外し、ラベルシートを剥がして、ペットボトル(できれば洗浄)を全て同じ回収ボックスに入れていただければ完璧です」とのこと。この取材を通じて自分のリサイクルのやり方が間違っていたことで「ボトルtoボトル」になっていなかったことを知りました。ペットボトルについて知ることができる動画になっているのでぜひご視聴いただけると嬉しいです。

リサイクルにおいての分別の本来の意味は、こうだったのかもしれない。
リサイクルにおいての分別の本来の意味は、こうだったのかもしれない。

取材協力:サントリー食品インターナショナル

アイス研究家/リサーチャー

1歳1ヶ月からこれまでに食べたアイスの数は、およそ6万個以上。(初めて食べたアイスは「ガリガリ君 ソーダ味」)「アイスは単なるデザートではなく冷凍食品」であることに気がつき東京藝術大学へ進学、年間4,000種類ものアイスの食べ方を研究しイートデザイナーとして「魔法のアイスレシピ」(KADOKAWA)を出版し話題に。様々なメディアを通じて独自の視点でアイスの魅力を発信し続けるアイス評論家としても活動中。

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