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【独自取材】グリコ「ジャイアントコーン」のおいしさが持続する本当の理由を工場で発見!

シズリーナ荒井アイス研究家/リサーチャー

 今年で発売60周年を迎えるロングセラーアイス「ジャイアントコーン」。ジャイアントコーンが誕生したのは1963年。当時は、カップアイスやアイスキャンディーなどシンプルな材料で簡単に作れるものが主流でした。そんな中で、江崎グリコが社運をかけて開発させたのがジャイアントコーンの前身「グリココーン」です。

【日本初】コーン型のアイス

1963年発売当初の「グリココーン」(画像提供:江崎グリコ)
1963年発売当初の「グリココーン」(画像提供:江崎グリコ)

 実は、アイス販売に出遅れていた江崎グリコが日本には馴染みのなかったコーンアイスで勝負を仕掛けたと教えてくれたのは、同社乳業事業部マーケティング部冷菓・冷凍マーケティンググループに所属する杉山 昇平氏

〈ジャイアントコーン〉は、チョコナッツのほか、クッキー&チョコ、チョコ&ミルク、大人シリーズなど、常時4~5種類程度が販売されています。そのなかでも、杉山さんは黄色の「チョコ&ミルク」がお好み。
〈ジャイアントコーン〉は、チョコナッツのほか、クッキー&チョコ、チョコ&ミルク、大人シリーズなど、常時4~5種類程度が販売されています。そのなかでも、杉山さんは黄色の「チョコ&ミルク」がお好み。

 1963年当時、5円程度のアイスキャンデーが全盛だった時代、「グリココーン」の販売価格は20円と強気! その後、パッケージデザインを変更したり、フレーバーの種類を増やしたりと試行錯誤すること10年以上。

筆者撮影「ジャイアントコーン」
筆者撮影「ジャイアントコーン」

 1978年に商品名を「ジャイアントコーン」に変更。1984年にはアイスの質と量を大幅にアップした戦略(PR戦略)が功を制し、売り上げもアップ!

 アイスを濃厚な味わいにしたり、ナッツも香ばしくしたりと味や食感も少しずつ改良に改良を重ねているそうです。中でも、コーンのサクサク食感を維持するために、コーン内面のチョココーチングを改良してコーンを湿気づらくし味わいだけでなく食感にもこだわった。

 2021年にはしあわせのチョコだまりのチョコを増量。時代に合わせて味わいを少しずつ進化させていくのも人気の秘密だったのかもしれません。

そこで、今回はジャイアントコーンを製造するグリコマニュファクチャリングジャパン茨城工場へ訪問し、しあわせが止まらない秘密に迫ります!

■ジャイアントコーン製品製造映像

 そして、2020年には杉山さん推しの「ジャイアントコーン」。パリパリチョコに加えトッピングをアーモンドクランチにしたジャイアントコーンチョコ&ミルクが誕生。

■杉山さんロングインタビュー映像

取材協力:江崎グリコ

アイス研究家/リサーチャー

1歳1ヶ月からこれまでに食べたアイスの数は、およそ6万個以上。(初めて食べたアイスは「ガリガリ君 ソーダ味」)「アイスは単なるデザートではなく冷凍食品」であることに気がつき東京藝術大学へ進学、年間4,000種類ものアイスの食べ方を研究しイートデザイナーとして「魔法のアイスレシピ」(KADOKAWA)を出版し話題に。様々なメディアを通じて独自の視点でアイスの魅力を発信し続けるアイス評論家としても活動中。

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