Yahoo!ニュース

ソロキャンプで疲れる原因とは?道具と予定を削るミニマムなスタイルで対策する方法

たびんちゅや節約キャンプ研究家

2023年の夏が過ぎ、ようやくソロキャンプのブームが落ち着いた予感がします。

最近は『ソロキャンプは疲れる』と言った理由から、キャンプに行かなくなったという意見を耳にします。

疲れを癒すはずのキャンプが、疲れる原因になってしまうとは一体何故でしょう。

このページでは、ソロキャンプで疲れない対策方法について紹介します。

物理的対策

まずは、キャンプが疲れる原因の一つに道具が多くて重いという点が挙げられます。

道具が多過ぎると荷物の搬入に労力が必要です。

そして、大きくて重いテントやタープ、テーブルやチェアーなどは設営や撤収にも時間がかかります。

食事も同様で、料理に凝り過ぎると調味料や食器が多くなり、洗い物も大変です。

焚き火はしたいけど用意や片付けが面倒だと言うなら、キャンプ場のカマドを使って薪は現地調達でも良いでしょう。

それも面倒なら、軽量&コンパクトなガスストーブが おススメです。

お湯を沸かして作るカップ麺でも野外で食べると、ご馳走に変身しますからね。

物理的対策をまとめると。

・持参するキャンプ道具は必要最低限に
・キャンプ道具を小型化&軽量化する
・生もしくは簡単に食べれる食材を選ぶ
・薪は可能な限り現地調達する
・焚き火が面倒なら小型ストーブが便利

人的対策

キャンプで疲れる原因の一つに、やりたい事が多過ぎるという点もあります。

せっかくキャンプに来たのだから、あれもやりたいこれもやりたいという気持ちは分かりますが、短い滞在時間内に予定を詰め込み過ぎると疲れてしまいます。

疲れないキャンプをする対策の一つに、ノープランにする事もおススメです。

忙しい日常生活に追われていると、やろうと思った事が後回しになって、いつの間に忘れてしまっている事がたくさんあると思います。

そんな頭の中のゴチャゴチャを整理するには、キャンプの暇な環境が最適なのです。

ボーっとしている時に新しいヒラメキが生まれることも多いですからね。

道具が少ない、食料も限られる といった不便な非日常を技術とアイデアで乗り切って楽しむ事もキャンプの魅力です。

日頃は時間が無くて出来なかった読書をしたり、SNSで近況をアップしたり、動画を見たり。

もし、携帯電話の電波が圏外ならば日記を書いたり地図を見ながら次回のキャンプ計画を立てるのも楽しいでしょう。

あえて、通信手段を遮断する事で時間に流されないという楽しみ方もあります。

そして、日常生活では楽しめない薪集め、焚き火も醍醐味です。

また、温泉に浸かって時を忘れるのも良いですね。

特に夏場は汗だくになるので、入浴が出来たかどうかでキャンプの疲れに大きく差が出ます。

シャワーや水浴びで汗を流すだけでも、ぐっすりと眠れますからね。

そして、思う存分朝寝坊する。

その際は、朝陽が当たらない位置にテントを張らなければサウナ状態になるので注意が必要です。

人的対策をまとめると。

・キャンプの予定を過密にしない
・衣食住の作業以外はノープランにする
・あえて暇だと感じる時間を作る
・思いついたアイデアを記録・行動する
・夏は最低でもシャワーを浴びる
・朝は自然に目覚めるまで熟睡する

最後に

キャンプを始めたばかりだと設営や撤収に時間がかかったり、何かあったら不安なので多くの道具を用意しがちです。

夜も慣れないマットや周囲の音や人の声で眠れない事もあるでしょう。

そんな疲れるソロキャンプから脱却するためには経験と慣れも必要だと思います。

今回は、技術と知識が増えることでキャンプ道具を減らすミニマムスタイルを紹介しましたが、逆に便利な道具を多く揃えるグランピングスタイルへ移行される方もいます。

どちらにせよ、テントで過ごす事が目的ではなく手段に変わり、他の事が楽しみになってくるとソロキャンプも疲れなくなるのではないかと思います。

まあ、最終的にキャンプを楽しめるかどうかは、本人次第なんですけどね。

この対策方法が全ての方に当てはまる訳ではありませんが、参考になれば幸いです。

関連記事

外部サイト(ひとり旅でソロキャンプ )へ移動します。

節約キャンプ研究家

お金を掛けずにキャンプや車中泊をしながら旅を楽しむ方法を紹介しています。 自作のキャンプ道具やキャンプの裏技が参考になれば幸いです。

たびんちゅやの最近の記事