『シェラカップ』とは、取っ手が付いた すり鉢状の金属製カップのことです。

キャンプをする方には、お馴染みのアイテムなのですが意外と使い方が分からなくて必要性を感じないという方も多いと思います。

コップ や 茶わん として使うには浅すぎるし、お皿 として使うには小さすぎる…

そんな理由から、シェラカップは「いる派」と「いらない派」に議論が分かれるところだと思います。

そこで、この記事ではシェラカップのデメリットとメリットについて紹介します。

シェラカップを使うデメリット

まずはシェラカップを使う上でのデメリットを挙げてみます。

「飲み物はマグカップ」「食事はクッカーのお皿」と日頃の食卓と同様に食器を使い分けたい場合は、中途半端な形状のシェラカップは必要ないでしょう。

あと、一般的にはシェラカップの取っ手は折り畳めない物が多いので収納する時に邪魔なんですよね。

そして、金属製のシェラカップは丈夫に作られているので重量があります。

なので複数持って行くと重くなるのも欠点です。

また、キャンプで紙コップや紙皿を使うこともあるでしょう。

紙なら最後に燃やしてしまえば片付けが簡単ですが、シェラカップだと洗う必要が出てきます。

以上のことから、キャンプの楽しみ方によってはシェラカップに必要性を感じない場合もあります。

シェラカップを使うメリット

では、シェラカップを使う上でのメリットを以下に挙げてみます。

シェラカップが一つあればコップやお皿、クッカーとして使えます。

小型のクッカーで御飯を炊いて、オカズを作って、そのまま食器として使っていると最後にスープを飲みたくてもお湯が沸かせません。

しかし、シェラカップがあれば、お湯を沸かして そのままスープを飲むことが出来ます。

カップが、すり鉢の形状をしているので、とても洗いやすいです。

油汚れも、紙やウエスで拭き取りやすいのもメリットです。

洗った後は、日向に置いたり、ロープやカラビナに引っ掛けておけば、水切れが良いのですぐに乾燥します。

重ねやすい形状なので複数あっても収納サイズがコンパクトになります。

マグカップと比較すると低重心なので、野外の不安定な場所に置いても倒れにくい利点があります。

シェラカップには素材やサイズが豊富にあります。

自分が使う用途に合わせて選ぶことが出来るのも利点です。

百均では税抜き100円～500円で販売されているので購入価格もリーズナブルです。

便利な使い方

シェラカップは色々な用途に使えるマルチなキャンプアイテムです。

ここでは、シェラカップの便利な７つの使い方について紹介します。

①コップとして使う

通常はコップとして使うのが一般的だと思います。

断熱機能はありませんが、熱いコーヒーも冷たいジュースも手軽に飲むことができます。

②お茶碗・お皿として使う

お茶碗として、又はおかずを入れる皿として使えます。

取っ手があるので、熱々の白飯を入れても手に持つことが可能です。

バーベキューの時はタレを入れたり、取り皿としても使えますよ。

③計量カップとして使う

シェラカップにメモリが付いているものは計量カップとしても使えます。

炊飯時にお米や水の量を計ったりするのに便利な機能です。

④クッカーとして使う

金属製のシェラカップなら火にかけてクッカーとして使うこともできます。

0.5合のお米なら炊飯調理も可能です。

⑤お玉として使う

シェラカップを、お玉として使うこともできます。

ただ、シェラカップが料理にどっぷりと浸かるので、他の用途で使用する時には洗う必要があります。

⑥アルコールストーブの風防として使う

シェラカップの中にアルコールストーブを入れてしまえば、風防としても使うこともできます。

⑦スマホスピーカーの拡散に使う

スマホのスピーカー部分をカップの底に向ける事で、音が拡散されて大きく聞こえます。

雑誌など高さのあるものに取っ手をのせて、シェラカップがこちら側に傾くようにすると良く聞こえます。

最後に

個人的な見解としては。

• コップ、皿、クッカーを兼用して道具を軽量化したい場合は必要。
• 飲料水はコップ、食事はクッカーと用途別に使いたい場合は不要。

というところですね。

私の場合、飲み物はマグカップよりシェラカップの方が使いやすくて洗いやすいといった理由から愛用しています。

シェラカップの購入に迷っている方の参考になれば幸いです。

関連記事

外部サイト（ひとり旅でソロキャンプ ）へ移動します。