オフィス街の人気ビストロ

　今回訪問したのは、大阪・南船場。お店があるのは、OsakaMetro堺筋本町駅から南3分ほどのオフィス街です。周辺にはファッション関係のメーカーや卸、小売店などが並びます。

　そんなおしゃれ関係のオフィス街の住人たちの心と胃袋を満たすビストロが今回の目的である「誠cuisine（まことキュイジーヌ）」。こちらのランチがどれを食べてもおいしいとの評判なので、訪問しました。食べログでも3.45とお手ごろな洋食店としては高評価。小さな扉と大きな窓からシェフが調理している光景を眺めることができる外観が特徴的です。

　店内は、キッチンを囲むようにこの字型のカウンターになっています。7席ほどあり、あいていればひとり客はカウンターに案内され、2名以上の場合は2階席に案内されます。

　カウンター席は広めで、スッキリ。店内は掃除が行き届いていて無駄なものが見当たらず、整頓されています。

どれも好評な3種のランチがスタンバイ！

　ランチは基本的に、肉料理のランチ、ドリアランチ、こだわり玉子半熟オムライスの3種。オムライス以外は日替わりで内容が変わります。この日の肉料理はやわらか穀物ポーク肉のフィレ肉カツレツ。鹿児島若鶏のもも肉のやわらかトマトソース煮などの日も。またドリアランチもドリアであることは変わらず具材やソースが変わります。

　無類の玉子好きなのでオムライスをチョイス。牛すじ煮込みデミグラスソース、赤ワイン・しょうゆの野菜ソース、カレーソースの3種からソースが選べます。

こだわり玉子半熟オムライス890円

　オムライスには、サラダとコーンスープが付きます。ソースは、牛すじ煮込みデミグラスソースにしました。

　オムライスは真ん中ドンとのり高さもあります。また、サイドにデミグラスソースがたっぷり。

　デミソースは濃厚でタマネギの甘味と香ばしさが印象的。しっかりと牛肉らしい旨みも感じます。

　そして玉子。想像の1.5倍とろとろ感。スプーンですくいあげるとプルプルしています。そのまま口に入れると濃厚なおいしさ。

　優しいバターライスは、しっかりと炒められていてパラパラ。刻まれた鶏肉が入り、味わいだけでなく食感的にも厚みが増しています。

　実はデミソースとは別に、オムライスの上にトマトソースがのっています。甘くて濃厚なデミソースとは全く違い、ドライトマトのような旨味が凝縮された酸味のあるソース。このアクセントもよく効いています。

　デミカップのコーンスープは、しっかりとしたコーンの旨みと甘味。アツアツで甘い余韻もよかった。

　サラダにかかるのが塩ダレ的なドレッシング。実は食感も楽しい。

　とろとろ玉子、デミソース、トマトソース、バターライスはそれぞれだけでもかなりおいしいのですが、まぜあわせると絶妙。最後にカレーライスのようにしっかりまぜあわせて食べるのがおすすめ。

　玉子好きなら必ず満足できる、上品な洋食感のあるハイレベルなオムライスでした。

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