鳩山町内では「鳩山町コミュニティ・マルシェ」で販売されている、おなじみのアクセサリーブランド「portaat（ポルタアト）」。

新作が発表されていたので覗いてみると・・・

本物の貝を使ったアクセサリーが！ポルタアトの田中さんが自ら旅先で拾ってきたという貝殻を使用しているんです！かわいくてSDGsにも貢献できるアクセサリーです。

普段からアクセサリー作りのワークショップを積極的に行なっている田中さんですが、この夏初めて旅先の宮崎県でワークショップを開催。

それにしてもなぜ、宮崎県なのでしょう？

「息子がオンラインで学ばせてもらっている塾『白谷塾』がたまたま宮崎県で。オンライン生は高1クラスでは今息子一人なのですが、とっても良くしていただいています。いつか皆さんに直接会ってみたいと思っていて、やっと実現しました！」

旅行中もほとんどを塾長の白谷先生ご一家と一緒に行動し、『白谷塾』の皆さんにあたたかくおもてなしいただいたとのこと。オンライン授業がきっかけとなって、遠く九州の皆さんとご縁ができるなんて素敵ですね。

旅行の計画を立てる中で、「宮崎にはきれいな海がある！海で拾った貝を使ってアクセサリーを作りたい！」と思ったという田中さん。

白谷塾で環境やSDGsについても学ぶきっかけになるようなワークショップをできないかと提案したところ、快諾いただき実現。ワークショップは宮崎校と延岡校で開催し、塾生さんなどが多数参加しました。

まずは貝拾いから。

埼玉県民からするとこんなきれいな海を見ると条件反射でテンションが上がるものですが、宮崎県民にとって海は日常そのもの。ましてや貝殻なんて、石ころやどんぐりと同じ感覚だそう。

塾生の皆さんは、埼玉の奥地からはるばる宮崎にやってきた親子がそんな当たり前のものを喜んで拾っている姿を不思議に思ったことでしょう。

でも、塾生さんにとっても改めて貝殻を拾うということは興味深い体験だった様子。ゴミ拾いも一緒に行い、楽しみながら環境について考える良い機会にもなりました。そして、宮崎の海は思ったよりゴミが少なかったそうです。

貝殻拾いを終えたら、その貝を使用したキーホルダー作りのスタート。思い思いに作業を進めます。皆さん真剣です。

完成です！

「普段埼玉でもワークショップをやっていますが、宮崎では型にはまらず大胆なデザインをする子が多くて、見ていて楽しかったです」と田中さん。白谷先生のご厚意で、出来上がった130個ものキーホルダーを近隣の幼稚園に寄付しました。

塾生さんたちにとって、そこにあることが当たり前だった貝殻。今までこんなに真剣に向き合うこともなかったので「普段全く気に留めていなかった貝殻がこんなにかわいいキーホルダーに変身するなんて！」と驚きの声が。机上の勉強だけでは学ぶことのできない貴重な夏休みの思い出になりました。

今回の宮崎旅行で現地の皆さんと触れ合えたことは、田中さんにも大きな刺激になりました。

「今回の旅では、白谷先生のご家族をはじめ、塾生さんなど宮崎の人の温かさや人間味に触れることができました。ワークショップも開催することができ、普段の観光地をめぐるだけの旅行では体験できなかったことばかり。価値観が変わったと言ってもいいくらいの旅になりました」

宮崎で学んだことや感じたことで、田中さんの今後のアクセサリー作りにも少し変化がありそうです。「今回の貝殻のような普段目もむけられていない身近なものを、もっとアクセサリーに取り入れていけたら」と目を輝かせていらっしゃいました。

今までは海に縁がなかったこともあり、貝を使用したり海をイメージしたアクセサリーはなんとなく避けてきたという田中さん。しかし宮崎の方々と接することで、まるで第2の故郷ができたように感じたといい、「これからは前向きに海のイメージのアクセサリーも作っていきたいです。それが宮崎と埼玉、お互いの地域が活性化するきっかけになれば」とのこと。

今回の旅をきっかけに、これからどんな新作が登場するのか楽しみですね！

これからのワークショップについては、「今回の宮崎のワークショップでの経験を活かして、12月のはとやまクラフトフェアでも何か集大成となるようなことができないか計画中です。そちらもお楽しみに！」とのこと。

これからもポルタアトの活動から目が離せません。

宮崎のワークショップで拾った貝を使用したアクセサリーは「鳩山町コミュニティ・マルシェ」で販売中。ぜひ手に取ってご覧ください。数に限りがあるのでお早めに。

【はとやまクラフトフェアが12月10日・11日に3年ぶりに開催！】

詳しくは、公式ホームページをご覧ください！