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ガイアの夜明けで登場 ホテルニューアカオってどんな場所?

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先日、2023年3月3日のガイアの夜明け(テレビ東京系)で、熱海のホテルニューアカオが取り上げられました。

主に取り上げられた、海の上に立つ本館(1973年、昭和48年開業)は、2021年に営業を終了しています。

すぐそばにある別館(1994年、平成6年開業)や温浴施設、カフェの花の妖精は、休まずに営業が続いています。(Yahoo!トラベル

ホテルニューアカオの本館は、荒波が作った自然の奇跡である、海蝕崖(かいしょくがい)や海蝕洞(かいしょくどう)の真上に立地します! ぜひ1度は見ておきたい場所です。

付近の海蝕洞の様子です。文字通り、海の波が蝕(むしば)んで作られた、自然の奇跡です。

ホテルのすぐそばまで海が迫り、海蝕崖が手に届くような位置にあります!

ホテルニューアカオ本館のレストランです。現在は、休館中ですが、「ガイアの夜明け」によると、2023年夏の再開時には、バイキングメニューが準備される予定とのことでした。

窓際の席からは、海蝕洞が目と鼻の先です!

ホテルニューアカオの背後は、切り立った崖。山頂には、模擬城ですが熱海城が建てられています。

海側は絶壁、眼下の町は山と海に四方を囲まれた地形ですので、本当に城が建っても、おかしくなかった、鉄壁の守りと言える場所です。

ガイアの夜明けでは、引き続き営業中のカフェ・花の妖精も紹介されました。パフェと海の景色が有名な場所で、平日でも、少し並ぶことがあります。

さて、熱海は、ファンが多い一方で、つかみどころがないと言う人もいます。ガイアの夜明けでは、「昭和の温泉地」から「令和のリゾート」へ変貌を遂げ始めた熱海と表現されましたが、これは必ずしも正しくありません。

なぜなら、熱海には「江戸時代の熱海」もあるからです。日航亭大湯は、なんと徳川家康が愛用していた温泉です。

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古屋旅館は、江戸時代から続く名旅館。

ホテルニューアカオのすぐそばにある、オーシャンスパFuua(フーア)は、平成最後の年に生まれた「平成の熱海」です。

Fuua内には、昭和の熱海を思わせるピンボール。このように、熱海は、コンパクトな温泉地に、江戸時代から令和時代までの森羅万象が、地層のように積み重なった場所なのです。

そのため、つかみどころがないとも言われますが、お目当ての時代を決めてから、出かけるとさらに楽しめます。

ホテルニューアカオが立つ岩は、約30万年前まで、噴火と成長をくり返した、多賀火山によるものです。

30万年以上の歴史が詰まっているのが、熱海の魅力であり、昭和の象徴のひとつが、この夏再開する、ホテルニュアカオの本館だったのです。

ブラタモリ熱海の内容は、下のページをご確認ください。

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穴場ずらし旅、愛好家

関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビに旅の専門家として出演(2023年4月)。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住、旅行歴500泊以上。

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