Yahoo!ニュース

ポリ袋を使った炊飯に挑戦!炊いたご飯で「ちらし寿司」を作ってみた<備蓄向け食品で簡単に楽しく!>

ツジくるめライター
炊き上げたご飯は春色の「ちらし寿司」に♪

「うまくできるようになれば、きっと役立つ時があるはず!」と、今回はポリ袋を使った炊飯にチャレンジ!さらに炊き上がったご飯で、急な時でもパパッと簡単、備蓄可能な食品を使った「ちらし寿司」を作ってみました。

身に付けておきたい!熱湯ボイル可能なポリ袋でご飯を炊く方法

非常食やパックご飯を活用し、さらにお米を炊くことができれば、もしもの時も、より長い期間の食事に対応できるはず。急な停電で炊飯器が使えない!なんて時にも役立つ方法なので、ぜひ身に付けておきたいものです。

そういう筆者もこの方法は未経験。この折りにしっかり身に付けておきたいと、イワタニマテリアル株式会社の「アイラップ公式」Xの投稿を参考に、熱湯ボイル可能なポリ袋「アイラップ」を使ってご飯を炊いてみました。

水が節約できるので備蓄用にもおすすすめ!「無洗米」を使います
水が節約できるので備蓄用にもおすすすめ!「無洗米」を使います

ちらし寿司づくりを目指して“ポリ袋で炊飯”スタート!

「ひな祭りも近いし、備蓄向け食品で簡単にできそう」ということで、炊き上がったご飯は「ちらし寿司」にすることに。そこで、一般的に販売されている「ちらし寿司のもと」の量に合わせて、1.5合分のお米を炊くことにしました。

「ちらし寿司のもと」は1袋に米1.5合という商品が多いよう
「ちらし寿司のもと」は1袋に米1.5合という商品が多いよう

「アイラップ」公式Xによると、お米と水は1:1.2という割合。米1合は180mlカップ1杯といいますが、計量カップが無い時は紙コップで代用と思っても、なかなか180mlの紙コップが見つかりません。そこで、これを使ってみることにしました。

「ダイソー」で見つけた90mlペーパーカップ
「ダイソー」で見つけた90mlペーパーカップ

90mlのペーパーカップなら、3杯で1.5合分になるので計量カップが無くてもOK!初回のチャレンジでは1.2倍の324mlの水とともにアイラップに入れ、30分置いてから20分湯せんで炊いてみたのですが、炊き上がりにムラができてしまいました。

「アイラップ」公式Xにも書かれていましたが、お米の品種な気温などによって炊き上がりが違ってくるので、水に浸す時間や湯せん時間を調整しながら、自分なりに良い方法を見つけることが大切なようです。

水に浸す時間や、湯せんの時間やお湯の量も少なかったかも
水に浸す時間や、湯せんの時間やお湯の量も少なかったかも

そこで、前回の反省を踏まえて、2回目は1.5合分のお米と水をアイラップ2袋に分けてみました。お米はカップ270ml分を2袋に分けます。

1杯目のお米を2袋に分けてから、1杯ずつ加えて等分に
1杯目のお米を2袋に分けてから、1杯ずつ加えて等分に

水は324mlを、162mlずつ2袋に。90mlのペーパーカップで1杯入れるところまではいいけど、残りの72mlは?としばらく考えましたが、「だいたいの目安を覚えておけばいいのでは!」と計量カップで量ってから、ペーパーカップに入れました。

90mlのカップに入れた72mlは、だいたいこんな感じ
90mlのカップに入れた72mlは、だいたいこんな感じ

「大雑把な計量だけど大丈夫かな?」なんて不安がよぎりつつも、前回よりも10分長い40分間お米を水に浸してから、カセットコンロと耐熱皿を敷いた鍋を使って、湯せん調理を始めました。

湯せんするお湯の量も増やしてみました。
湯せんするお湯の量も増やしてみました。

湯せん時間も前回より10分多めの30分に。その後、鍋からポリ袋を取り出して10分蒸らしたら完成です!「ちらし寿司の素」を混ぜ込むため、食品用ポリ袋をかぶせたボールに2袋分を出してみましたが、今回はムラなく炊き上がったようです。

ちらし寿司には少々やわらかめですが、ふっくら炊き上がりました
ちらし寿司には少々やわらかめですが、ふっくら炊き上がりました

炊きたてご飯で「ちらし寿司」づくり!

次はいよいよ「ちらし寿司」づくりです。具材を作って、すし飯を作ってと、ちらし寿司づくりは意外と面倒ですが、「ちらし寿司のもと」なら混ぜるだけと簡単!さらに、同じく備蓄向け食品を使って、春らしく仕上げてみたいと思います。

永谷園「五目ちらし すし太郎」は購入から賞味期限まで1年ほど
永谷園「五目ちらし すし太郎」は購入から賞味期限まで1年ほど

まずは炊き上げたご飯に、ちらし寿司の素1/2袋を加えて、混ぜながらうちわであおいでご飯を冷まします。

手早く冷ますとご飯につやが出ると、商品の袋にもアドバイスあり
手早く冷ますとご飯につやが出ると、商品の袋にもアドバイスあり

盛り付けに使うのが「玉丸 錦糸たまご」。「錦糸卵を作るのが面倒」という筆者のような人にもぴったり、開封前なら常温保存できるので、備蓄向けにもおすすめの食品です。

購入~賞味期限まで半年以上。開封後は冷蔵保存なので使い切りに
購入~賞味期限まで半年以上。開封後は冷蔵保存なので使い切りに

器を二つ用意して、それぞれ錦糸たまご→ちらし寿司→錦糸たまご→ちらし寿司の順に重ね、仕上げに上にも錦糸たまごを散らします。そして「ひな祭り」にもふさわしく、ちょっと華やかなちらし寿司にしたいと、「桜でんぶ」も使うことにしました。

開封後も密閉で常温保管できる「桜でんぶ」。おにぎりの彩りにも
開封後も密閉で常温保管できる「桜でんぶ」。おにぎりの彩りにも

ちらし寿司が完成!「桜でんぶ」を使うことで華やかになるのはもちろん、その魚の風味や甘みでより奥深い味わいに仕上げてくれます。今回は紙皿にラップをかけるのではなく、無漂白のクッキングぺーパーで折った箱に入れて置いてみました。

箱は33センチ角に切ったクッキングペーパーを使って作りました
箱は33センチ角に切ったクッキングペーパーを使って作りました

特い寒さが残る季節は、インスタントのお吸ものなどを添えてもいいのでは、と思います。今回は永谷園の「松茸の味 お吸いもの」を添えてみました。

松茸の風味が、やさしい甘みあるちらし寿司とも好相性です
松茸の風味が、やさしい甘みあるちらし寿司とも好相性です

今回は“もしもの時”を想定し、ポリ袋で炊いたご飯で「ちらし寿司」を作りましたが、備蓄向け食品を使った「ちらし寿司」は、急な来客などパパッと作りたい時にも、きっと役立つはず。お内裏さまやお雛さまを模した小さいおにぎりなどを加えて、ひな祭りの食事にするのもおすすめです。

「ちらし寿司の素」や「錦糸たまご」、「桜でんぶ」は、スーパーマーケットの同じコーナーに置いてあることも多いですので、あわせて購入して、ローリングストックのアイテムに加えてみてはいかがでしょうか。

今回使用した材料(2人分)

・無洗米・・・1.5合(270ml)
・水・・・324ml
・永谷園「五目ちらし すし太郎」(2袋入り)・・・1袋
・玉丸「錦糸たまご」・・・1袋
・松石産業「桜でんぶ」・・・適量
・永谷園「松茸の味 お吸いもの」(4袋入り)・・・2袋
・お吸いもの用のお湯・・・1杯につき180ml

参照:イワタニマテリアル株式会社の「アイラップ公式」

   川並知子著 チャイルド本社「折り紙あそび 資料と展開」

ライター

フードに関わる職歴を生かして「備蓄食グルメ」にチャレンジ!街中で気軽に買える備蓄向け食品で“もしもの時”はもちろん、普段の生活にも役立てることができそうなパパッと簡単なひと品を、実際に作ってレポートします!

ツジくるめの最近の記事