樹齢約430年の大桜が見頃 県天然記念物のエドヒガンが織りなす美しき春の風景【黒部市】
あたたかくなり、黒部市の花である「桜」が髄所で満開になっています。今年も綺麗に花を咲かせている、美しい春の風景を紹介したいと思います。
今回紹介するのは、明日山法福寺にある、樹齢約430年の「明日の大桜」です。
明日山法福寺
「明日山法福寺」は、806年(大同元年)に創建されたと伝えられている、とても歴史のある古寺です。
静かな法福寺境内にある、見ごろを迎えた桜の木は、風になびきサラサラと心地よい音を立てていました。
明日の大桜
「明日の大桜」は、1592年(文禄元年)に植えられたといわれています。高さ約13メートル、枝振りは東西に約15メートル、南北に約13メートルに及ぶ大きな桜です。この桜は、富山県を代表する桜の古木および大木として、1965年に富山県指定天然記念物に指定されました。
四方に分かれた枝を支える幹は苔生し、ゴツゴツとした様子がたくましく感じました。
また、この「明日の大桜」が満開になるころに行われる「明日稚児舞」は有名な伝統芸能の一つです。
明日稚児舞(あけびちごまい)
法福寺の「明日稚児舞」は、毎年 4月の観音会で稚児4名により奉納される舞で、江戸時代中期以前から伝わると言われています。また、「明日稚児舞」は、1982年に国指定重要無形民俗文化財として指定されています。
最後に
桜は、つぼみ、花のほころび、開花、満開、散り桜、葉桜と、満開時だけではなく様々な姿を見せ私たちの目を楽しませてくれます。
樹齢約430年の「明日の大桜」は、堂々としていて、観るだけでパワーをもらえるような大桜でした。
みなさんも、見ごろを迎えている大桜を、ぜひ鑑賞してみてください。
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明日山法福寺「明日の大桜」
住所:富山県黒部市宇奈月町明日836
電話番号:0765-65-0526