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NASAが公開した「木星北極の嵐への突入映像」

宇宙ヤバイchキャベチ

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どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「NASAが公開した木星北極の3D映像」というテーマで動画をお送りしていきます。

木星の北極の嵐

Credit:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
Credit:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

土星の北極には、一辺が14500kmと地球の直径よりも大きい超巨大な六角形の嵐があることが知られています。

こちらは1980年代にボイジャー探査機によって初めて確認されたので、かなり前から知られていたことになります。

そして2011年に木星探査機ジュノーが打ち上げられましたが、木星の極地でも土星のような多角形の嵐があると誰もが予想していました。

Credit:NASA/JPL-Caltech/SwRI/ASI/INAF/JIRAM
Credit:NASA/JPL-Caltech/SwRI/ASI/INAF/JIRAM

Credit:NASA/JPL-Caltech/SwRI/ASI/INAF/JIRAM
Credit:NASA/JPL-Caltech/SwRI/ASI/INAF/JIRAM

※1枚目が北極点、2枚目が南極点の嵐

ですが実際にジュノーが2018年に撮影した木星の両極の画像はこちらになります。

なんと土星の六角形とは異なり、一つの嵐の中心を複数の嵐が取り巻くような奇妙な構造をしていることが明らかになっています。

北極点には嵐が1つあり、その周りを直径4000~6000kmの8つの嵐が取り囲んでいます。

南極点には北極点よりも大きな嵐が1つあり、その周りを直径5600km~7000kmの5つの嵐が取り囲んでいます。

土星の六角形の謎については長年の研究で謎が解明されたものの、木星の極の嵐については最近、その形で安定して存在し続ける条件については明らかになりましたが、依然として多くの謎が残されています。

木星の北極の3D映像

木星の表面は氷点下の非常に寒い世界となっていますが、人体と同じように赤外線を放っています。

そして木星の表面の深い領域ほど温度が高く、赤外線の中でも波長が短い電磁波を放ちます。

つまり、一見平面のように見える木星の表面を赤外線で撮影し、その波長を分析すると、その部分の深さを含めた三次元の構造が理解できるんですね!

以下この記事では画像でシミュレーションを紹介しますが、映像で見る方が圧倒的に迫力があるので、ぜひ元の宇宙ヤバイchの動画の2分45秒からの映像もご覧ください!

また、元動画では今回の関連として、木星の「大赤斑の内部」の3D映像も併せて紹介しています。

Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/ASI/INAF/JIRAM
Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/ASI/INAF/JIRAM

木星探査衛星ジュノーは、木星表面の3次元的な構造を理解するために、木星の北極地点が放つ赤外線を撮影し、そのデータをもとに3Dのシミュレーションが作成されました。

映像内で示されている黄色く明るい領域は、より深く高温な領域であることが示されていて、暗い領域は高度が高く低温な領域であることが示されています。

温度は最低で-83度、最高で-13度程度だそうです!

もちろんここは木星なので、これら全てが地球とは比にならないほど巨大な構造ばかりです。こんな地獄のような場所が実在していると考えると、本当にロマンを感じます。

いずれ木星の詳細な表面の構造だけでなく、さらに内部の深いところまでその構造が理解され、実写に近い映像まで公開されたら面白そうです。

今後の動向に期待していましょう!

●情報参照元:https://www.nasa.gov/feature/jpl/nasa-s-juno-mission-provides-infrared-tour-of-jupiter-s-north-pole
https://www.youtube.com/watch?v=uj3Lq7Gu94Y
●サムネイル画像クレジット:NASA/JPL-Caltech/SwRI/ASI/INAF/JIRAM

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