【ひたちなか市】バラの聖地で高貴なバラの香りにうっとり|異国情緒あふれる常陸ローズガーデン
入園者数約177万人を誇る(令和4年度)ひたちなか市の太平洋岸にある国営ひたち海浜公園のご紹介です。開園面積は約215haにもおよび、園内には各所に大規模な花畑があります。
初夏にはバラ、夏にはジニアやヒマワリなど、四季折々の草花が訪れる人々の目を楽しませてくれます。
園内のようす
常陸ローズガーデンには、約120品種約3,400株(うち ハマナス1,600株)のバラが植栽されており、早咲き性のバラはすでに見頃を迎えています。ガーデン全体の見頃は5月25日頃まで続き、遅咲き性のバラは5月末頃までお楽しみいただける予想です。
常陸ローズガーデン
「潮風と茨の響宴」というコンセプトのもと、3つのテーマでバラの魅力を楽しめる「常陸ローズガーデン」をご紹介します(撮影日:2023年5月11日)。
ローズレリーフガーデン
「ローズレリーフガーデン」自体が、バラの花形をモチーフにして作られています。隣接する大観覧車に乗ると、大きく花開いた「一輪のバラ」が浮かび上がってくる景色を楽しめます。
色とりどりで形もさまざまなバラ。花々に囲まれているだけで、時間を忘れてうっとり。バラのいい香りに包まれ、日々の喧騒を忘れる素敵な空間でした。
外国のお客様が多かったこともあり、まるで異国に迷いこんでしまったようでした。
リラクゼーションガーデン
リラクゼーションガーデンでは、科学万博つくば’85から継承したラバグルート、アイスバーグを楽しめます。
真紅のラバグルートは、バラの象徴のようなイメージでした。他の品種に比べるとつぼみが多く、遅咲き性のバラになります。
ハマナスの思い出ガーデン
ハマナスは日本を代表する原種バラのひとつで、茨城県は、ハマナスが自生する太平洋側の南限に位置します。初夏には芳香のある紅紫色の花を咲かせ、秋には赤く熟した実をつけます。
ローズパートナー
常陸ローズガーデンの特徴を、ひたち公園管理センター広報係の渡邊さんに教えていただきました。
渡邊:
常陸ローズガーデンは、小さなお子様や車いすをご利用の方でもお楽しみいただけるよう、バラの高さに配慮して剪定しています。
ーーバラはお手入れが難しいと聞きますが、ご苦労があるのでは?
渡邊:
それを支えているのが、ローズパートナーの存在です。ローズパートナーは、主に、秋・冬の剪定、花がら摘み剪定、シュート処理、除草、摘蕾、芽かきなど季節に応じた活動を行っています。
ーーあらためてバラをみると、まるでローズパートナーの愛情に応えるかのように、美しく咲き誇っていますね。
ヤグルマギク
幻想的なローズガーデンに酔いしれた後は、涼しげな花畑でクールダウン。
ヤグルマギクは、キク科ヤグルマギク属の一年草です。青、白、ピンク、赤など八重咲きの花色が混ざり合い、はかなげな趣があります。
のどかな田園風景を思わせる落ち着いた色調の花畑が、穏やかな日常へと連れ戻してくれます。
撮影日:2023年5月11日
公園の情報
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国営ひたち海浜公園
【住所】茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
【休園日】5月は無休(原則として火曜日)
【開園時間】9:30〜17:00(3月1日〜7月20日)
※詳細はホームページにてご確認ください。
【アクセス】ひたち海浜公園IC からすぐ
【最寄りの入り口】中央口
【駐車場】有料
お問い合わせは
【TEL】 029-265-9001(ひたち公園管理センター)
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