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【ひたちなか市】ひたち海浜公園のフラワーリレーはスイセン100万本の開花から!松林に映える黄色の絨毯

さつきうみライター(大洗町・ひたちなか市)

国営ひたち海浜公園とは

入園者数約177万人を誇る(令和4年度)ひたちなか市の太平洋岸にある国営公園です。開園面積約215haにも及ぶ園内には、各所に大規模な花畑があります。

春にはネモフィラやスイセン、チューリップ、初夏にはバラ、夏にはジニアやヒマワリ、秋にはコキアの紅葉やコスモスと、四季折々の草花が訪れる人々の目を楽しませてくれます。

園内のようす

今回はスイセンガーデンを散策してきました。西口からスイセンガーデンまでは、100mあります。

ひたち公園管理センター広報係の渡邊さんによると、「今年は平年より早く、3月16日から咲き始め、4月1日には見頃を迎えました。見頃は12日頃まで続く予定です」とのことです。

スイセンガーデンマップに植栽品種の一覧がのっています。こんなにたくさんの種類があるんですね!

お目当てがある方や計画的にまわりたい方は、こちらで確認していくといいですね。

スイセンガーデン

約1haのスイセンガーデンに咲く約240品種・約100万本のスイセンは、まるで松林の下に黄色の絨毯を敷きつめたかのようです(スイセンは2023年3月30日に撮影しました)。

「5分咲きとは思えないほどだね」「いい香りがするね」
黄色はコミュニケーションカラーと聞いたことがありますが、訪れた人々の会話に花が咲いていて納得でした。

スイセンの良い香りに包まれながら、木漏れ日の美しい森を散策している気分。森林浴効果もありそうです。

それぞれに品種の名札がついているので、種類の違いを楽しむこともできます。「4,7,8の数字がついているものは、香りが楽しめる品種なんですよ」と広報係の渡邊さんが教えてくれました。

しとやかで可憐な印象の品種です。

キャンディープリンセス
キャンディープリンセス

スイセンの高さに合わせて、花を傷つけないように下から撮影するのは一苦労でした。みなさん、腰を屈めて撮影していました。かなりの屈伸運動になるので、運動不足解消にいいかもしれません。

「何これ、見たことない」

複数の品種が混ざって植栽されているコーナーもありました。

桜も咲いていて、幻想的な景色にうっとりします。

静かな松林の中を歩くと、様々な鳥のさえずりが耳に心地良く響きます。

「まるでおとぎ話の国にきたようね」と微笑ましい会話が聞こえました。きっと、お気に入りの場所が見つかるでしょう。

奥の方はまだ青々としていて、まだまだこれから開花するエリアも複数ありました。

品種見本エリア

奥の方に全ての品種がみられる品種見本エリアがあります。見比べてみると、本当に様々な形や色があって興味深いです。

和風ガーデン

「和」をテーマにしたガーデンエリアです。外国人観光客など、フォトスポットとして人気です。

西口サイクルセンター

サイクルセンターの近くなので、サイクリングをしながらスイセンの花や香りを楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいました。

「ほんとだー!スイセンの匂いがするー!」とサイクリング中の子どもたち。

レイクサイドカフェ

写真後方に見えるのはレイクサイドカフェ。テイクアウト専門の軽食カフェで、お土産も扱う売店も併設しています。水辺のデッキでスイセンを遠目に眺めながら、気持ちいいブレイクタイムを過ごせそうです。

周辺にはネモフィラの開花に向けて、様々な屋台の準備もされていました。待ち遠しいです。

スイセンガイドツアー

テラスハウスにて、スイセンガイドツアー(無料)に申し込めます。開催日は4月7日までの平日10:00〜12:00晴天のみで、先着10名様。

スイセンガイドは、パークパートナー活動の一つです。公園の管理運営に協力するボランティア「パークパートナー」は平成11年度に立ち上げられました。

現在、350人以上の方々が活躍しており、近隣の学校機関と連携したスクールパートナーやジュニアボランティアもあります。

地域の方々との連携や協力、生涯学習など、さまざまな活動の場を提供することも、本公園の重要な役割です。

シーサイドトレイン

園内を周遊するシーサイドトレインは1周約40分。1日周遊券(600円 ※3歳以上)を利用すると、園内9カ所の停留所で乗り降り自由。※4月8日(土)からルートが変わります。

シーサイドトレイン
シーサイドトレイン

シーサイドトレインは春や秋の行楽シーズンに合わせて、みはらしの丘までの直行便など臨時ルートを運行(各停留所に掲示の時刻表をご確認のうえご利用ください)。詳しくはホームページをご確認ください。

最寄りの入り口

スイセンガーデンにいく場合は『西口・翼のゲート』が便利です。

公園からの情報

春のネモフィラ・秋のコキアの見頃時期は、花畑の充実やパノラマビューの休憩スペースの設置、臨時案内所の開設等サービス向上の取り組みを行います。

【期間】
春季:2023年4月8日(土)~5月5日(金・祝)
秋季:2023年10月の内10日間程度
参加料 250円

上記期間中は、入園料と参加料(250円)を合わせた金額をゲートにてお支払いいただきます。

大人(高校生以上)700円/1,000円(2日通し券)
シルバー(65歳以上)460円/750円(2日通し券)

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国営ひたち海浜公園

【住所】茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
【休園日】4・5月は無休(原則として火曜日)
【開園時間】9:30〜17:00(3月1日〜7月20日)
※4/29-30,5/3-5は早朝7:00開園
※詳細はホームページにてご確認ください。
【アクセス】ひたち海浜公園IC からすぐ
【最寄りの入り口】西口・翼のゲート
【駐車場】有料

お問い合わせは 
【TEL】 029-265-9001(ひたち公園管理センター)
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ライター(大洗町・ひたちなか市)

海沿いの街であり、観光地としても人気の大洗町・ひたちなか市。その魅力と、普段の暮らしの延長線上にある気づきをお届けしたいと思います。

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