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【赤穂市】伊比都比売神社の10月の限定ご朱印がカッコイイ!通常ご朱印も季節感たっぷり

歌見フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

毎月ステキな限定ご朱印を頒布している赤穂御崎の伊和都比売神社ですが、「秋祭り」をテーマにした10月の限定ご朱印が、めちゃカッコイイんです。また、通常ご朱印も10~11月は、季節感あふれる銀杏入りで、こちらもワンポイントが効いています。伊和都比売神社の秋祭りは10月7日が宵宮、10月8日が本宮です。ぜひお祭りに行ってご朱印もいただいて来てはいかがでしょうか。

勝運のお宮・伊和都比売神社

鳥居を通して見る海と空が絶景のお宮・伊和都比売(いわつひめ)神社は、赤穂御崎にあります。
この神社は平安初期の国家の法制書である「延喜式」の神名帳にも記載されている由緒正しき古社。ご祭神は伊和都比売大神という女性の神様で、播磨国一宮の伊和大神の比売神(妻)とも言われていました。

赤穂御崎の突端にあることからもわかるように、航海安全や大漁を祈願して、古くから人々の信仰を集め、「御崎明神」といわれる赤穂民族の祖神様。
また、勝ち運の神様としても有名で、かつては日本海軍の勇将「東郷平八郎」元帥をはじめ、歴代連合艦隊司令長官の崇敬が厚く、艦隊を率いて参拝があったそうです。

この鳥居の額の字は「東郷平八郎」元帥のもの。こちらも見てほしいですね。
鳥居と青い空…私の大好きな景色の一つです。

10月の限定ご朱印は「秋祭り」をテーマにした一枚

10月限定ご朱印 初穂料800円
10月限定ご朱印 初穂料800円

伊和都比売神社で毎月頒布している限定ご朱印が人気で、10月は「秋祭り」をテーマにしたこの一枚です。カッコイイでしょう!頒布期間は10月31日までです。

毎回、赤穂御崎や境内に咲く花、景色などをモチーフに、いろいろなテーマで展開していますが、今回は、この神社の秋祭りの獅子と鼻高を描きました。
鼻高が左右に揺れながら御幣を振る姿、獅子が円を描きながら舞う時の勢いや力強さを、赤い円で表現しました。

「昨年は獅子のみのデザインでした。今年は「鼻高」(獅子後方)を絶対に入れたいと思っていたので入れられて良かったです」と権禰宜の木村聡さん。テーマの「播國殷賑(ばんこくいんしん)」は、「秋祭りが盛んな播磨国が一年一番盛り上がっているようす」の意で、木村さんの造語。

伊和都比売神社の秋祭りは、コロナ禍の2020年~2022年は神事のみだったので、従来の形で開催するのは4年ぶり。10月7日が宵宮、10月8日が本宮で、境内で獅子舞を見られるのは、10月8日の16:00、22:30頃の予定です。
「日中の町内舞も明るく衣装も頭もよく見えて迫力を感じられますが、最後の「宮入り」は時間帯も相まって素晴らしく見ていただきたいです。和太鼓と篝火の薪が爆ぜる音が胸に響き、心拍数を上げます」と木村さん。ぜひ見てみたいですね。

通常ご朱印も季節感たっぷり

通常ご朱印(10~11月)初穂料500円
通常ご朱印(10~11月)初穂料500円

通常ご朱印が10月~11月の2か月間、銀杏のイラスト入りになります。
季節感があってステキでしょう。
銀杏の色もグラデーションがあって、イイ感じ。
ぜひ限定ご朱印と一緒にゲットしたいですね。

9月にデビューした2種類の勝守り

勝守り 初穂料 各500円
勝守り 初穂料 各500円

勝運のお宮としてもお利益があるこの神社で、ずっと温めてきたお守りが9月にデビューしたので、こちらもご紹介しましょう。
ベージュと黒の2種類があってどちらもステキです。
ご利益は一緒ですが、それぞれのデザインには意味があります。

伊和都比売神社のある「御崎」は、海のそばにある村(旧名:新濱村)で、波によって削られた岩壁の上に育つ松がたくさんありました。ご祭神が今日まで見守ってきた御崎の風土であり歴史です。そこからの2種類「白茶(松模様)」と「黒(波模様)」です。

ベージュの地で松が描かれたの勝守りは「勝鬨を待つ(松)」。揺るがない精神で耐え忍び勝ちを掴み取る意味を込めたデザインです。地模様の「市松模様」にもご注目を。

黒色でオーロラ色の波が描かれた勝守りは「今まさに勝負の時」努力し挑戦する背中を、勢いある波が押してくれると意味を込めたデザインになっています。こちらの地模様は「青海波模様」なんですよ。

ベージュは「勝どきを待つ」、黒は「タイミングを見計らう」、意味も字体ももそれぞれ違うので、選ぶ楽しさもありますよね。

「このお守りは、明治時代、日露海戦前に大日本帝国海軍、東郷平八郎大将元帥が祈願に訪れ無事に戦勝、帰還されたというご由緒にあやかったご利益を授けられたもの。勝負事、スポーツや受験等の時はもちろん、物事に挑戦する背中を押し己自身に勝つ強さ、心願成就にお導きくださるお守りになります」と木村さん。
ひとりで両方、授与される方、ご夫婦やカップルで1つずつ持たれる方などもあって、どちらかが際立つわけではなく、どちらも同じくらい人気だそうです。
どちらもステキで、悩ましいですよね。

伊和都比売神社
住所:兵庫県赤穂市御崎2
電話番号:0791-42-3547
参拝時間:境内自由(社務所は9:00~12:00、13:00~16:00)
※対応不可の日はInstagramのハイライトに掲載
Instagramはこちら

フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

フリーダムな仕事人で、居住地・赤穂から、兵庫県を中心とした関西一円を飛び回っています。旅行が好き、旅先でおいしいものを食べるのが楽しみな食いしん坊です。手がけた「乙女の御朱印めぐり旅」シリーズ(共著)で紹介しきれない神社仏閣の魅力、女子目線でのグルメやショップ情報、イベント情報なども、赤穂・相生発でお届けできたら幸せです。

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