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【赤穂市】ギャラリー&カフェ「空のいろ」の作家ものの器とおいしいカフェメニューでまったり

歌見フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

手仕事の温かみが感じられる空間で、丁寧に作られたスイーツやドリンクをいただくと、ほっこりして幸せを感じるよね。「空のいろ」はそんな至福のお店。カフェを併設したギャラリーです。とってもステキな姉妹の店主さんとのお話も楽しく、ついつい時の経つのを忘れて長居してしまいます。

赤穂ICから近いのどかなエリアにあるギャラリー

「空のいろ」は、山陽自動車道赤穂ICから車で1分ほどの、国道250号沿いにあるお店。のどかな田園風景が広がるエリアに建つ一軒家のギャラリーです。

店主は、小山典子さん、二木尚子(なおこ)さん姉妹。お二人の実家からも近く、空き家になった親戚の家だった場所に、新築でギャラリーを建てた形です。

季節の移り代わりや一日の時間とともに、さまざまに変化していく”空のいろ”を楽しむように、いつも身近にあるものの美しさに感動できるようにとの思いがこもったギャラリー「空のいろ」がオープンしたのは2012年1月のこと。
2023年1月で丸11年、12年目を迎えます。

60人を超える作家の作品をセレクト

ドアを開けて入るとメインのギャラリースペースがあります。
企画展の時には、このスペースを中心に展示がありますが、通常時はいろいろな作家作品がステキに並べられています。

「もともと作家の器が好きで、いろいろなギャラリーに行って、作品を見るのが好きだったんです。当時、赤穂にはいろいろな作家作品を置くギャラリーがなかったので、自分たちのできる範囲でお店ができたらと思ったのがきっかけです。使う楽しさを知ってほしいと思ったんです」と、小山さんは当時を振り返ります。

陶器の器だけでなくガラスの器も並ぶ
陶器の器だけでなくガラスの器も並ぶ

温かみのある器もステキ
温かみのある器もステキ

今のところ、約50名の陶芸作家、8名のガラス作家、5名の木工作家のほか、播州織(tamaki niime、ASABANなど)、自然素材の洋服、革のバッグ、アクセサリーなどを取り扱っています。

アクセサリーはイヤリングやピアスが中心
アクセサリーはイヤリングやピアスが中心

カトラリーやコースターもキュート
カトラリーやコースターもキュート

ほら、どこを切り取っても絵になる感じ。
ステキでしょう。

作品は、クラフト展に行ったり、直接工房に行ったりして、一つひとつお二人が購入していいと思ったものをセレクトしています。作家さんに思いを伝えて、やっと「空のいろ」にお嫁入りしたものばかり。
「一つひとつに、思い入れがあってストーリーもあるんです」と。

空の色が見えるこのスペースもステキです。

カフェスペースもおしゃれで雰囲気抜群

店の一番西側にカフェスペースがあります。
テーブルもチェアもそれぞれ異なっていて、でもどれも店の雰囲気にステキにマッチしていて、心落ち着きます。

「自家焙煎ブレンドコーヒー」450円
「自家焙煎ブレンドコーヒー」450円

そんなステキな空間で楽しめるカフェメニューは、いろいろありますが、醍醐味は作家作品で飲んだり食べたりできること。作家物のよさを感じることができます。
このコーヒーカップは、こちらで定期的に個展を行う「ウエダキヨアキ」さんの作品。口当たりや持ち手など、使い勝手を実感できるのがいいですよね。
もちろん、コーヒーもおいしい。
自家焙煎していて、風味豊かで味わい深い。
コーヒーはほかに、「本日のおすすめコーヒー」500円があります。

こちらのカップもキュートでステキですよね。

「気まぐれプレート」600円、「甘酒ラテ」550円(11月~3月限定)
「気まぐれプレート」600円、「甘酒ラテ」550円(11月~3月限定)

スイーツでおすすめメニューは「気まぐれプレート」。
自家製プリン+自家製アイスクリーム2種、フルーツという内容です。
懐かしい味がする定番のカスタードプリンのアレンジバージョンで、アイスやフルーツは、季節によって変わります。

季節ごとのパフェも人気で、使うフルーツは実際に食べておいしい農園から直で仕入れているとのこと。
「イチゴや栗、イチジクは、農家さんの旬の時期に合わせて仕入れて、手作りしています」とスイーツを担当するスタッフの方。アイスクリームは、大葉、なし、リンゴなどラインナップは豊富です。

年10回開催する企画展が楽しみ

「空のいろ」といえば、ステキな企画展や個展といえるほど、多彩なイベントを開催しています。作家さんが在廊する展覧会、ワークショップをすることもあります。私も一度、アクセサリー作りのワークショップに参加したことがありますが、作家さんの人となりに触れることができたり、作品ができるまでの過程を知ることができたり、とても貴重な機会となりました。

イベントによって展示がガラリと変わるのも楽しみの一つ。
写真は「秋から冬へ 1dozenの洋服展」の展示です。ウールやカシミアの商品もズラリと並んでいます。

「来年は、企画展、個展を頑張っていきたいですね。作家さんにはいつも三年後の展覧会を見据えたお願いをしています。直接工房にご挨拶に行っているんですよ。作り手のストーリーが伝わるようなイベントにしたいです」と小山さん。

2024年のイベント予定は次の通り。

2月  絵かきやJUNカレンダー展
3月  春の企画展「それぞれのお茶時間」
4月  洋服展
5月  こけ玉とかごバッグ展
6月  中野由紀子個展
7月  木のうつわとアルミのうつわ
9月  秋の服
10月  yutanとコトミ 二人展
11月  陶展、ouchi-goto展
12月  鐸木ちえ展

このなかで、2月の「絵かきやJUNカレンダー展」は、毎年レギュラーで行っている展覧会です。

日程やイベント名、内容など詳細は、HPやInstagramでご確認ください。(変更がある場合もあり)

空のいろ
住所:兵庫県赤穂市新田938
電話番号:0791-25-1604
営業時間:11:00~17:00
定休日:日・月曜
HPはこちら
Instagramはこちら

フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

フリーダムな仕事人で、居住地・赤穂から、兵庫県を中心とした関西一円を飛び回っています。旅行が好き、旅先でおいしいものを食べるのが楽しみな食いしん坊です。手がけた「乙女の御朱印めぐり旅」シリーズ(共著)で紹介しきれない神社仏閣の魅力、女子目線でのグルメやショップ情報、イベント情報なども、赤穂・相生発でお届けできたら幸せです。

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