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東京・巣鴨にあるもう1つのお地蔵さま とても大きなお地蔵様にお参りし、運動不足を解消しよう!

わか子ライター

東京・巣鴨と言えば「おばぁちゃんの原宿」と言われ、シニア世代をターゲットにしたインタビューも多く撮影されている場所でもあります。今回は、巣鴨にあるもう1つのお地蔵様にお参りし、五街道の1つである中山道の街道を歩くウォーキングのコースをご紹介します。

江戸六地蔵 四番目

東京・巣鴨で有名なお地蔵さまと言えば、誰もが高岩寺にあるとげぬき地蔵なのですが、実はもう一体、有名なお地蔵様があります。それは、とげぬき地蔵がある高岩寺からわずか250mしか離れていない、巣鴨地藏通り商店街入り口近くにある真性寺にある、とても大きなお地蔵様です。

銅造地蔵菩薩 江戸六地藏四番目
銅造地蔵菩薩 江戸六地藏四番目

この地藏菩薩は京都の六地蔵に倣って、宝永3年(1706年)に造立を願って、人々の浄財を集めて建立された江戸六地蔵の1つです。正徳4年(1714年)の江戸時代中期に造立されており、2023年の309年も前です。

当時の江戸は人口が100万人をこえており、その半数は武士と言う城下町として発展していました。また、五街道が整備され、参勤交代で江戸から各地を結ぶ交通が発達し、五街道と水戸街道、千葉街道の江戸の入り口に置かれたのが江戸六地蔵です。巣鴨にある江戸六地蔵は4番目のお地蔵さまですが、巡拝するには3番目であり、お地蔵様の足元にある石碑には「六地蔵三番目」と書かれています。

江戸六地蔵のうち五体は現存していますが、千葉街道入り口になる富岡八幡宮(江東区)付近にあった六番目のお地蔵さまは、明治元年の神仏分離令により取り壊されています。

こちらの真性寺は、聖武天皇により行基菩薩が開いたと伝えられているので、700年代ごろの創建になるようですが、詳しい年代は不詳です。江戸時代、享保の改革を行い財政を復興させた8代将軍徳川吉宗がたびたび立ち寄ったと言われている由緒のあるお寺です。

真言宗のお寺であり、弘法大師像があります。
真言宗のお寺であり、弘法大師像があります。

【巣鴨】江戸六地蔵を楽しむウォーキングコース3選

せっかく休日に出かけるならば、お地蔵様にお参りしてからウォーキングをして日頃の運動不足を解消してはいかがでしょうか?巣鴨駅を出発して、短時間で歩ける5km、少し距離を頑張って7kmに挑戦、もっと頑張って10kmをこえるコースと3通りをご紹介します。自身の体力に合わせてご褒美ウォーキングを楽しみましょう!

1時間30分~2時間半:約5kmのコース

巣鴨駅を出発し巣鴨とげぬき地蔵商店街を抜けて板橋宿に至るコースです。板橋の名前の由来に納得しながら最後に縁切り榎に到着します。(縁切り榎の関連記事はこちら

帰りは都営三田線の板橋本町駅、バスでは大和町バス停(主な行き先:池袋駅、東武東上線ときわ台駅、高円寺駅、王寺駅、赤羽駅)があります。

2時間~3時間:約7kmのコース(日帰り温泉付き!)

上記の約5kmのコースを終了後、さらに先に進みます。大通りである環7通りを渡り国道17号に合流して北上し、約2kmを進んだ先に都内では珍しい現存する一里塚である志村の一里塚があります。

都内ではとても珍しい現存する志村の一里塚
都内ではとても珍しい現存する志村の一里塚

志村の一里塚を楽しんだら、その場が都営三田線の志村坂上駅なのですが、10分弱歩くと日帰り温泉施設である前野原温泉さやの湯処(外部リンク)がありますので、さっぱりと汗を流す事もできます。都内では珍しいうぐいす色の濁り湯源泉かけ流しを楽しめます。

前野原温泉 さやの湯処
前野原温泉 さやの湯処

巣鴨駅から板橋宿・縁切り榎までのコースの関連記事はこちら

5kmのコースの先のGooglemapはこちら(外部リンク)

4時間~5時間:約12kmのコース

たっぷり歩きたいという方には江戸東京日本橋を出発して板橋宿・縁切り榎までの約12kmのコースはいかがでしょうか?時速4kmで歩いたとすると約3時間のコースですが、名所・史跡が多く見られるので楽しみながら歩けるコースですので時間に余裕をもって歩かれると楽しいです。午前中に出発してランチを楽しむのも良いかもしれません。ゴールとなる板橋本町駅から1駅地下鉄にのって志村坂上駅までいき、上記の前野原温泉さやの湯処で日帰り温泉を楽しんでも良いですね。

日本橋から本郷三丁目の追分一里塚までの関連記事はこちら
本郷三丁目から、巣鴨駅まではそのまま国道17号を歩きます。

自分の体力に合わせた歩く旅を楽しんで、運動不足を解消しましょう!

ライター

東京都在住のおばさんです。子育てが落ち着いてきた頃より趣味で登山や街道歩き等を始めました。歩く旅は大変だというイメージがありますが、歩く事で解る楽しみもあります。実際に歩く旅をして、歩く旅の楽しさをお伝えしたいと思っています。

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